星のｶﾍﾟﾗのブログ一覧

今回の回送は茨城県の鹿島からになりました。

鹿島までは高速バスです。


仕事でなけりゃ、高速バスや長距離の列車移動は無いので、楽しみです。
ホントはその距離の回送があれば、稼ぎになるんですが(^^ゞ


ともあれ、鹿島から仙台へスタート。鹿島スタジアムの横を通り抜けます。


通常では国道6号線を北上するルートですが、福島原発があるので、回避します。
前回はナビが回避するルートを案内してくれたので、今回も大丈夫、と思っていたのですが…



ナビはよりによって、国道6号線から更に海よりのルートを案内。
とりあえず案内どおりに進みましたが、ついに道が無くなる羽目に…。


ナビの地図には道がありますが、実際の道はありません。
周りは復旧か除染の工事をしており、明らかに｢入ってはいけなさそう｣な場所。


地図では常磐線の富岡駅がありました…が。


震災後３年以上経ちましたが、損壊したままの様です。


また、近くの建物(海の目の前)は…



初めて震災の爪痕を目の当たりにしました。



そこは早々に離れましたが、近辺はいわゆる｢帰宅困難地域｣で、どこも迂回させられます。


町並みはあるのですが、全く人の気配がありません。
単に震災だけなら、復興の兆しがあるのでしょうが、この辺りはそういう訳にはいかない模様です。


時間はちょうど日の入りで薄暗くなり、電気は数少ない街灯と自販機だけ。



防犯の為でしょう、パトカーがやたらと目についたのが印象的でした。



そこを通って思ったのは｢空恐ろしい｣という事。


夜中の山道を走ったりするのとは違う、怖さ。
放射能がどうとかではなく、人が住めない場所、そういうのが現実にある…得体の知れない怖さを感じました。


回避ルートをなんとか探しだし、晩には仙台に到着。
そのまま帰りの回送に。



クルマはキャラバンです。
ハイエースと似たスタイルですが、中身はずいぶん違いました。



まずはシート。
ハイエースに比べ、いくぶんか低い様です。
私にとっては天井が迫ってきてないので、ハイエースより圧迫感がなく、快適でした。


インパネの感じは｢ガンガン使える道具｣ってカンジ。
エアコンベゼルが丸型だったからか、G-SHOCKみたいだな、と思いました。



少し残念なのはシフトゲート。
ちょっと幅があり、その為に隣にあるエアコン操作部がやや遠くに感じられます。



ハイエースとキャラバン、どちらもいっぱい使えるクルマです。
こういうクルマも持てたらいいなぁ…


今回は長距離回送が２本だったので、行程としては比較的楽でした。
ただ、震災の痕はまだまだ残っています。


考えさせられる事となった週末でした。