
先日から「何シテル?」でチョイ出ししてたアレなんですが、本日4度目の交換にチャレンジしました。
過去3回のチャレンジで手順や工具の選定を学び、やっと交換出来るところまで辿り着きました。
で、いったい何を交換するのかと言うと、、、
イグニッションプロジェクツ(IGNITION PROJECTS)製イグニッションコイルです!
あまり聞かない名前のブランドだと思いますが、2011年に南カリフォルニアで設立された、車両のイグニッションシステムを強化する革新的な製品の開発を専門とする企業で、ドリフト界隈では名の知られた存在とのことです。
日本にも拠点を設け、主に日本車向けのイグニッションコイル、イグナイター、エンジンハーネス、コネクターなどの点火系チューニングパーツの開発・製造を手掛けています。
実は前愛車のスープラ参号機で、点火プラグの劣化に気付かないまま失火対策としてイグニッションプロジェクツのイグニッションコイルとイグナイターを導入して、劣化プラグにも関わらず主観的に7~8割くらいの失火抑制効果を発揮(後にプラグ交換したら完治しました)してくれたので、是非銀八にも導入したいと思っていました。
暫くはGR86対応品が無い期間が続きましたが、先日何気なくメーカーHPを覗いていると、いつの間にかGR86用がリリースされていました!
HP中のチョット分かり難いところに掲載されていたので気付きませんでした。
決して安くは無いので数日間悩みましたが、当方の性格上、購入するまで悩み続けることが明白だったのでポチりました😅
このイグニッションコイルは単なるハイパワー化だけでなく、4,000rpm以下では4回スパークさせるという、街乗りオンリーの当方の乗り方にドンピシャな製品だと思います!
勿論4,000rpm以上の領域においても点火パワーは増幅されてますので、スポーツ走行でもイケると思います。
で、スープラ参号機の際も自分で交換したので、今回もそのつもりで個人で購入したのですが、水平対向エンジンの点火系整備のキツさは気になってました😟
試しにカスタムに寛容なGRガレージに交換作業の相談しましたが、「持ち込みパーツの装着はトラブル時の補償の問題があり、お断りしています」と言う想定内の理由で拒否られました...😢
となれば、やはり自分で作業するしかない😤
そして実際に交換作業に着手するも、予想通りにスペースの狭さ故に作業性は劣悪で、コネクタが硬くて抜けなかったり、イグニッションコイルの固定ボルトにレンチが掛からなかったり、ボルトや工具を落として紛失するとかの失敗するイメージしか湧かなかったりして、3回ほど断念しました😭
そして一度は「プラグ交換のタイミングまで先延ばしにする(Dラーでの整備に便乗する)か?」とも考えましたが、失敗を重ねるにつれて手順や工具選定が決まり、交換完遂の目処が立ったことで本日4回目の作業に着手しました。
最初の2回は運転席側の奇数気筒側を作業し、コネクタ外しまで進みましたが、今回は先回早々に断念してコネクタ外しまで至らなかった助手席側の偶数気筒から着手。
先ずは、イグニッションコイルにアクセスし易いように、燃料系を保護する鉄製カバーを固定ボルトを外してエンジン前方に引き抜きます。
#2、#4のイグニッションコイルが見えるようになりました。
イグニッションコイルのハーネスコネクタを抜きます。これが結構硬くて、マイナスドライバーやクリップリムーバーを引っ掛けるように使って力ずくで抜きます。
ちなみに1回目の作業は、このコネクター抜きで断念しました。
次にイグニッションコイルを固定している10mm六角頭のM6ボルトを外すのですが、#4気筒は車体フレームとの間隙が狭いため、標準的なBOXレンチだとその間隙に入りません。(2回目はここで断念しました)
そこで小型のBOXレンチの登場です。
柄が短くて力を要しますが、M6の締め付けトルク程度なら何とか緩めることも可能です。
無事#4気筒のボルトが外れ、イグニッションコイルが抜けました。差込部位はチクワのように柔らかいので、コイル部位を曲げるようにすればヌポッと抜けます。
そして同様の要領で#2気筒のイグニッションコイルを取外した時に事件が起こりました!
取外したイグニッションコイルがオイルでベタベタだったのですっ!?😱エェーッ
手には半乾きの黒いオイルが付着していたので今オイルが漏れた訳ではなく、長期間に渡って漏れていたと推測します。
漏れたオイルはイグニッションコイルの首部分のゴムパッキンで塞き止められてプラグホール内に溜まっていた様子で、イグニッションコイルを取外した時にドバッと流れ出て、アンダーカバーにまで滴り落ちました😰

このオイル漏れに気付かずに放って置いたら、リークにより失火を発症していた可能性もあります。
オイル自体は絶縁体ですが、使用して劣化したオイル中には導電性のカーボン等が混入しており、スープラ参号機も#6気筒のプラグホールにオイルが溜まってリーク、失火した経験があります。(前述のプラグ劣化による失火とは別案件です)
こうなるとイグニッションコイルの交換どころではありません😫
適当にオイル汚れを拭き取って、今外したばかりのイグニッションコイルを元通りに組み直し、或る思惑を算段しつつ修理相談のために即ディーラーに向かいました。
或る思惑とは、オイル漏れ修理(シリンダーヘッドカバーパッキンの交換)のついでにイグニッションコイルを交換してもらうと言うもの。
何ならついでに点火プラグも交換して貰おう!(強化コイルによってプラグの劣化が早まるのでね)
更についでに、スタッドレスタイヤへの交換もして貰おう!!
そして交渉の結果、思惑通りに全ての作業を快く承諾して頂きました!😁
ちなみにパッキン交換は3年6万キロ以内の保証期間内により無償交換になります。なので点火プラグ代とタイヤ交換工賃代のみの負担となります。
という訳で、いつかは、、、と覚悟していた水平対向エンジンの持病の洗礼を突然に受けた訳ですが、幸か不幸か、面倒なイグニッションコイル交換作業を無償でディーラー様にして頂くことになったのでしたー😁
尚、修理には12月に土日の2日間預ける予定ですが、ディーラー様もGR86の当該部位のパッキン交換は初めての作業ということで、1週間になる可能性もあります。
Posted at 2025/11/23 17:50:21 | |
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