
唐突になんだ、という気がしますが。
来月に父方の叔母の三回忌なんですが、ちょっと迷った末に出席しないことにしました。
父方の親類の集まりはどうも気詰まりでいけない。
母方のほうは、広島・因島の村上水軍の末裔で、村上姓なので、こちらは出自がわかりやすい…、と最近まで思ってたんですが、よくよく聞くと、因島で村上姓だったら必ずしも村上水軍というわけでもないらしく、「たぶんそうでしょ」くらいな感じで、たいして興味がなく厳密に気にしたこともないらしい。
これが父方のほうになると、根本的にわからなくなる。
なぜなら祖父が幼少時に養子に出され、その時に姓が変わっているためで…。
熊本で代々医者の家系だった、くらいのことしかわからない。
ただ、祖父は僕が物心ついたときには亡くなっていたのだが、東京帝国大学医学部出身で、陸軍中佐、満州で陸軍病院院長までなっているので、なにしろ秀才だったらしい。
ところが終戦後、大きな病院に勤めるのかと思ったら、早々と地元の熊本・玉名郡の片田舎で開業医になってしまう。
ここから先は、たまたま何かの広報誌で祖父が取り上げられてるので、わりと詳細にわかるのだが、とにかく無口で無愛想な人物で、地元の子供たちからするとケガをするとそこに連れて行かれるので、おっかなくてしょうがなかったそうだが、偉いお医者さんが田舎に来てくれた、ということで相当な尊敬もされていたのがうかがえる。
さて無口だが偉かった祖父は、自分のことを妻、息子、娘たちにもロクに話してないので、親類からして「なんか偉かった」くらいのことしか実は知らない。
だが親類のほうは途端に俗物なので、「なんか偉かった」で済ますわけにもいかず、出自を含めいろいろと尾ひれがついて語られる。まあ見栄っ張りなのである。
というわけで、俺は親類の集まりには極力出ない。
で、系譜はワカンネって話でした。
話がボクんち自慢みたいになってないか?と思って連想したんですが、
以前に
熊本の高校で柔道やってて二コ下の後輩が金鷲旗で優勝してる同僚を取りあげたことがあって(ちなみに金鷲旗で優勝したときの大将、○○相手に「何秒持ちました?」って聞いたら、「??、僕のほうが強かったですよ?」とサラッと言ってました)、彼、先日引退発表したプロゴルファーの古閑美保も二コ下の後輩でした。
聞いてみたら「あーっ!いたいた!」って…。
なんでも当時は「ゴルフをやってる女子がいる」くらいにしか思ってなく、すごく地味だったのでスルーしてたらしい。
なんだかこの人、欲が無さ過ぎていろいろと人生損してる気がします。
「○○のツテでなんとか知り合いになれないのか」と聞いたんですが、「いやー、ムリっしょ」と即答。
最近の世の女性にはダメ夫を好きになる奇特な人もいるそうなので、「うまくいって何かの間違いが起これば、ベンツ!ポルシェ!両方持てますよ!」と食い下がったんですが、
「…ポルシェよりフェラーリが好きだなー…」と言って、またスタスタ行ってしまいました。
Posted at 2011/10/21 06:05:38 | |
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