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mt0602の愛車 [BMW X6M]

整備手帳

作業日:2022年6月13日

古参のXM-3020S

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 6時間以内
1
XM-3020Sって古い古いアンプ。
1990年代前半に購入し、鳴らす前に興味本位ですぐ改造し。リアスピーカー用として使っていた。
当時、比較的評判が良かったアンプだ。
入力系にマルチアンプ使用を意図した、アクティブフィルタも入ってないので、回路構成がごくごくシンプル。

この画像は10年前に、2回目の改造と、放熱性強化の目的でヒートシンクを追加した状態で、2012年7月ごろで、前車のX6 50i に車載してた当時のもの。
2
その後、X6Mににハコ変えし多彩に、搭載スペースが手狭にもなったので、2階建てに積み上げて使っていた。それこそ、先月自作のnonNFBアンプに載せ換えるまでの長い年月ノントラブルだった。

3
このアンプは回路図が手元にある。
やはり回路図が無いとポイントをついたも改造も難しいし、このアンプの場合シンプルなのでやりやすい。

10年前の改造の状態を見ていたら・・・
あんまり関心しない、アカン事やってもーてるし、当時よりは、少しはアンプの回路図を読み取る事が出来るようになった。

回路構成は詳細は異なるものの、先日作ったダイアモンドバッファーの電流帰還アンプに似通ている。
電源電圧2次側+ー24V程度。片面プリント基板だが、プリントパターンはかなり薄く剝がれやすい。

期待する事も無く、興味本位の暇つぶしで、抵抗とトラジスタを交換する事にした。
4
とりあえず、抵抗とコンデンサーの撤去や交換から開始。

増幅回路の抵抗は最初からついてたのは、小型1/8W品の5%品だったが、帰還抵抗などは当時タクマンのRey50に交換していた。
今回はViseyのSMM0204と、面倒な箇所は工具箱に余っている利休ROの1/4Wに交換。

5
図体の大きなRey50や、カップリングコン(C102,C202,C203)なども、スペースの都合で訳のわからない有極性ケミコンを付けていあったので、PMLCAP10uF/16Vに。
このあたり色んなご意見あろうと思うけど、小型で使い勝手が良いし、大型のパッシブ用のポリプロをカップリングに使ったものと比較しても、それほど遜色もない。

バイアス回路に入っているCx07の1uFも、PML-CAPの4.7uF/35V品を基板裏に直付けした。

ついでに、バイアス調整用のR117,217の箇所にバーンズの半固定抵抗を、スペースの都合でパワー段のエミッターに両面テープでくっつけた。
オフセット調整用のR114,214の箇所にもコパルの小型多回転型トリマを1/8W抵抗スペースに直付けした。

これで、オフセットもバイアスも細かに調整可となった。

今回車から降ろすまでゲイン調整用の20kohmのボリュームもこの際撤去してバイパス、回路的にもボリュームはバイパスして問題ない。

ついでに、ファイナルに入っているベース抵抗 R119,120,219,220の4.7ohmも、発信対策用だが、プリドライバに位相補正の47pFが入ってるし、多分不要だろうと考え、ジャンパーした。

このアンプのゲインを決定する、Rx08,Rx09で、ここの抵抗比率で変わる。
ゲインボリュームを直結にしたので、相応にゲインも上がってしまったので、Rx09はそのままで、Rx08の抵抗値で調整する事にした。

6
抵抗の交換や調整用トリマーが上手くいったので、その後一気に、入力トランジスタ、ドライバー、パワトラも交換した。

入力段のバッファーはa1015/c1815だったが、最近多様してる、KSA992/KSC1845に交換。元のa1015/c1815はYグレードだったので、hfeは200以下だろうが、実測はしていない。手元のKSA992/KSC1845のhfeはもっと高く370~380のものを選別して使った。
プリドライバはa988/c1841が使われており、スペックシートを調べてみたら、これは初段に使ったKSA992/KSC1845のオリジナルであろう同等品らしく、そのままにした。バイアス回路のC3423もそのまま使用。バイポーラ出力の場合、熱暴走を防ぐ糸でヒートシンクに取り付けられている。

ドライバは当時のローコスト品、a1358/c3421だったが、いまいちパッとした印象も無いので、後継品のTTA004B / TTC004Bに。
ファイナルもSANKEN A1671/C4386だったがこれもSANKENの LAPTの A1386A/C3519Aで、最近作ったアンプに使用する際に大人買いしてhFe計測したが、10%以上ズレてているものが、大量に余っていた。どこかに使わないと勿体ないのでそれらに交換。

今回を手を入れる前は、出力平滑コンをこれに更にELNAの8200uf X 2を無理やりつけていたが外した。
無駄と思しきものは全部取っ払ったって話。
抵抗もチップ抵抗 MELFを基板の裏にとっつけたので、とてもすっきりスカスカ。

今回使用したトランジスタも、ほぼ秋月で安価に調達でき、手元にあった在庫品ばかりで、新規に調達したパーツは無し。

7
最終調整。
アイドリング電流は50mA程度で調整し、オフセットもきっちり調整でき、安定してる。出力に妙なふらつきも無く、寄生発振もしていないようだ。

その後すぐにスピーカーを接続し試聴。

音質もたいして期待もしていなかったが、少し前に作った、電流帰還アンプに近い音質でかなり良い感触で、良い意味で想定外に良かった。

メインアンプにするには、パワー的に多少物足りないかもしれないが、質はこれでも十分だとも思う。

アイドリング電流50mAで方チャン分の無音時の+B端子の消費電流は0.6A程度。

電気食っても、発熱してもA級動作領域を広げたいなら、100mA以上にも調整できる。
8
しばらく放置していたが、出力コイル0.7uHがかなり貧弱に見えたので、テフロン純フロン線1mmを手巻きしたものに交換。

9
プリントパターンがあまりにも貧弱だったので、パワー段へ供給する正負電源ラインと、スピーカー出力ラインを裏打ち。

これで終わりにしよう。

20年以上前の昔むかし、ハンダ吸取線としゅっ太郎を使って、訳も分からず改造していたので、相当にパターンを傷めており、剥がれてしまったスルーホールもあり、全て補修したが、このアンプはもう今後は弄る事は無さそうだ。

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