• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

オタナスのブログ一覧

2015年07月25日 イイね!

トヨタ産業技術記念館。(その2)


車両展示へ移ります。
いきなりですが、変なクルマ発見。


1973年に発表した、トヨタESV。
市販車ではなく、安全技術の実験・研究用の車両です。


40年以上前に、自動装着シートベルト・エアバッグ・アンチスキッドブレーキ・衝撃吸収車体構造などを採用した、現代の安全技術につながる装備が多く詰め込まれてます。
面白いのが車速連動で4つの配光パターンを持つヘッドランプ、AFSの原型になったのでしょうね。


しかし、どの角度から見ても恐ろしくブサイクw
なぜなら、前後に伸縮式の衝撃吸収バンパーを採用し、オーバーハング部分をクラッシャブルゾーンとしてみているので、2ドアクーペながら伸びやかさとか美しさが失われちゃってます。
ABSやエアバッグの装着率が上がるのは、このクルマが出てから20年以上も掛かってしまいました。


同じく安全性能への取り組みとして、クラッシュテストの車両。
これはプラッツですが、その壁面に・・・


追突されたヴィッツが。
リアウィンドウの縁にガラスが残っちゃってて、地震とかきたらポロポロ落ちちゃうのでは・・・?


オーディオの変遷。


トヨタがやらかした、謎のサスペンション・・・


スーパーストラットサスペンション!
未だに構造とメリットが理解できてません、評判もあまり良くないし。名前はかっこいいのに・・・
日産の詐欺マルチリンクビームと並ぶ、意味不明サスですw


この産業技術記念館での一番はコレでした。
10系セルシオのエレクトロマルチビジョン!


完全に動いてるんです!!
インパネが丸ごとディスプレイされており、エアコンの設定温度や内外気の切り替えまでいじれるw


助手席にはFAX!
当然ながら通信のために自動車電話も搭載してます。
車内でFAXを受信する必要のある仕事って何なんでしょ・・・。




スーパーライブサウンドシステムのデモまで出来ちゃいます。


このマルチ、ちゃんと操作方法のガイドが用意されており、とっても親切w
ディスプレイはCRT(ブラウン管)のタッチパネル式で、リモコンでポチポチやってたアゼストやザナヴィとは違う!w


地図ディスクの交換、懐かしい!
レスポンスは最悪ですw
昔は地域別に交換するのが当たり前でしたねぇ、全国版(特にDVDディスク)は高級機のイメージです。


今は亡きスキー場の名前とか出てきて、思わずルート検索w


マルチという名前の通り、ナビだけでなくオーディオやエアコンのコントロールも統合されてます。


ということはシステム本体、むしろCRTディスプレイがアウトになると非常に厄介なことになるわけで・・・。
末長く動作が拝めることを期待します。
そんなわけで、このセルシオのマルチに30分近くも長居をしてしまいましたw


その10系セルシオ、実車もレクサスSCと共に展示されています。
最近はめっきり見なくなりましたね、10系・・・。


カムリとコロナ。
まだフェンダーミラーの時代なんです。




バンパーばかりかテールランプ、ウィンドウの縁取りもメッキ。
今のクラウンよりもメッキの箇所が多い筈。


無鉛ガソリンステッカー、鍵付き給油口、「TOYOTA」エンブレム。


リアのボードにスピーカーを置くのも最近はセダンでも見かけません。
中央の窪みはピュリファイアー用ですね。


カローラとセリカ
初代のカローラってこんなに小さい?と思って調べてみると、1485mmという全幅は今の軽自動車と10mmしか変わりせんでした。




相変わらず、セリカは美しい。
幅を除けば、86/BRZに近いサイズです。


AA型はこちらにも展示がありました。






スタッフの方がドアを開けてインテリアも見せてくれます。


観音開きのドア。
予想以上にドア内張りはシンプルで、ドアポケットどころか肘掛けもありません。
現代のセダンと異なるのはシートの位置で、かなり後方に配置されています。
横の景色はリアドアからではなく、クォーターウィンドウから見えることになります。


木目調ではなく、本物の木材を使用しているであろうインパネ。
巨大な風船のようなものは一体・・・?


自動車の製造工程
セルシオの部品がプラモデルのように並べられています。


組み立ての機械のデモ
ボディーを載せる工程ですが、真っ赤なクルマは・・・


90系マークⅡじゃないですかw


21世紀に間に合った初代プリウス、これは長野オリンピック仕様。
今は頻繁に見かけるプリウスですが、初代が出た当時は乗っている人は中々の変わり者・・・といったクルマでしたね。


こちらはプリウスPHV
急に現代に戻ってきたみたい。


と、ここまで見ていたらあっという間に閉館時間・・・。
製造工程や、繊維機械館は殆ど見ることが出来ませんでした。


こちらもかなり情報量が多そう、また訪れたいですね。
マニアックな展示が多いのでオススメです。
Posted at 2015/07/25 23:33:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ
2015年07月13日 イイね!

トヨタ産業技術記念館。(その1)

豊橋から名古屋へ。
トヨタ系の博物館・展示館は数カ所あるのですが、有名なのはトヨタ博物館ですよね。


トヨタ博物館はスケジュール的に厳しかったので、トヨタ産業技術記念館に行ってみました。


入場料は大人500円、JAF会員は割引で400円でした。


大して期待はしていなかったのですが、結果は予想以上に堪能できる場所だったのです。
特にバブリーな時代のクルマ好きにはねw


まずはトヨタの歴史のおさらい的に、AA型乗用車の開発から始まります。


手作業でフェンダーを整形する様子、職人技です。
去年放送されたリーダーズもトヨダ自動車(作中ではアイチ自動車工業)のお話でした。


木製骨格ってモーガンかよwって思いましたが、昔はスタンダードだったのでしょうか。


見えにくいですが、グラフについて、面白い説明文が。
「之は外国車の輸入組立台数と国産車の製造台数とを各年毎に百分比したもの。此の黒い部分を早く駆逐しませう!
黒い部分とは輸入車の比率です。
現代では国産車の比率が高くなっているので、当時の思惑は見事に当たったということになります。
しかし駆逐ってw


トヨダ スタソダード セダソ
下の謳い文句、「快適な乗り心地 堅牢なボディー」と現代ではなるでしょう。
「ガソリンが経済」は翻訳不能でしたw




広いスペースに出ます。
車両展示は後ほど回れるので、クルマのメカニズムから見ていきましょう。


サスペンション


代表的なエンジン・トランスミッション


日本初のツインターボエンジン、1G-GTEUエンジン。
説明書きでは主要車種にマークⅡとなっていましたが、僕はスープラのイメージが強いです。


スズキがバイクに搭載してるのを午前中に目撃し、トヨタでも見つけたロータリーエンジン。
トヨタのロータリーは595cc×2で120PSを達成したそうな。
ノンターボでのスペックだとするとリッター100馬力達成なので、なかなかハイスペック。


結局は燃費が悪くて市販に至らず。
世に出られたのは、マツダの地球温暖カーだけ・・・


日本初のAT?トヨグライド。
半自動という名の通り、普段は2速で走行、必要に応じてドライバーが1速に落とすという仕様らしい。
ちゃんとギアがロックするPレンジも設定されてます。


クラッチレスという意味ではATであるんでしょう。
実燃費、ドライバビリティはMTにかなわなかったでしょうね。


バブル時代に流行した、4WS。
今は電子制御で4輪を独立して制御できるので、わざわざ後輪自体の向きを変える必要性が無くなったのでしょう、いつも評判悪かったしw


この展示モデルはホイールからソアラと判明。


駆動系・足回りの展示
これは初代セルシオのもの。


エアサス仕様です。


FRのセルシオのすぐ隣にはFFのカムリがあり、シンプルさが良く伝わります。
この他、生活四駆としてカローラの4WD仕様と本格クロカンのランクルが隣に並んでいて面白かった。


ヘッドランプの変遷
初代アリストとマークXのカットモデルで、マークXはAFS機能のデモが見れます。


マークXのランプ配置ってこうなってるんだ。
一番外がフォグランプなのね。


メーターの変遷という、非常にマニア心をくすぐる展示。




ヴィッツの2倍は横幅を持っていると思われる初代セリカのメーター。


でました、初代ソアラのデジパネ!
ボタンを押すと加速のデモが始まり、タコメーターやスピードメーターが動くんです。
トリップメーター、水温計から燃料計まで全てがデジタル表示ですよ。
いやあ、ソアラのデジパネを拝めるとは・・・w


初代セルシオが搭載した、世界初のオプティトロンメーターもちゃんと動きます。
スタンダードな配置が一番見やすい。


文系の自分にはイマイチ仕組みが理解できず・・・。


デジパネ、オプティトロンと並んで記憶に残るのがヘッドアップディスプレイ。
フロントウィンドウの一部が四角形の反射部になっていて、外観からもよく分かりましたね。


しかし、マジェスタのこちらは残念ながら調整中でした。




マニアックな、シート表皮の展示ですw
安価で耐久性に優れたと説明のある塩ビ素材、タクシーでは相変わらずですよね。
あの青いシート、懐かしいな・・・。

その2へ続きます。
Posted at 2015/07/13 20:59:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

趣味は「カーライフ」。 クルマを洗車したり、眺めたり、調べたり、語ったり、遠出したり・・・クルマと一緒に生活することが好きです。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2015/7 >>

   1234
567891011
12 131415161718
192021222324 25
262728293031 

リンク・クリップ

GRヤリス RC スピーカー交換 ①(取外し) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/19 14:55:22
音を再構築してみた。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/19 14:54:49
[トヨタ GRヤリス] MAXWIN デジタルインナーミラー MR-A002B 取り付け 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/22 18:06:12

愛車一覧

トヨタ GRヤリス トヨタ GRヤリス
主な機能 \なし/ 走って止まって曲がることが出来るクルマです。 憧れだったターボ・四 ...
日産 ブルーバード 日産 ブルーバード
ーブルーバードが好きだ。ー クルマ趣味の原点、U12ブルーバード。 家車として5年ほど ...
トヨタ ハイエースワゴン トヨタ ハイエースワゴン
業務用途。 沢山乗れて、沢山運べるクルマ。 2+2+2+4の10人乗り。 最後列が跳ね ...
日産 スカイライン 日産 スカイライン
―その名を聞いて、ときめくクルマは少ない。― R34型スカイラインの後期型、4ドアセダ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation