デスビ交換方法(実写編)
投稿日 : 2012年02月03日
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まず、デスビのキャップを止めているビス3本を外し、キャップを外します。
デスビ本体取外しには、特にこのキャップを外す必要が無いのですが、キャップを外しておくと、作業がし易く、プラグコード差し込み間違いを防げます。
尚、新品のデスビもキャップを外しておきましょう。
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キャップが外れたら、デスビ本体から出ている配線カプラを外し、デスビ本体を固定しているボルト3本を外します。
3
そうすると画像のように、デスビ本体が外れます。
画像では、オイルシールが外れてますが、デスビ本体を取り外した際は、デスビ本体に組まれています。(特に外す必要無し)
この時、画像デスビ中央のカムにつながるギア面を、構造を理解するために、チェックしておきましょう。
画像矢印の、円形の部分がカムにつながる事になります。よって、このつながり部分によって点火タイミングが変わってしまいます。このような事態にならないように、H22Aデスビでは、この円形のギヤにセンターよりズラした溝があります。これにより、デスビは、組めるようにしか組めないようになっています。
よって、新品デスビを組む際は、この溝を合わして固定する事になります。新品デスビが上手くハマらないからと言って、無理矢理ボルトを締めつけていかないようにしましょう。
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新品デスビを組む際、画像3コメントのように、溝に注意しながらデスビを取付けるようになるのですが、この画像のようにキャップを外した状態にしておくと、デスビシャフトを画像矢印のローターと言う部品によって、回す事ができます。
尚、新品デスビ装着の際は、デスビ先端のオイルシールにオイルを塗布しておきましょう。塗布しないで、作業をすると、オイルシール外れ、切れにより、オイルが漏れだす可能性があります。
そして、このローターをゆっくり回しながら、デスビシャフトがカム溝にハマる感触を感じながらデスビをエンジン側に押して、きちんとハマっている事を確認して、デスビのボルトを締めつけていきましょう。この時、後に点火時期調整をしなければならないので、締めきってしまうのではなく、デスビが最低限動く程度で締めておきます。
ちなみに、点火時期は車内側(バルクヘッド側、サージタンク側)へ動かすと点火時期が進角します。なので、あまりバルクヘッド側に動かすと、ノッキング症状が出て、エンジンには良くないので、後ほど点火時期調整する場合は、目視でも構わないので、なるべく元位置よりもフロント側(ラジエター側)に動かした状態にしておきます。
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デスビの仮固定ができたら、プラグコードの位置を間違わないように、旧デスビキャップから、一本ずつ同じように新デスビキャップへと入れ替えしていきましょう。
プラグコードの入れ替えが出来たら、新デスビキャップをデスビ本体に組んで、エンジンを始動させます。
エンジン始動後、普通にアイドリングしていて、エンジンよりノッキング症状(カリカリ音、カタカタ音、振動)が出ていなければ、次にタイミングライトを使って点火時期を調整します。
この時、エンジンよりノッキング症状が出ているなら、デスビをさらにラジエタ側に動かしてノッキングしないところで、置いておきます。
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デスビの動作確認が終われば、お次は点火時期調整を行います。
基本となる点火時期は、デスビ本体の位置により決まりますので、デスビ脱着時は、点火時期調整が必要になってきます。
点火時期調整には、タイミングライトと言う点火時期調整専用道具が必要になりますので、タイミングライトが無い場合は、ディーラーや整備工場にお願いしましょう。
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タイミングライトで点火時期調整する際は、普通クランクプーリー側で行う車両が多いのですが、H22Aに関しては、フライホイール側で行うため、画像矢印のミッションケース上にあるメクラ蓋がされているところから行うようになります。
シビックなどは、クランクプーリー側だったかな??なので、シビックなどよりも遥かに見易く、調整し易いです♪♪
あと、点火時期調整は、クランクの回転により調整を行いますので、サービスマニュアルに載っている数値は、ある一定の回転数においての数値になるので、アイドリング時の回転数が非常に大事になってきます。
なので、アイドリング回転数が、マニュアル通りになっているかをチェックして、なっていないようなら、調整する必要があります。CDアコードのH22Aの場合は、完全暖気後、灯火類などの無負荷状態で、700rpmとなってます。
ちなみに、CL1のH22Aは、アイドル自動調整のRACVによる制御のため、アイドリング調整は出来なかったと思います。なので、CL1マニ&スロットルを移植している、私のメインアコは、かなり厄介・・・。RACVも無ければ、ファーストアイドルバルも無いので・・・。(汗)
CL1以外のアイドル調整方法は、下記ページにてどうぞ!!
http://minkara.carview.co.jp/userid/608468/car/519635/2969461/photo.aspx
ちなみに、CDアコード用の点火時期調整マニュアルは、下記ページにて!!
http://minkara.carview.co.jp/userid/608468/car/519635/1923840/photo.aspx
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メクラ蓋を外すとフライホイールの側面とミッションケースに作られている合わせポイントが見えます。
っで、画像7のコメント内の点火時期調整サービスマニュアルにも記載があるように、サービスチェック診断カプラを短絡させる必要があるみたいです。これについては、何故そうするのか、私にもよく分かりません・・・。(汗)
ちなみに、サービスチェック診断カプラの短絡方法は、CDアコード用ですが、下記ページになります。あと、ECUのリセット方法も記載されてますので、PGMFI警告灯を消す際にご利用下さい。
http://minkara.carview.co.jp/userid/608468/car/519635/1048489/note.aspx
んで、タイミングライトのクリップを1番シリンダーのプラグコードに接続し、画像の小窓にライト照らします。
そうすると、エンジンの回転数に応じて、ライトが点灯しますので、フライホイールに刻まれた15°の線が見えますので、その線をデスビ本体を動かして、合いポイントに合わせます。
完了したら、再度アイドリング回転数と点火時期をもう一度チェックしておきましょう。
これにて、デスビ交換&点火時期調整終了です。
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