Niwasakiのブログ一覧

ウチのエランについているデスビ（Lucas23D）の型番は40819となっています。
これはどうやらMini Cooperに使われていたデスビの型番のようです。
また、最大進角を決めるカムには10°と刻印されていました。

で、エラン用のデスビの進角なんですが、次のようになっています。



ウチのエランはたぶんS/Eなので、本来のデスビの型番は41189で、進角カーブは赤線のようになります。
でも今のデスビだと進角カーブはだいたい青線のようになっているんです。
デスビのガタつきを直してからは、ノッキングもひどいアフターファイアも出ない点火タイミングに調整できるようになって快調に走っているんですが、グラフ上でこれだけ違うと本来のエンジン性能が発揮されているのかどうしても気になります。
そこで、あるモノをイギリスに発注してしまいました。（夏のボーナス減ったのに・・・）

このブツなんですが日本国内で取り扱っているショップは無いみたいで、日本語のブログも全くヒットしません。
取説も英語だけでしょうから、ちゃんと付けられるのかちょっと不安・・・。

届いてからの人柱ブログに期待して下さい（笑）

軸方向のガタはシムで直ると白のさんからコメントをいただいたので、デスビをバラしました。

シャフトを抜いたところ。
バキュームの無いLUCAS23Dです。


シャフトの根元に樹脂のスラストワッシャーがはまっていて、これとボディの間に金属のワッシャーが挟まっていました。
この樹脂のワッシャーと金属のワッシャーが摺動部分なんですね。
おそらく樹脂のワッシャーが摩耗していて、ガタが出ているんでしょう。
ガタつきの幅は0.5mmぐらいだったので、その厚さのシムを樹脂ワッシャーと金属ワッシャーの間に入れます。


この白いのがそうですが、樹脂ワッシャーの保護（摺動性・柔軟性）と耐熱性を考えてテフロンワッシャーにしてみました。

これで軸方向のガタはまったくなくなりました。
でも、点火タイミングに直接影響するのは回転方向のガタ。
ギアの摩耗が原因かと思っていたんですが、実はそうではなかったんです。
写真の奥に写っていますが、ギアは歯が斜めに切ってありますよね。
エンジン側のギアと噛み合った状態で、デスビのシャフトが軸方向にガタつくと・・・
シャフトは回転方向にもズレるんですね！

私のテキトーな計算によると、軸方向0.5mmのガタつきで、シャフトの回転角にして約2度ずれることになるんです。

エンジンに組み付け、期待を込めてタイミングのチェック。



今まではピョコピョコ動いていたタイミングマークがピタッと止まっています！
試走をしたところ、エンジンが滑らかに吹け上がるように感じられました。

古いデスビは要チェックですよ〜！

タイミングマークがピョコピョコ飛んでいたので、デスビをチェックしてみました。

エンジンに付いている状態で。



軸方向のガタ。


これが原因かなぁ。
だとしたら、デスビごと交換が必要なレベルでしょうか？
詳しい方、教えて下さい。

今日のお宮での収穫は、野菜ではなくてコレ。



フリマで200円で売っていたのを見つけました。
夏の信号待ち用です。

試しに使ってみたところ、水の粒が粗い！
オープンカー専用だな（笑）