
つい先日、旧車(もちろん主とするのは我が328)に関するところだけ読み終わった「フェラーリ メカニカル・バイブル」。
著者のあとがき曰く「情報源の究極は本であると思っている」。
私もそう思います。読んでいて、328に関して「!」と感じたことを記します。
ボディ製作に関して
『328や512BB以前のボディワークの最大の特徴は、流麗なデザイン画を忠実に再現するため手間を厭わぬこと。
ボディパネル同士をハンダや溶接で繋いだ後、接合部の凹凸を削り落とし成形してから塗装する。』

テスタロッサ系で大好きなデザインはサイドのフィン。


そして、328で気に入っているのがドアからリアフェンダーにかけて次第に大きくなる「えぐり」。上のラインはドアのラインと同様に水平。
ここはもちろんプレスではなくて、溶接してくっつけたもの。たいへん手間がかかっています。
オーディオに関して
『オーディオには無頓着、348まではオーディオはオプションで、スピーカーだけ取り付けてあった。』

我が328を購入した時は↑のようにオーディオが装着されていました。

車種を問わず、エンジン音を聴くのが大好きな私は昔からオーディオは無用。
328もすぐに取り外してしまい、現在この場所は小物置き場になっています。
バッテリーの位置に関して
『リアが重いミッドシップの為、バッテリーは328までのV8や365~512BBでは、フロント車軸ライン上の中央、地面に最も近い場所に搭載。』


えっ、そうなの!
恥ずかしながら、今年自分で交換した時に「何でこんなところにあるの!」と憤慨しておりました。よくよく考えればそうですよね。フェラーリさんごめんなさい。
シフトレバーとミッション
『レバーからミッションへ変速の動作を伝える部品に、1本物のスチールパイプを用いた車種が多く、操作時の剛性感を追求。』

これですよこれ!
実は今から半世紀くらい前、最初にフェラーリ(365GT4BB)のシフトゲート周りの写真を見たときに思ったのは、
「なんかごみや埃が入りそうでヤダ」。
でも実際操作してみてこの感触は唯一無二。まん丸ノブもそう。
あ、私の328もオイルパン貫いているシフトシャフトのシール交換致しました。
Posted at 2022/07/08 12:36:16 | |
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