2022年08月13日
うちは明日から夏休み。
今日は午前中に仕事を終え
午後は久しぶりにのんびり過ごしてました。
最近よく視聴している動画に
「落ちてた時計を綺麗にしてみよう」という海外の動画がありまして
そこに出てくる時計の殆どが偽物、そう、パチモンです。
そりゃそうですよ。
ホンモノなんてそうそう落ちてるわけがない。
落ちてたところを拾い上げた時点で
変に分厚かったり、文字盤の配列というか、
インデックスのバランスが悪かったりして見た目が悪い。
裏蓋あければまんまと小さいクォーツの基盤が出てきて「やっぱりね」と。
それでも動画では全部綺麗に掃除して新しい電池を入れて
バンドも新調して「やった、できたぜ」と喜んで終了。
パチモンにしたってどうせ仕込んでるのはわかってますから
これはこれで面白いね、でいいんですが
今日見た動画はちょっと後味が悪かった。
拾った時計は最初は泥だらけで何だか全然わからなかったが
泥が落とされていくうちにオリエントの文字が出てくる。
クラシックな3針の時計で、ORIENTのロゴの真下にAutomaticの筆記体。
お、珍しくホンモノか、とわくわくしながら進めていくと
裏蓋をいきなり抉って開けた。
あれ?抉るの?(このタイプはねじ込み式なはず)
よく見ると、裏蓋の外周に等間隔でねじ込み用の凹みもある。
衝撃はこの先。
なんと開口部面積の半分程度のクォーツメカがお目見え。わーお。
余剰部分にはしっかりスペーサーまで入ってる。丁寧じゃん。
ご丁寧に最終的に新しい電池を入れるシーンまである。
どのへんがどう自動巻きだったのか。
で、続いて秒針が動くシーンが映し出されるのですが
なんと機械式のような小刻みに動く秒針・・・・。まじか(汗)
12時真下のORIENTロゴ直下に燦然と輝くAutomaticの筆記体。
秒針は機械式のようにチチチチチと動いている。
文字盤のバランスは殆ど完璧。
強いて言うならAutomaticの字がやや小さいくらい。
裏蓋はねじ込み式の顔して澄ましてる。
実際手に取れれば「全体的に軽い」「ローターの手応えが無い」
「竜頭り動きが軽すぎる」といくらでも突っ込めるとは思うが
ネットで画像や動画だけ見たらホンモノと信じても責められない。
いやー、こんなのある所にはあるんですね。
そもそも元々ホンモノ自体が1万円くらいなので
わざわざそれの偽物を作るだなんて考えもしない。
これが1000円くらいだというならわかるが
微妙なラインで一万に近い数千円とか言われたら・・・。
時計は出所の分からない所からは怖くて買えません。
Posted at 2022/08/13 19:47:41 | |
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