今年のGWは半年前から計画していた九州ドライブへ行ってきました。
8泊9日と人生最長の旅行。
しっかり準備を整えて、午前8時過ぎに自宅を出発。
~1日目~
初日は移動日。
自宅から山口県にあるビジネスホテルまで高速道路で直行。
渋滞も無くスイスイ走れました。
なので特筆する事も無く、明日の九州上陸に備えて早目に就寝。
~2日目~
天気は曇り。
午前6時半頃に山口県のホテルを出発して、人生初の関門橋を渡ります。
関門橋を渡り、福岡県に入ってから大分県方面へ南下しながら観光をする予定。
まず、最初に向かったのは「平尾台」
カルスト地形が広がる日本三大カルストの一つです。
以前DAEGで来た事があるのですが、どうやらその時はメインの観光スポットには行けていなかったらしい。
なので、今回はリベンジです。
道が目立たなさ過ぎて、一度通り過ぎてしまいましたが引き返して目的地へ!
道が狭いので運転には気を使いますが、文句無しの絶景でした。
カルスト地形を縫うような道は一度は走っておきたいです(*´∀`*)
晴れていればもっと良かったのですが、後々の天候を知っていればまだ恵まれている方なんですよね。
次に向かったのは「国東半島(くにさき)」
大分県の北東部にある丸い大きな半島です。
特に何かあるという訳では無いのですが、海沿いの道を走りたかったので半島をぐるっと回る様に走ります。
潮干狩りで賑わってます。
国東半島があまりにもあっさり通り過ぎてしまうので、何処か寄り道出来そうな所は無いかなと探してやってきたのが「小城観音展望公園」
ほとんど看板も無い上に狭い舗装林道を登って行くので場所が分かりづらいです。
しかし、展望台からの眺めはなかなか良好。
大分空港を見渡せるので、もし飛行機が来ていたらシャッターチャンスだったのですが、生憎その機会はありませんでした。
次の目的地は大分県別府市にある「血の池地獄」
しかし、到着するとすごい人でごった返していた上に車を停める場所も無かったので断念しました。
代わりに立ち寄ったのが「湯けむり展望台」
思ったより湯けむりは少ないです。
この日の観光はここでお終い。
この後は大分県のビジネスホテルに宿泊。
~3日目~
この日は朝から雨。
天気予報通りとは言えガッカリ・・・。
この日、最初に向かったのは福岡県の「由布岳」
DAEGで来た時はその絶景に興奮しましたが今回は・・・。
ご覧の様に霧で何も見えません。
雨が降っていたとしても展望台などからの景色は楽しめると思っていましたが、ここまでの濃霧となるとどうしようもありません。
気を取り直して次の目的地である「やまなみハイウェイ」へ。
ここは標高が低いせいか霧は出ていませんでした。
以前来た時は人が多かったこの場所も今日は独り占め。
この日は基本的に景色の良いドライブコースを走る日だったのですが、思い出すのは濃霧の峠道ばかり。
フォレスターを購入してから初めてリアフォグランプを活用しました。
最後に宮崎県の「高千穂峡」に寄りましたが、離れた所にある臨時駐車場まで車で一杯。
フォレスターを停める所が見つからないまま、どんどん目的地から離れてしまったので高千穂峡は断念する事にしました。
なんだか上手く行かない日でしたが、こんな事もあるでしょう。
宮崎県にあるホテルに宿泊して3日目は終了。
~4日目~
いろんなビジネスホテルに泊まった事がありますが、朝食を部屋まで運んでくれる所は初。
健康的な朝食でした。
この日、雨は降っていないものの湿度は少し高め。
そんな中、向かったのは宮崎県「青島神社」
「鬼の洗濯岩」なども有名。
遠目には人工物に見える不思議な光景が広がっていました。
神社も南国系の植物に囲まれているので不思議な気分になります。
青島神社の次は「日南フェニックスロード」を通って「都井岬」へ向かい予定でした、
しかし、現地に着いて初めて分かったのですが「日南フェニックスロード」は現在通行止め。
かなり長い期間規制されているようです。
迂回路の山道を通って「都井岬」へ向かいます。
都井岬と言えば「御崎馬・岬馬」と言う野生の在来種が生息している事が有名です。
しかし、この時すでに雨と霧で天候はなかり悪くなっていました。
400円を払って都井岬へのゲートを通過するも、こんな悪天候では馬なんて見られないのではと諦めムード。
しかし予想は外れ、あっさり対向車線側に発見。
写真を撮りたかったのですが止まれる場所が無かったので撮影は断念。
途中、カメラマークの付いた案内看板があったので脇道に逸れたのですが、その道は落石がゴロゴロしている狭い舗装林道でした。
落石自体は路肩に集められていましたが、パンクするんじゃないかとヒヤヒヤしました。
どこで引き返そうかなと考えていると突然、お目当ての岬馬を3頭発見!
写ってはいませんが少し離れた所にもう一頭います。
道が狭いのでどうしても馬のすぐ脇を通る必要があったのですが、車で近づいてもまったく慌てる素振りを見せませんでした。
慣れてるんでしょうか。
もしかしたら1頭も岬馬が見られない事も覚悟していましたが、結局5頭の岬馬を見る事が出来ました。
途中で引き返さなくて良かった(*´∀`*)
林道から本線に復帰して岬の先端にある灯台へ向かいましたが、手前の駐車場の時点でこの状態。
濃霧で何も見えません。
傘をさしていても横から雨が降りかかるので、早々に車内へ退避。
都井岬を後にしました。
次の目的地は鹿児島県の「桜島」
今回の九州ドライブでは割と楽しみにしていた場所でしたが、こちらも山は雲で覆われ真っ白。
それでも、せっかく来たので桜島へ上陸!
ここでは「湯之平展望所」へ向かいます。
この展望所は「湯之平展望所は桜島の北岳の4合目に位置する、一般の人が立ち入ることのできる最高地点。」だそうです。
雨でぐしょぐしょですが、この黒い物はおそらく火山灰!
初めて見ました。
そして、展望所からの眺めはこちら。
どうせここも真っ白で何も見えないと思っていたのでこの光景は予想外。
足元の火山灰ばかり見ていたので、顔をあげると山が見えた時はちょっと驚きました。
噴煙を上げる姿が見たかったのですが、もうこの状態でも見れただけ運が良かったと思うべきでしょう。
桜島をぐるっと一周した後は、鹿児島県霧島市のホテルに宿泊。
4日目はこれで終了。
~5日目~
今日も雨。
この日は鹿児島県の西側を通って熊本県へ北上します。
最初の目的地は「川内原子力発電所展示館」
前日、ツーリングマップルを眺めていたら偶然発見したので、下調べもまったくしていませんでした。
入場無料は無料。
休館日は年末年始。
開館時間直後に入館したのですが自分は3組目でした。
最初は堅い感じの展示物が多いのかと思っていたのですが、体感型の模型なども多多いので小さいお子さんでも楽しめるかもしれません。
厚さ110cmもある原子炉の隔壁模型を通り
高さ約12mもある原寸大の原子炉模型が目の前に現れます。
ウラン鉱石!?
ボタンを押すと照明が落ちて、ぼんやりと鉱石の一部が光ります。
何も知らなければ持って帰りたくなる綺麗さでした。
エネルギー換算てんびん
1グラムのウラン燃料と2000リットルの石油が釣り合うようです。
この展示館、無料なのが不思議なくらい展示物が凝っていました。
記念品としてタオルやボールペンをゲット。
アンケート用紙を提出するとさらに粗品が貰えました。
「川内原子力発電所展示館」ちょっとオススメです。
展示館の次は鹿児島県の北西部にある「長島」へ行きました。
「ぐるっとフラワーロード」と言う海岸線沿いの道を走ったのですが、晴れてないのが勿体なく思える絶景スポット。
この日は熊本県にあるホテルに宿泊。
~6日目~
ついに待ちに待った晴れ予報の日がやって来ました!
久々の太陽。テンションも上がってきます(*´∀`*)
この日は九州ドライブのメインである「阿蘇山」に向かいます。
過去2回、阿蘇山を目指した事があるのですが噴火と地震で断念しています。
所々、未だに地震の爪痕が残っている道を走り、阿蘇山の火口を目指していたのですが・・・。
また霧かぁ。
米塚も良く見えません。
標高が高くなるにしたがって、どんどん霧が濃くなってきました。
今までで一番視界の悪い濃霧に遭遇。
火口付近は先日の噴火の為、立入禁止。
火口へ向かうロープウェイや有料道路は利用できません。
それらの施設があるのですが、霧でさっぱり見えませんね。
天気予報自体は晴れなので、待っていれば霧も晴れるだろうと思い駐車場で仮眠。
待つこと1時間。
ようやく念願の青空と阿蘇山を拝む事が出来ました!
今思うと噴火してる阿蘇山しか見た事が無いです。
霧も晴れたので「阿蘇パノラマライン」を走り回りました。
阿蘇パノラマラインからの眺めは最高でした(*´∀`*)
もっと空気住んでいてくれたら熊本の街並みも良く見えたのですが、今は晴れてくれただけで有難い。
せっかくなので阿蘇山から離れて大観峰周辺も走ってきました。
大観峰へ向かう道は大渋滞だったので一部区間しか走れませんでしたが、それでもやっぱりここは最高のドライブ・ツーリングコースです。
ここまで天気に恵まれてこなかった事もあり、この日は非常に満足度の高いドライブでした。
佐賀県のビジネスホテルに宿泊。
~7日目~
この日も晴れ!
佐賀県は特に観光する事も無く長崎県へ。
本日最初の目的地は「諫早(いやはや)湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)」
有明海の西岸にある「諫早湾」を突っ切る約8kmの直線道路です。
有明海の霞み具合が凄いのですが、それでも快晴の中でこの道を走れたのは幸運でした。
堤防道路の中央付近には休憩所と展望台代わりの歩道橋があります。
堤防道路を渡り、雲仙市に入ります。
ここでの目的地は「雲仙普賢岳」
周辺には「島原まゆやまロード」や「雲仙仁田峠循環道路(有料)」があるのでそこを走ってきました。
「島原まゆやまロード」からの景色。
火砕流の跡でしょうか。
大きな岩がゴロゴロしていました。
「雲仙仁田峠循環道路」は一方通行。
道は狭くてブラインドコーナーばかりですが、対向車が来ないと非常に安心して運転出来ますね。
仁田峠からの景色。
有明海の霞み具合が分かるかと思います。
雲仙岳を堪能した後はツーリングマップルに載っていた面白そうな道へ。
長崎県にあるホテルに宿泊。
~8日目~
九州での観光が出来るのはこの日が最後。
晴れてくれました!
この日は長崎県の北西部を周ります。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを彷彿とさせる「平戸大橋」
「フルハウス」のオープニングを思い出します。
平戸大橋を渡り「川内峠」へ。
ここだけ急に木々が無くなるので非常に眺めが良くなります。
ピクニックには最適!
ハチとバッタの多さに目を瞑ればの話ですが。
次は「生月橋」を渡ります。
鉄筋の密度がすごいですね。
生月島には「大ばえ灯台」に至る道が絶景スポット。
棚田もちょこちょこあるんですよね。
生月島の北端。
「大バエ灯台」です。
灯台の展望台からの景色。
長崎県の大分隅っこまで来ました。
この時点で午前10時。
まだまだ時間はあるように思えますが、ここから福岡県のビジネスホテルまで移動しなければいけません。
240km以上あるので、渋滞がひどくなる前に動いておきたい。
この日はかなりあっさりしたドライブですが、天気が良くて人も少なかったのでのんびり出来ました。
福岡県にビジネスホテルで宿泊。
~9日目~
九州ドライブ最終日。
時刻は午前2時45分。
Uターンラッシュを避ける為に深夜にチェックアウト。
ここから自宅まで高速道路での移動になるので観光は出来ません。
予想通り、深夜の高速はガラガラで非常に走りやすい。
アイサイトのツーリングアシスト機能をフル活用して走ったので楽々♪
福岡県を出発して約6時間。
475kmありましたがトイレ休憩を1度挟んだだけで自宅に到着。
こうして8泊9日の九州ドライブは何のトラブルも無く終える事が出来ました。
総走行距離-2883km
大体のルート
九州を福岡県・大分県・宮崎県・鹿児島県・熊本県・佐賀県・長崎県と時計回りに走りましたが、半分は雨と濃霧の記憶ばかり。
それでも、楽しみにしていた熊本県の阿蘇山からは晴れてくれました。
天気が悪くてリベンジしたい所も多く残ってしまいましたが、それでもたくさん走ったので暫くは何処にも行かなくて良いかな。
長くなりましたが最後にお気に入りの写真を2枚。
「阿蘇パノラマライン」
「雲仙多良シーライン」