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◇画太郎◇のブログ一覧

2016年01月16日 イイね!

すぎむらしんいち/右向け左!

すぎむらしんいち/右向け左!今でこそ自衛隊の社会的評価って上がってますけど、発足当時からずーっと長い間、自衛隊って白い目で見られたり軽視されたりしてきたんですよ。
マスコミなどの社会的風潮が反アメリカを基調とするリベラルが主流だったり、経済が好調で過酷な自衛隊が人手不足、誰も自衛隊なんか入りたがらず「兄さん、いい体してるねえ」と街角にスカウトがいたりなんかして、自衛隊員は自然とバカにされる風潮が強かったんです。
転機のひとつは自衛隊が災害支援・復興に積極的にかかわりだして、その能力が非常に高いことが一般に認知されてきたこと、もうひとつは東アジア情勢が緊張しだして自衛隊の重要性が認識され始めたことだと思いますが…、でもながいあいだ自衛隊って日陰者だったんです。

この漫画が描かれたのはバブルの頃、日本経済は頂点に達し、若い人は毎夜ディスコに繰り出し、高級車を乗り回し、女の子と遊び…、そうしたなか自衛隊にわざわざ入隊してくるのはワケアリの人たち。
主人公の坂田二士はヤクザまがいの先輩の女に手を出し、慰謝料300万を2年で返すため自衛隊に入れられます。衣食住はタダ同然だから給料は全部その先輩に持っていかれるんですよ。
周りを見渡せば新隊員は皆、何かしらの事情を抱えたものばかり。若い人が苦労もせずに大金を手にして遊びまわってる時代にわざわざ過酷で薄給、自由が束縛される自衛隊に入って来る人なんてそんなにいないんですよ。

坂田二士を始め一生懸命に生きてるのにどうにもならない事情を抱え、それでも頑張っていくしかないんですが…、坂田二士はヤクザまがいの先輩に言いがかりをつけられ2年で300万払うところをもう2年、4年で600万払うことになってしまいます。このままでは一生先輩の奴隷。坂田二士は心を壊してしまいます。

最後、富士演習場で自衛隊VSヤクザの大規模な衝突、坂田二士と先輩との対決、そして怖かった先輩をなき者にする…、ただ、だんだん読んでて「アレ?」となってくるんですよ。今まで徹底して自衛隊のリアリズムだったのに荒唐無稽すぎる。垣間見えてた不自然さがどんどん増していったとき、ああ、これは心を壊した坂田二士の空想の世界なんだ、と気づかされます。
ページをさかのぼってめくっていって、ああ、ここからが坂田二士の空想の世界だったんだと。どうにもならない現実はなにも変わっていなかったんですよ。
『未来世紀ブラジル』って映画があって、その展開のオマージュだと思うんですが。



バブルの頃って僕は中学生だったからよく知らないですけどね。バブルの頃に描かれたこの漫画読んでると、要領の良い奸物がのさばって周りにちやほやされ、そのいっぽうでいくら地道にがんばっても誰も見ていない、評価されない日陰者がいたりして。あんまり良い時代でもなかったんじゃないかなぁと。わからないですけどね。
Posted at 2016/01/16 09:00:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2015年09月05日 イイね!

新沢基栄/ハイスクール!奇面組

新沢基栄/ハイスクール!奇面組小学生の頃大好きでしたね。
ちょうどジャンプ全盛期でキン肉マン、北斗の拳、キャプテン翼、聖闘士星矢、ドラゴンボールが同じ時期でやってた頃で、今思うとすごいラインナップでやってた時期あったんだなと思いますが。
ギャグ漫画なんですが、けっこうマジメ感というか清潔感があって、当時の下品なジャンプの中で、かなり異彩を放ってたと思います。



ラストが秀逸なんですが、この終わり方は当時、というかかなり長い間ファンの間で物議をかもし、結果、後に加筆修正が行われました。
ただ加筆修正を行う前のほうが明らかに良いラストでしたね。
ラストでありながら始まりの可能性に対する期待と不安と言いますか。
どこかふと架空の世界から現実に引き戻す効果とかいろいろ考えられていて、それをどう捉えるかは読者に委ねられてたと思うんですよね。



で、自分が高校生になったらこんなに楽しいのかなと思ってたら、だいたいこんな感じでクソつまんないというか、はっきり言ってどうしようもなかったですね。
現実こんなもん、と思いたいところですが、今住んでるとこの近所の高校は見てる感じわりと楽しそうにやってるので、やっぱりウチの高校が特別変だったんだと思います。



だいぶ経ってからリバイバルブームに乗って新しいのが出たんですが、当時の読者が今20~30代というのも意識していて、これはおもしろかったです。
ちなみにさらにこのあと、フラッシュ!奇面組というのが出るんですが、アレは闇歴史です。

ところで作中、この作者って貧乏生活とか社会不適合ぶりが垣間見え、今頃だいじょうぶか、と思ってたんですが、たまたま仕事柄知り得た情報によると、のちのちけっこういい場所におそらくキャッシュで家を新築できるくらいには稼いでたようです。
てのは他の人は知らないだろうな、と思ってたんですが、ネットではとっくに周知されてて、マニアとかネット民ってのはスゲーなー、これじゃ佐野研二郎のパクリなんか朝飯前に見つけちゃうよねー、と思いました。
Posted at 2015/09/05 22:35:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2015年07月06日 イイね!

諸星大二郎/マッドメン

諸星大二郎/マッドメン寺社仏閣巡りは好きでして、行けば願掛けはします。
まぁなんとなくですけどね。
ほとんどの人はそうなんじゃないですかね。
本気で祭神がなにで、とわかってて、心から信心してる人は、いるんでしょうけど、少数なんじゃないですかね。
そんななので、たいして信仰もないのに都合よく、ずいぶん虫のいいこと願掛けしてたりして。
かといって、そこまで本気で願いよ叶え!というわけでもなく、けっこうメカニカルというかタスクな感じで、それやってますよね。

…でも、昔からそういうメンタリティで人々が寺社仏閣を訪れていたわけではなくて、もともとはわりと本気で祭神の存在を信じてたわけですよね。
じゃないと、そもそも寺社を造らない。そして永きにわたって祭神、それに自然の聖霊をごく自然に、当然存在するものとして日々の生活を送っていたわけですよね。
ただ、科学の発展とともに、しだいにその生活は失われていく。神も精霊も人々の心から消え、いや消えてはいないんですけど、変容していったわけですよ。

人間の生活を支えるのは神や精霊ではなくなった。特に戦後、急速に日本が発展を遂げるなか、科学の恩恵による輝かしい未来がある、と人々は狂騒し、実際に恩恵を受けていった。
しかしその一方で、「なにかオレたち、とんでもないことやってんじゃないか」って不安もあったわけですよ。
別の漫画の話ですけど、松本零士の「銀河鉄道999」って、人間がついに自分の体まで機械化するのがあたりまえになって、それで主人公が機械の体をもらいに旅するわけですけど、最後の最後でちゃぶ台をひっくり返して、人間の体であることを選ぶんですよね。
幸せは実はすぐそばにあったことに気づくまでの長い旅だったわけで、だからあの人の名前はメーテル。
なんでこんな変な名前してるんだ、ってずっと疑問だったんですけど、「青い鳥」のメーテルリンクですよね。
してみると、最初から科学技術礼賛の話ではなく、松本零士の中では、旅の初めにはもうこの終わりが用意されていたわけで。





ニューギニアの奥地で神と精霊を何千年と崇拝し、生活してた人たちにも、ついに異教、キリスト教が侵入してきます。それとともに、科学技術がもたらされていく。
そして彼らは、その恩恵に浴する一方で、やはり何かを失っていく…。

ひとつはそういう側面のお話ですが、もうひとつはそれに反してニューギニアの少年が、精霊に守られ、日本の少女とともに、過去の神話をなぞることによって、人々の神・女神になっていく。
すると人々は、神・女神に自らの欲望の成就を願い始める。
神話は女神の最終的な死によって完成され、そこで人々の欲望は成就されるが、少年はそれを拒み、少女とともに密林へ消えていく…。
してみると、最初の寺社仏閣の願掛けもそうですが、結局、信仰というのも人間様の欲望をかなえる、人間様の都合の産物なのかもなー、と思ったり。
Posted at 2015/07/06 23:56:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2015年05月07日 イイね!

永井豪/デビルマン

永井豪/デビルマン「デビルマン」(漫画のほうね)がなければ、「ラストハルマゲドン」、「女神転生」、「寄生獣」、「エヴァンゲリオン」は存在しなかったわけで、1970年代前半に描かれたこの漫画のオマージュがどうして20年の時を経た1990年代前半に集中したのかは興味深いところではあります。

わりと似たようなことは以前に泉鏡花「夜叉ヶ池」「天守物語」のときにUPしてまして、主人公は人間と怪異との境界上に身を置くけれども、つまるところその怪異の姿というのは人間の倫理の姿を映す鏡で、結局は人間の在りかたを俯瞰して描いた物語でしょう、ということ。

もうひとつ、正義とは何か、という話で、これも以前に三島由紀夫「美しい星」「潮騒」でUPしていて、世の中に正義というものは明らかにあるんだけど、なぜか人が正義を声高に叫びだすと非常に胡散臭く危険で、正義とはかけ離れたものになってしまうということ。







人間VS悪魔の戦いが、人間同士の心に疑心暗鬼を生じ(それこそが悪魔の所業なのですが)、ついに悪魔が手を下さずとも人間同士で争うようになり、人間が滅びてゆく。
そんなにリアリティのない話ではないんですよ。昔から人間の歴史上常にそれは起きてきたし、現在も連綿として続いている。
主人公はついに「人間を救う価値などない」という考えに到ります。しかし「自分が愛する人」のためになお戦おうとします。ところが…。
今現在も世界で日本で悲惨というのは起きていて、ニュースで報道もされるし、人々もネットなりリアルなりで語る。でもそこには不思議とリアリティがないんですよ。報道されればされるほど、語れば語るほど、リアリティからかけ離れていく不思議。
なぜかというと人間は人間全体の悲惨には案外冷淡なんですよ。でもその悲惨を自分が愛してる人の身に置き換えたら、とたんに身を切られる痛みとなる。ようやくその悲惨をリアルに想像、共有することができる。
証拠に、デビルマンを読んだ人、どこか遠くで起きてる現実の悲惨より、この物語のほうが心が痛んだのではないですか?

White Zombie - More Human Than Human
Posted at 2015/05/07 07:19:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2015年01月02日 イイね!

Axis Powers ヘタリア

首の寝違えと軽い風邪で、完全な寝正月です。
2日間で歩いて5分のコンビニに1回行っただけであと、一度も外に出ていません。
かつてこれほど不健康な正月を迎えたことがあるだろうか。いや、ない。
でも意外と世間を一切忘れてスゴイ休んでる実感があって、そんなに悪くない気もいたします。



ヘタリアになぜかハマる。
bump of chickenの曲にはまっただけなんで、まぁ遊びなんであまりかたいこと言わない。



ヘタリアってよくわからんが、国を擬人化したものです。
まぁその戦争はイクナイ。
Posted at 2015/01/02 23:05:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味

プロフィール

「元・X JAPANのHide、マリリン・マンソンが少し影響を受けている。
1stアルバム・ジャケットの仮面はH・R・ギーガーがデザインしている。」
何シテル?   01/20 10:51
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
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