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前のブログからだいぶ間が開いてしまいましたが、AccusparkのBlackboxの続きです。
Blackboxを注文したついでに同社で出しているリプレース用のデスビも買っちゃいました。

前から付いていたデスビはガタつきを直したのでそれを使っても良かったんですが、もう何十年も前のものだし、70£もしなかったので。

Blackboxは点火時期を任意のタイミングにプログラムするための物なので、デスビの進角装置が動かないようにロックしておく必要があります。
その作業をしようと分解したところ、

意外にもすでにスプリングが外されてワイヤーでロックされていました。
Blackboxと同時に注文したので、気を利かせてくれたみたい。
ワイヤリングがちょっと雑なのはやっぱりね、といった感じですけど（笑）

分解したついでにシャフトにエンジンオイルを塗って組み直したら、回転させた時にちょっと感じた引っかかり感が無くなりました。
デスビ側の準備はこれで完了。


古いデスビを抜く前に、念のため圧縮上死点を出しておきます。


すると、ピストンは上死点にあるのにタイミングマークは

一番手前の山のところにマークが来るはずなんですけど、何度やってもズレてます・・・
だいたい3°ぐらいでしょうか。
これもLOTUSクォリティ？？？
にしても、測ってみるもんですねー。
Blackboxに進角の数値を入力する上で、これを知っているのと知らないのでは大違いですからね。


上死点が出たので、ローターの位置を記録してからデスビを引っこ抜きました。
古いデスビにはPertronixイグナイターを付けていました。Accusparkもほとんど同じだろうと思っていたら、ピックアップの位置が全然違っていました。



あれっ？
と思い、マグネットリングを念のために比較してみると

磁石が埋め込まれている位置がやっぱり違っていました。
これで納得。

新しいデスビを組み付けたら、Blackboxを繋ぐ前にちゃんとエンジンが掛かるかチェック。
エンジンは掛かりましたが、アイドリングでBTDC25°ぐらいになっていたので、デスビを回して5°ぐらいに調整しました。

さあ、次はいよいよBlackboxだ、というところで今にも大雨が降ってきそうな雲行きになってきたので、急いで撤収。
続きはまた来週。

進角の適正化のために注文していたモノが届きました。



AccuSpark の STEALTH Blackbox です。
パソコンとつないで、エンジン回転数ごとに点火タイミングを7ヶ所まで任意に設定できます。
要は進角カーブをほぼ自在に描くことができるということですね。
（ 同様にドエル角も設定できます。）

前のブログに書いた通り、本来のデスビの進角カーブと今のデスビの進角カーブはかなり違っています。
程度のいい本来のデスビ（41189）は入手困難でしょうし、過去のエンジンOHの際にピストンやカムが変わっていれば、せっかく手に入れても無駄になってしまいます。
でもこれならば、エンジンの仕様が変わっていても対応できそうですよね。

問題はMSD6Aとの相性でしょうか。併用している事例が検索しても見つからないんです。
デスビからCDIに流れる電流のON−OFFタイミングを制御するだけでしょうから問題無いとは思うんですけどね。