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◇画太郎◇のブログ一覧

2024年05月09日 イイね!

『燃えよドラゴン』

『燃えよドラゴン』「Don't think. Feel!(考えるな。感じろ!)」

1973年公開、ブルース・リー主演の香港映画。
公開直前にブルース・リーが32歳で急死したが、映画は世界中でヒットした。
ブルース・リーは截拳道(ジークンドー)を創始した武術家だが、截拳道は多くの東洋武術がそうであるように哲学としての側面もあり、実際ブルース・リーは大学で哲学を専攻している。
当時、文明が発展し、物質的なもの、人工的なもの、先進的なもの、巨大なものを人々が追い求めるアンチテーゼとして、己の肉体・精神のみで世界に自分自身を表現する手段を提示し、多くの人にインパクトを与えた。
ブルース・リー以降、カンフー映画は洋の東西を超え流行し、彼がおこなった肉体アクションの美学は現在に至るまで定着する。
Posted at 2024/05/09 03:37:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年04月28日 イイね!

『安寿と厨子王丸』

『安寿と厨子王丸』1961年、東映動画制作のアニメーション映画。
東映創立10周年を記念して製作された。
現在でこそ日本のお家芸とされるアニメだが、この時点では日本国内でもまだそれほど市民権を得ていない状況。

平安時代末期より伝わる「安寿と厨子王丸」の悲劇的物語を純日本的色彩で描く試みをしている。
讒言によって父が流刑に遭い、安寿と厨子王丸の姉弟は母とともに父を追って旅に出るが、人買いにだまされ、母と姉弟は生き別れになり、姉弟は山椒大夫という長者に売られてしまう。
労役のあまりの辛さに姉の安寿は厨子王丸を逃がすが、自分は山椒大夫のもとにとどまる。
年月を経て立派に成長した厨子王丸は、のちに山椒大夫のもとを訪れるが…。

ただ「安寿と厨子王丸」の物語は大人が観ると涙ちょちょぎれる感じだが、誤解を恐れずにいえば子供というのは基本的にバカで下品なのが好きなので、本来観てほしいであろう子供が観るとどうもピンとこないんじゃないかという気がしないでもない。
Posted at 2024/04/28 22:49:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年04月14日 イイね!

『ローマの休日』

『ローマの休日』イタリアのローマを親善訪問した某国の王女が滞在先から抜け出し、市内で出会った新聞記者と1日だけの恋に落ちる物語。

パラマウント映画製作で当初『素晴らしき哉、人生!』などで実績の高い監督フランク・キャプラが企画した内容だったが、低予算のため出演者とギャラの折り合いがとれず、いったん投げ出した。
その後、のちに大作『ベン・ハー』でアカデミー賞を総なめにする監督ウィリアム・ワイラーが企画を引き継ぐが、奇跡的に大物俳優、グレゴリー・ペックとの交渉が成立。
集客力の高いグレゴリー・ペックの新聞記者役が決まった時点で、王女役に関しては大物女優にこだわらなくてもよい状況になる。
…このときロンドンで見いだされたのが、当時ほぼ無名のオードリー・ヘップバーンだった。

さて私は40代のオヤジだが、ちょっとこれ10代とか20代の若い頃に観たら時代を超えて純粋かつ単純に胸ときめかせて楽しめると思うんだけど、あるいはおじさんでも少年のような心を持ったピュアなおじさんなら楽しめると思うんだけど、すでに心の薄汚れた私がひさしぶりに観ると「これは…現実感がなさすぎるんじゃないか…」という印象を持ってしまった。
「もともと現実的じゃない物語なんじゃないか」っていわれると、そういうことじゃなくてオードリー・ヘップバーンの存在がもう「こんなん人類史上の奇跡だわ」と思ってしまって現実感がないのよ。
五角形とか六角形で女優を各方面から5点満点で採点するグラフとかあったらオール5とかじゃなくて枠をはみ出して全方位的に6とか7になっちゃう感じなのよ。
オードリー・ヘップバーンだけで映画全体を支配しちゃってる感じ。
公開された1953年、この年のアカデミー賞最優秀女優賞をオードリー・ヘップバーンが獲得するが「そらまあそうなるわね」と。
制作会社は映画の完成後、グレゴリー・ペックの後にオードリー・ヘップバーンのクレジットを置いたが、グレゴリー・ペックから「俺と同列で表記しとかないとあとでまずいことになるよ」と忠告を受けて訂正した。
監督のウィリアム・ワイラーと出演陣はすでに無名のオードリー・ヘップバーンがすぐにスターダムを駆け上がることを予見していた。
こののち、グレゴリー・ペックはオードリー・ヘップバーンにとって終生良き理解者であり続ける。

…オードリー・ヘップバーンは女優として1950~1960年代に一時代を築いたが、1970年代以降はユニセフの親善大使を務め、紛争地域に足しげく出向き、映画にはほとんど出演しなくなる。
これは自身の幼少時、オランダでナチスドイツの侵攻とユダヤ人の強制連行を目の当たりにしていたことが原体験にあるためといわれている。
Posted at 2024/04/14 23:40:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年03月15日 イイね!

『AKIRA』

『AKIRA』1988年、大友克洋が自身の漫画を原作としたアニメーション映画の監督になる。
当時バブル期だったこともあり、巨額の予算ととんでもない人海戦術をもって3年という製作期間で完成させた。
制作費は10億円とされるが、当時は『AKIRA』以外にも同程度かそれ以上の予算をかけたアニメ映画がちらほらあった。

現在にいたるまでアニメーション映画の最高峰で孤高の存在と言える。
基本的にそれまでのどのアニメにも似てないし『AKIRA』以降もこれに似たアニメというのは存在しない。
クオリティの面でもこれ以上のものを創るというのは今後不可能な気がする。

似たものがないという点では、たとえば主人公の金田が乗るバイクはこの映画のひとつのアイコンだが、それまでにこういうバイクのデザインというのが存在していない。そして現在に至っても模倣自体がされていない。
芸能山城組による音楽にしても『AKIRA』以前、以後でこういうものを映画音楽に採用した例が存在していない。
さらに大友克洋自身が後年アニメ映画を製作しても『AKIRA』の世界観からはかけ離れたものしかできあがってこない。

おおざっぱな内容で言えば「サイバーパンク」「ディストピア」を扱った作品群のひとつで、細かいことを言えば、りんたろう監督の『幻魔大戦』以降の流れだろうというのはあるんだが、時間軸として1980年代後半に忽然と『AKIRA』という作品が現れて、現在に至るまで依然ぽつんと他との関係性をもたないところに存在し続けている感がある。

Posted at 2024/03/15 07:27:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年03月14日 イイね!

『借りぐらしのアリエッティ』

『借りぐらしのアリエッティ』2010年・スタジオジブリによる映画。
なんとなく地味な印象だが、意外にもスタジオジブリ作品のなかでは興行成績は上位に位置する。
監督は生え抜きの若手、米林宏昌。
スタジオジブリは宮崎駿・高畑勲の後継者不在で、外部から実力者を招聘してもだいたい宮崎駿と衝突して降板する。
そんななか若手育成方針中だったスタジオジブリで米林宏昌がするするっと出てきてこの作品の監督をするが、米林は数年後『思い出のマーニー』の監督を務めたのち退社する。

当時スタジオジブリはじめ日本のアニメが国際化するなか、当初から海外での公開を意識した内容という印象を受けるが、実際に『借りぐらしのアリエッティ』は海外での興行成績がジブリ作品のなかでは高い。

イギリスの作家、メアリー・ノートンの著書『床下の小人たち』を原作として、翻案・脚色された作品であり、人間の屋敷でものを借りながら隠れ暮らす小人の一家や、小人の少女アリエッティと人間の少年翔の交流を描く。

私個人的には職業柄、労災が気になるせいか、アリエッティと翔の交流がこの作品の見どころなのは重々承知だが、ハルさんというお手伝いのやばいBBAが余計なことして小人たちの生活を危険にさらすのが神経に障ってしゃあない。
Posted at 2024/03/14 07:39:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「自動二輪AT限定→限定解除する。
昨年くらいから教習車がCB400SFからNX400(アドベンチャーバイク)に代わっていて正直とまどう。
先入観なければNX400のほうが2気筒で出足のトルクがあるため楽っぽい。」
何シテル?   11/08 18:44
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
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