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◇画太郎◇のブログ一覧

2024年10月21日 イイね!

『蜘蛛巣城』

『蜘蛛巣城』1957年公開の黒澤映画。

シェイクスピア『マクベス』を下敷きとする。
勇猛な実力者とみなされる武将が主君への反逆者を鎮圧した帰路、森に迷い、物の怪である奇妙な老婆の予言を聞く。
武将は老婆に「ゆくゆくは城の主になるおかた」と予言されるが、この予言をきっかけにして武将は迷いながらも野望に突き動かされ、主君を殺し城を奪う。
調和していた世界に混乱を引き起こした武将は、周囲を巻き込みながら自身の破滅へと突き進んでゆく。

晩年の『影武者』『乱』に通じていく破滅的な時代劇だが、不思議と観終わったあとには無常感が漂う一方で生命力と躍動感が焼きつくように残り、他の黒澤時代劇と同様に観る者それぞれが持つ現実の生活に時代を越えてオーバーラップしてくるような、したたかなエネルギーに満ちている。
Posted at 2024/10/21 22:13:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年10月18日 イイね!

殷周伝説/横山光輝

殷周伝説/横山光輝1967年~1971年にかけて連載された『水滸伝』、1971年~1987年にかけて連載された『三国志』、1987年~1992年にかけて連載された『項羽と劉邦』に続き、1994年~2001年にかけて連載され、横山光輝の遺作になった。
この潮出版社・希望コミックスによる中国史シリーズは足かけ34年におよび、横山光輝・中期からのライフワークとなる。

『殷周伝説』はおもに題材を明代に成立した『封神演義』、他に『武王伐紂平話』『史記』をベースに、暴政によって求心力を失った殷王朝が西方の周王朝にとってかわられるまでを呂尚(太公望)を主役にすえて描いたもの。

この時代についてはわかっていないことも多く、ベースになっている『封神演義』は仙人、妖怪入り乱れるカオスな内容のため、この『殷周伝説』も仙人、妖怪が跋扈してなかなかわけのわからないテイストをかもしだしているが、推測にはなりながらもできるだけ史実を探求していこうという姿勢が見うけられる内容となっている。
Posted at 2024/10/18 17:36:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年10月16日 イイね!

ズーラシア・再訪

ズーラシア・再訪11年ぶりによこはま動物園ズーラシアに行く。
ウチからクルマでだいたい20分くらい。
すっかり忘れてたがめちゃくちゃ広く(動物を世界の気候帯・地域別の8つのゾーンに分け、動物が実際に暮らす地域の環境を再現している)、ぜんぶ回るのに2時間かかって疲れ果てる。

どこの動物園に行ってもライオンはたいがいやる気なく寝そべってることが多く、涼しい季節だともしかしてだいじょうぶなんじゃないかと思って秋を狙っていったんだが、やはりやる気を感じられない。
調べたところライオンは確かに暑いほど動かないが、それ以前に1日18時間眠ってしかも夜行性らしい。



極力、柵を設けない方針で写真なんかは撮りやすく、解放感も高い。
隣接して植物園も整備中。
Posted at 2024/10/16 15:45:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅行 | 旅行/地域
2024年10月14日 イイね!

タイヤストッパー

タイヤストッパー週2回ほど障害者の方のグループホームに生活支援に行ってるんだが、そこの駐車スペースがけっこうな坂でMTのロードスターだとサイドブレーキを目一杯(6ノッチ)引かないと下がってきてしまう。
下り坂だが、ギアをRに入れても試しにサイドブレーキを解除したところ、ガクッ…ガクッ…と少しづつ下がる。
サイドブレーキにすべて頼って坂道駐車してるわけだが、後輪のディスクにのみワイヤーでブレーキをかけているだけなのでそんなに信用していいもんでもないらしい(車種によってはサイドブレーキ専用のドラムブレーキを内蔵してるものもある)。
ちなみにオートマ(DSG)のゴルフで来た場合はPレンジにしておけばロックの爪が嚙むので基本的にだいじょうぶだが、これも爪が破損するとアウトなので完全に信用するのはあぶないらしい。
…というわけでAmazonでタイヤストッパーを調達する。
BAL製なので信用してあまりよく見ずに買ったんだが、自宅に到着したものを確認したところ思ったより小さい。
「だいじょうぶか」と思ったが、現地でサイドブレーキを解除して実際に試したところ、車重の軽いロードスターで左右両輪に噛ませて使用するぶんには一応問題なかった。
Posted at 2024/10/14 20:07:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ
2024年10月10日 イイね!

小川未明童話集

小川未明童話集小川未明は日本の童話黎明期の作家。
幻想的な話のなかでなにか大事なことを伝えようとしてる気がするんだけど、どういった内容?というと、なんとも要領を得ないというか、表現しづらいといった話が多い。

代表的なものを二つ。

〇赤いろうそくと人魚

ある北海の暗い海に身重の人魚が棲んでいた。
あまりにも海は寂しいので、これから生まれる子供がかわいそうだと思った人魚は、陸の人間に生まれてきた人魚の女の子を託す。
人間はこの世のなかでいちばんやさしいものだと聞いている。
娘を明るく楽しい地上でだいじに育ててくれるに違いない。
ー人魚の娘は子供のいない、ろうそく屋のおじいさんとおばあさんに可愛がられ、すくすくと育った。
おじいさんとおばあさんの恩に報いようと人魚の娘はろうそくに魚や貝の絵を描き始める。
そのきれいなろうそくをもつと、海難に遭わないと評判になりろうそく屋は繁盛する。
しかし噂を聞きつけた行商の口車に乗って欲の深くなったおじいさんとおばあさんは、人魚の娘を売ってしまう…。
売られてゆく間際、ろうそくに絵を描く時間のなかった人魚の娘は、最後にろうそくを真っ赤に塗る。
その日の夜分、その赤いろうそくを買いもとめにきた見知らぬ女があった。
…以降、海は荒れてもとに戻ることはなく海難事故が続き、その海辺の町はすっかり廃れてしまった。

〇野ばら

大きな国と小さな国とがあり、それぞれの都を遠く離れた辺ぴな場所の国境でひとりづつの兵士、老人と青年が国境の警備にあたっていた。
国境は野ばらが咲き、それに蜜蜂が群がるのどかな場所だった。
老人と青年はほかに話し相手がないので話をするうちにすっかり仲良くなってしまい、のどかな天気の日には外で向かいあって将棋を指しながら過ごしていた。
大きな国と小さな国との間で利害関係から戦争が始まった。
小さな国の青年は北方の戦地へと向かった。
大きな国の老人は辺ぴな国境にひとり残った。
…時が流れてある旅人がその国境を通りがかったとき、老人はたずねた。
「戦争はどうなりましたか?」
「大きな国の勝ちで戦争は終わって、小さな国の兵士はみな殺しになったよ」
旅人は答えて去っていった。
…老人はうつらうつら居眠りをしていた。
遠くから一列の軍隊が粛々とやってきて指揮官は例の青年であった。
その軍隊が老人の前を通るときに、青年はこちらを見て黙礼し野ばらのにおいをかいだ。
…老人は目が覚めた。そして、しばらくして故郷へと帰っていった。
Posted at 2024/10/10 07:16:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 趣味

プロフィール

「クリプトンが初音ミクというキャラクターを創っていなかったらYAMAHAのVOCALOIDはそれまで失敗続きだったので消滅していた可能性が高かったらしい。」
何シテル?   08/18 20:00
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
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