フロントバンパーの補修（プラスチック破損の修理）

Keiのフロントバンパーのパーツの爪が折れたので、補修しました。破損したのは、バンパー左側のパーツで、小動物が車にヒットした時の衝撃で壊れました。

パーツの取り付け側から見た画像です。爪は４か所あり、車体側の穴に差し込む構造になっていて、今回の破損個所は、爪の１つです。

破損場所は、3箇所あります。２箇所が折れているのがわかると思いますが、今回これを繋いで直します。写真ではわかりませんが、あと１か所ひび割れもあり、これも直します。

プラスチックの補修方法は、いくつかあると思いますが、今回は半田ごてを使った「溶着」で直していきます。

（補修の手順）
①半田ごてを使って、破損箇所の表面を溶かします。
②通常の半田を溶かす要領で、プラスチック（ＡＢＳ等の素材を準備）を溶かして、破損箇所のプラスチックに同化（これがポイントだと思います）するように馴染ませます。
③完成

あまり綺麗ではありませんが、完成です。

補修した爪がしっかりと着いたかチェックしてみます。指先で先端を写真右側に押してみましたが、補修箇所が折れたり、剥がれたりすることなく、しっかりと溶着しているようです。

写真では、折れたりしないか少しビビりながら押していますが、しっかりとついていますから大丈夫です(^^ゞ

（半田ごてによる溶着についての考察）
半田ごてを使う補修については、手軽な補修方法で個人的には良いと思います。
ただし、確実に溶着させるためには、半田ごてで破損箇所溶かしつつ、素早く補修に使うプラスチック（今回は、ＡＢＳ）を溶かして馴染ませないと、結合が弱いと思われます。
また、一度プラスチックを溶かすので、溶かした部分がかなり硬化してしまいます。よって、当然ですがオリジナルよりも弾力（しなり）がなくなり、再度衝撃を受けたら、力をいなせず割れる危険性もあると思います。実際、今回破損した場所は、以前補修した箇所でした。ご参考までに(^^ゞ