フリートウッド・マック。
どういうわけか最近知って「これはスゴイわ」となり、CDを揃える。
フリートウッド・マックは1967年にイギリスで結成され、活動は現在に及ぶ。
当初、ブルース・ロックのバンドだったが、1970年代半ば、Vo.にリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスを迎え、男女デュオのVo.を特徴とするポップ・ロック路線になり全盛期を迎える。
特に女性Vo.のスティーヴィー・ニックスは華奢でかわいらしい容姿から力強いヴォイスを放つ稀有な存在。
世界的にかなり知名度が高く、ロックバンドとしての実績もトップクラスであるフリートウッド・マックを、どうして洋楽ロックを30年以上それなりに聴いてる私が今まで全く知らなかったかというと、ひとつは実績を維持しつつも1980年代以降、フリートウッド・マックはメンバーがソロ活動をするなどして活動が鈍化していること。
ただこれは他のバンドにもよくあることだし、1980年代にはすでに解散してるバンドをしばしば聴いてるのはどうなんだ、となってしまうので要因のひとつに過ぎない。
もうひとつは最も音楽を漁っていた時期である1990年代の高校・大学時代、もっぱら情報を得る媒体を『BURRN!』『ミュージック・ライフ』に頼っていたこと。
『BURRN!』はHR/HM雑誌だし『ミュージック・ライフ』はもともと売り出し中の若手をプッシュする宣伝誌の要素が強く(当時ほとんどオアシス、ブラーなどブリット・ポップに紙面を割いていた)、ポップロック・ソフトロックで当時すでに大御所となっていたフリートウッド・マックは絶妙に目に触れる機会がなかった。
そしてさらに「布教活動」から漏れていた。
「布教活動」ってなんだっていうと、高校・大学時代に限って言えば、べつに仲悪くもないけどたいして仲がいいわけでもないヤツの「これイイよ。CD貸してあげる」(最近の学生はもう媒体がCDじゃないんだろうけど)ムーブが必ずあったのである。
なにしろ信者による「布教活動」だからこちらの好みなど知ってる上でおかまいなしに別ジャンルを推してくる。
この「布教活動」は意外と侮れず、しばしば意外な角度からふだん聴かないジャンルの貴重な情報が手に入ってたんだが、…これからもフリートウッド・マックはどういうわけか漏れていた。
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Posted at
2023/08/04 06:08:18