
ちょっとだけ林道を走って来ようと思い、走り慣れた場所へ行って来ました。
以前、行った時は雪で道が塞がれていて、すぐに引き返したので今年二度目のチャレンジ。
今回は雪が無いだけじゃなく、落石や枝も処理されていて非常に走りやすい道になっていました。
しかし、どんどん林道を上って行くと急に雪で真っ白に。

正面が本線で右のガードレールが支線。
丁字路になる広めの場所ですがシエラの轍を見ると雪は20cmほどの高さになります。
そこから更に10cmほど掘れるので深い所だと30cm程度の雪が残っているようでした。
この時点でもう進めなくなっていますが、約20m先の支線には雪が無いので少しだけスノアタっぽい事に挑戦。
何度も前進と後退を繰り返して何とか支線側へ到着。
しかし、問題はここからでした。
本線へ戻ろうとしましたがあと数mが進めない。
ほんの少しの上り勾配とデフガードがギリギリ接触する程度の積雪に阻まれて後退しか出来なくなってしまいました。
一応、こうなる事を見越してアンカーになりそうな木は選定済み。
ただ、正面方向ではなく手前の川側に生えている木なので、普通に引っ張ると横を向いて川へ向かう事になります。
思っていた以上に手前で進めなくなり困りましたが、車載していた折り畳み式のスコップで邪魔な雪を取り除く事で少しずつ前へ進めるようになりました。
このままスコップだけで抜け出せそうな気もしましたが、時間も体力も消費した挙句に後退も出来なくなると大変。
良い感じに本線側へ近づいたので、なるべく雪を掘らずに済むウィンチでのセルフレスキューに移行。
片巻きになるのでウィンチドラムに巻かれるロープはなるべき出してから作業をしました。

実際にウィンチを巻き始めると、拍子抜けするぐらい簡単に脱出成功。
タイヤが雪に埋まっている状況ではないので、抵抗が少なかったのかもしれません。
ただ、この程度の状態でもタイヤを回すと雪を掘り返すばかりです。
脱出後の写真ですが轍の一部に地面が見えている所があります。
ウィンチで引っ張らないとこうなってしまいます。

ウィンチが「第五の駆動」と言われるのも納得。
今回大活躍したウィンチですが、アンカーにした木には延長ロープ無しでは届きませんでした。
・ツリートランクプロテクター
・ソフトシャックル
・タイガーシャックル×2
・延長ロープ

倒木処理でもこの辺の道具は使用頻度が高いです。
そして、持ってて良かったスコップ。
延ばしても80cm程度ですが、これが無かったらラダーで雪かきをする事になっていました。
初めてまともに使いましたが、ウィンチを除けば今日のMVPです。
無事、本線にも復帰して道具も忘れず回収して帰宅。
倒木処理には使った事のあるウィンチを初めて車の牽引に使用しました。
非常に高価な道具ですが、やっぱり頼りになります。
そして、雪が想像以上に厄介だと言う事も身をもって体感しました。
今まで雪深い場所は無理せず早目に引き返していたので困る事はありませんでしたが、むしろそれが丁度良い引き際だったのかもしれません。
今回、距離にして約20m程度の距離を往復するだけで1時間近くもかかりました。
いざとなれば助けも呼べる良く知った林道だったので今回は頑張ってスノアタっぽい事をしてみました。
危険な場所でも無かったので、怪我や事故も無く良い経験値が得られたと思います。
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ジムニー遊び | 日記
Posted at
2024/03/18 00:15:46