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Niwasakiのブログ一覧

2020年09月30日 イイね!

大弛峠アタック

来週からの仕事が決まりました。
もっと遊んでいたいのですが、そろそろ働かないと老後の生活が苦しくなってエランとバイクを維持できなくなりそうなので仕方ありません。

また長期の出張になりそうなので、自転車に乗る機会もほとんどなくなりそう。
出張明けには体力が落ちて体重も増えていることが予想されるので、今のうちにと思い、先日下見してきた「自動車車両が通行できる日本最高所の車道峠」(wikipediaより) 大弛峠にアタックしてきました。

出発地点の道の駅「花かげの郷まきおか」まではデリカに自転車を積んで移動。
そこから大弛峠の頂上までは約30km。
スタート地点とゴールの標高差は約1,900mあって、基本的にず~っと上りです。
中間地点の琴川ダム(乙女湖)の手前に下り坂が1ヶ所があるだけで、平坦路が続く箇所は道の駅の目の前のトンネルの中だけ。


アタック成功の条件はいつもの通り。
・一度も足を着かずに上り切る。
・フロントスプロケットは39Tまでしか使っちゃダメ。(3枚目の34T 30Tは封印)

もうひとつ、成功・失敗には関係ありませんが、平均速度10km/h以上を目標にしました。(かなりユルい目標ですが、入門用自転車+鉄下駄ホイールというハンデがあるので。)


スタート直後のトンネルを抜け、短いけど急な上りを過ぎるとぶどう畑の中を延々と続く直線道路に出ます。
私の大嫌いな長~い直線の上りです。
スタートする時には短パンでいくか長パンにするか迷うぐらいの気温だったのですが、短パンにして正解ですぐに汗が流れ出して来ました。
水分補給に気を付けながら、低いギアで足を温存しながらゆっくり進みます。
直線がやっと終わって山の中に入ると傾斜が徐々にきつくなってきました。

実は2日前に1万歩ぐらいのウォーキングをしたんですが、昨日起きたらふくらはぎが筋肉痛になってました。
今朝は痛みはないものの少し張りが残っている感じだったのですが、今後の予定と天気予報で決行は今日しかないというタイミングだったんです。

いつもは最初に太腿の前側の筋肉から疲れを感じ始めるのですが、今日はやはりふくらはぎから来ました。
膝から下の力を抜き、時々ふくらはぎを伸ばすような動作を織り交ぜながらペダルをこぎ続けます。

次に辛くなってきたのはお尻。
パッド付きのインナーパンツを履いているのですが、こんなに上りが続くのは初めての経験なので、今までに感じたことがないくらいにお尻が痛くなってきました。
体重がかかる場所を微妙にずらしたり、腰を浮かせてパッドの位置を変えたりしてごまかしながら上っていくと、ダムまで5km(だったかな?)の標識が目に入りました。
ダムはほぼ中間地点にあるので、ここまでで約10km。
ということは残りはまだ20kmも・・・

とりあえず頂上までの残りの距離のことは考えないようにして、ダムの直前にあった唯一の下りを励みにしばらく進み続けると、遠くに大きなコンクリートの壁が見えてきました。
(まだまだ結構あるなぁ・・・)

ダムの手前の下り坂にやっとたどり着き、涼しい風を浴びながら疲れた足を休ませますが、そんな区間はあっという間に終わってしまいます。
ここから後半戦が始まりますが、下り切ったところから見えるのはまたもや見通しの良い長~い上り坂。
(さっきの下りはいらないから、この上りを無くして欲しい・・・)

直線を心を無にして上りきると、また山の中の曲がりくねった道が始まります。
ここから1~2km進むと、傾斜が緩い区間が5kmぐらい続くので、次はそのことだけを考えるようにしてじわじわ上ります。
ふくらはぎの疲れはそれほどひどくなっていなかったので、アタック成功に期待が持てるようになってきました。

待望の緩斜面区間にたどり着くと、今までの上りで感覚が狂っているせいか、ゆるい上りのはずなのに完全に平らか下っているようにさえ感じます。
ここで補給食のゼリーをバッグから取り出してエネルギーを充填。
この5kmの区間も森の中ですが、木洩れ日が明るく感じられて楽しいサイクリング気分が味わえます。
足の疲れもまったく感じなくなるくらいで、その心地良さに勝手に「天国ゾーン」と命名しました。
先が見えないコーナーにさしかかるたびに、(この先もまだ天国が続いていますように、)と祈りながら進みますが、やがて終わりが来ます。

「大弛峠まで8km」の標識が立つ辺りから傾斜がきつくなってきました。
天国ゾーンで足を十分に休ませたはずですが、きつめの上りが始まると一旦休ませたせいか、余計に足が重く感じます。

「大弛峠まで7km」という標識が見えてきましたが、足の重さはどんどん増してきました。
ふくらはぎも固く張ってきたのがわかったので、(頂上まで吊らずにもってくれ~)と祈りながら、残りの距離と経過時間を計算し、平均速度10km/hをぎりぎり達成できそうな速度にペースを落としました。

「大弛峠まで6km」、「大弛峠まで5km」、「大弛峠まで4km」と1kmおきに標識が現れますが、その1kmの長いこと長いこと。
もうそろそろだろうと思っていても、なかなか次の標識が現れません。

でもそこから先は標識が500m間隔で設置されていて、先ほどの半分の時間で標識が見えて来るだけで、気持ちがずいぶん楽になりました。
しかし足が吊ったら即終了なので、残りの距離がだんだん少なくなっていくからといって油断はできません。

やがて路面に駐停車禁止の斜線が書かれているのが見えてきました。
(大弛峠頂上の駐車場から溢れた登山客のクルマが路駐するため、コーナーや道幅が狭い場所に書かれています。)

斜線はあと少しで頂上の目印です。傾斜はますますきつくなってきましたが、上り切れるという確信が湧いてきました。
スタートしてからの時間をみると、目標の平均速度10km/hをギリギリ達成できるかどうかといった微妙なところ。
足の状態はなんとかなりそうだったので、ラストスパート!
(といっても12~3km/h程度ですけど。)


そしてとうとう、



やりました! 上り切りました!


到着した直後は、フレームを跨いで両足を付いたまま、疲労と達成感でしばらく動けませんでした。

呼吸が少し落ち着いたところで、自転車から降りようと右足を後ろに振り上げたのですが、疲れていて高く上がらずにサドルに当たってバランスを崩し、危うく転倒するところでした。



ベンチでしばらく休んでからあちこちで記念撮影。


ここが「自動車車両が通行できる日本最高所の車道峠」の最高地点です。


さらにちょっと高いところまで担ぎ上げて、真っ青な空と少し色づいた山を背景に。






甲府盆地を挟んで南方向に見える山なみは同じ高さ (に見えます。)



写真を撮りながらウロウロしていると、「夢の庭園 0.3km」という立て札が目に入りました。所用時間は15分とあります。
0.3kmで15分もかかるって、ちょっとヤバい登山道だと想像がつきます。

足は疲れ切っているはずだし、履いているのは裏に金具が付いたビンディングシューズ。靴底から金具が突出したタイプではなく、MTB用の金具が突出しないシューズとは言え、石がゴロゴロしているような場所だと厳しそうです。
行こうか行くまいかちょっと迷ったのですが、アタック成功でハイになっていた勢いもあって、登って来ました。

大きな石がゴロゴロしている区間と、整備された木の階段やスロープが半々ぐらいの急傾斜の道を息を切らしながら登り、駐車場から10分ぐらいで到着しました。



(拡大してどうぞ。)










登って大正解!!
一瞬ですが、疲れが吹き飛びました。


長くなったので、特にこれといったことが無かった帰り途は割愛します。

あ、そうだ。
目標の平均速度ですが、10.1km/hでした。本当にギリギリ。




出張先にも楽しめるところがありそうなので、自転車を送ろうかな。






Posted at 2020/10/01 17:13:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2020年09月27日 イイね!

どんどん増えていく



これ以外にもチェーンカッター、コッタレスリムーバー、ペダル用ロックブッシュ戻し、仏式バルブ対応エアーチャック、タイヤレバー等々を買ってます。
あとはボトムブラケット脱着工具があれば、ひととおりのメンテはできるのかな?
自転車をメンテするには専用の工具がこんなに必要だったんですね。

工具の次はホイール等の大物のパーツが増えていきそうな予感・・・(;^_^A
Posted at 2020/09/27 12:44:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自転車 | 日記
2020年09月22日 イイね!

大弛峠

峠シリーズが続きますが、今回は自転車ではなくバイクです。
行ってきたのは大弛(オオダルミ)峠。
神奈川~東京の間の大垂水峠ではなくて、山梨~長野の県境の峠です。
ちなみに昔からよく使っていた大垂水峠は、オオタルミと濁らずに読むのだと最近になって初めて知りました。



AM7時前に着いたのに、峠の頂上の駐車場は登山する人達の車でいっぱいで、バイクでさえこんな場所にしか止められない状況。

ここから先の長野県側はずっとダートのようなので、ここで折り返して山を下り、柳沢峠→丹波山村→小菅村→藤野というルートで、ワインディグでお腹いっぱいになって12時前に帰って来ました。

大弛峠は、Wikipediaによると「標高は2,360mであり、自動車車両が通行できる日本最高所の車道峠である」とのことで、塩山市街から30km以上、ず~っと登りが続きます。

先日上った和田峠(東京側)より平均勾配は緩く、足を休められそうな区間も結構ありましたが、とにかくこの距離の長さが問題です。
足つきなしで上り切るのはかなり厳しそうなことがわかりました。
いきなり挑戦してもきっと無理だったでしょう。

偵察任務完了です(笑)
Posted at 2020/09/22 18:17:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク | 日記
2020年09月17日 イイね!

和田峠 (表)

すいません、また自転車ネタです。

一昨日に上った時の写真


そして今日


自転車の向きが逆なのは、上って来た方向が違うから。

一昨日のルートは神奈川側から上って東京側へ下りるというものでした。
帰って来てから知ったのですが、神奈川側は自転車乗りの間では裏和田と呼ばれているらしく、東京側が表和田だそうです。

神奈川県民の私からすれば神奈川側が表なんですが、日本の首都で自転車乗りの人口でも太刀打ちできないであろう東京側が表だと言われれば仕方ないですね。
しかも、東京側のほうが上りがきつい上級者向けルートということなので、「表」は東京側に大人しく譲るしかありません。

確かに先日の和田峠越えで東京側へ下った時は、ブレーキをずっと握りっぱなしでないと危険なくらいの傾斜が続いていて、途中で斜度が緩むところもほとんどない状況でした。
(どんな状況か気になる人は、‟和田峠” ‟ヒルクライム” で検索すると、いくつもヒットします。写真付きのブログもあるので良く分かりますよ。)

「これはエグイなぁ~。こんなところ絶対に上りたくないなぁ。東京側恐るべし・・・」
というのが下った時の正直な感想。

それなのに、どういう心境の変化なんでしょうかね?
東京の「表」対する神奈川県民の対抗心なのか、自分でもよく分からないまま、表和田に挑戦してきました。

ガソリン代より高くつく補給食の問題は、前日に作っておいたおにぎりでクリアー。(途中で買ったのはエナジーゼリーのみ。)

目標は、フロントのスプロケット3枚のうち2枚しか使わずに(ギア比は最小で1.3まで)、途中の足つきなし・蛇行なしで上り切ること。

上り始めると、一昨日に下った時のイメージ通りで、足を休める区間がまったくと言っていいほどありません。
ずっと10%以上の勾配(MAXで20%近く)が続くつづら折れの坂道を、何でこんなきついことをしているんだろう?と自問しながらひたすら上り続けます。

途中で残り2㎞の看板が目に入り、「もう2/3まで来たぞ~!」と自分を元気づけたのですが、実はこれが勘違い。
実際は約3.5kmの上りなんですが、先日上った裏和田の6kmと酸欠気味の脳が勝手に変換していました。
これに気づいたのは、残り600mの看板が見えた辺り。
もっと早く気づいていたら、「まだ半分も来ていない・・・」となって、上りきれなかったかも。

最後の直線の先に頂上の売店の屋根が見えても、ラストスパートをかける気力も起こらないくらい疲れていましたが、なんとかチャレンジに成功しました。

関東のヒルクライムルートとして上位にランクされる東京の表和田を、ロードバイク歴40日(MTB改を入れると2ヶ月半)の5●歳の神奈川県民が、タイムはさておきとりあえずやっつけてきたということで、裏扱いされた神奈川県の無念を晴らしてきましたw

今日のルート

山を下ると足が復活していたので、大垂水峠も楽しんで(?)から帰って来ました。


ロードバイクを譲ってもらってからいくつかの峠越えをしてみましたが、このFELT Z80は入門用の比較的安価な物で、履いている MAVIC CXP22 というホイールはいわゆる「鉄下駄」と呼ばれる重量級の部類に入るそうです。(前後で2kgを余裕で超えるらしい。)
この鉄下駄ホイールで上り切れたのだから、軽い(=高い)ホイールに替えたらもっと速く、ずっと楽に上れるはずでは?
と、ちょっとまずい方向に思考が行きかけてます。
Posted at 2020/09/17 18:14:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年09月15日 イイね!

和田峠



補給食代がガソリン代より高くつくことに気が付いてしまった・・・

Posted at 2020/09/15 17:43:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | 日記

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「クラッチマスターシリンダーの修理完了」
何シテル?   04/19 18:25
自分と同じ年齢のクルマに乗っています。 歳をとってもこのクルマのように軽快に、しなやかに生きていけたら最高です。
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