トヨタ(純正) ＧＲスタビライジングボディコート  

『塗るだけでボディ表面の空気を整流し、操縦安定性が向上する』が謳い文句。空気の流れを乱すボディの静電気の帯電を抑えて空力性能の向上を狙った製品です。施工方法は本当に塗るだけ。

ついにトヨタも霊感商法・・・理屈は分かりますが、東京オートサロンで初めて見たときも「ホントかな？」という疑問符がぬぐえません。愛車のポリマー加工が古くなったケアと、花粉や汚れの付着防止程度のつもりで購入しました。

気になる結果は「体感できる」と言えば嘘になりますが、以外にも「感覚の違いが分かる」程度の効果はあるように思えます。

具体的には交通量があり制限速度＋アルファぐらいで流れている「いつもの首都高」で、ハンドルのぶれが減りステアリング修正が減った印象。ジョイント部分を通過する時の車体の跳ね上がりがやや減少、汐留Ｓカーブや霞ヶ関カーブを抜けるときもハンドル修正が減ったぶんスムーズな姿勢で曲がれる「ような」気がします。外見に関してはやはりホコリが付きにくくなり、触ったときに感じる静電気特有の「ピリッ！！」が減った「ような」気がします。艶や水はじきは一般的なコーティング剤のほうが優れているでしょう。

正直、医薬品のように効果があると思えば効くし、意味が無いと思えば意味が無い程度です。製品の効果よりドライバー本人のモチベーションのほうが大きいのでしょう。

ディーラー担当氏から伺った「体感できる？コツ」は、むやみに飛ばすのではなく車線変更など小刻みな動きのほうが変化を感じやすい？とのこと。そしてボディが小さい車種のほうが効果的？とのこと。ボディが大きくて重い、どちらかというと動きがまったりしているチェイサーやミニバンといった車種は体感しにくいかも？とのことでした。