人狼 ～ＪＩＮ－ＲＯＨ～（ネタばれ注意）

　アニメネタが続きます...。










2000年公開の劇場アニメ『人狼 ～JIN-ROH～』
数ある劇場アニメの中でかなり、と言うか一番のお気に入り作品です。

監督・キャラクターデザインは沖浦啓之。
本作が監督デビュー作で、のちに『ももへの手紙』の監督も務める。

原作・脚本は『機動警察パトレイバー』や『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などを代表とする劇場アニメの監督として世界に名を轟かす押井守 。

本作品の舞台は架空の昭和30年代の東京。
獣としての宿命を背負った男と、愛を夢みた女の物語...。

詳しくは作品を観るか、検索してくださいな。

まぁ、とにかく渋い！
海外アニメでは絶対ありえへん作品！

設定や脚本もさることながら
作画や音声の作り込みも半端じゃないっ。

最後の夜明け近くの埋立地のシーンなんか、
カットごとに空の明るさが明るく変わっていったり、
徐々に交通量が増え、遠くから聞こえる車とかの音が大きくなっていったりと
それはそれは丁寧に緻密に作り込んどります。

さらに、
溝口 肇 の音楽が“これ以外ない”ってくらいハマって完璧です！








伏と同期であり友人でもあるが
その友人を裏切ることになる辺見の言葉（シーン）が
印象に残るんです。

塔部に伏の女性関係を聞かれ、
自分が仕掛けた罠であることを悟られないように返事をする辺見
「・・・いぃえ」



辺見が雨宮 圭に言う台詞だが
自分自身に言い聞かせるようにも言う
「お前が裏切るのは人間じゃぁ無い」


辺見の最後の言葉
「何が違うというんだ、俺と何が.....
お前だって.....人間じゃねえかーっ！
伏ぇぇえええええーーーーっっっ!!!」






これは何度でも観たくなります。



＜2017/2/28＞
元動画が削除されてたのでリンクし直しました。


＜2022/5/16追記＞
なんと2018年に、舞台を南北統一が達成されたとする近未来の朝鮮半島に変えて実写映画化されてました！
予告を観ると、原作の雰囲気を見事に再現しており、且つ高クオリティー!!



日本では2018年にNetflixで配信されたそうです。
観たい～っ！