♪デアゴスティ～ニ♪・・・22

創刊してからしばらくは普通に本屋さんで売っていた[ラリーカーコレクション]、今号で22号を迎えましたが、今や予約や取り寄せのみとなってしまいました。今回は22号・・・ランチアデルタHFインテグラーレ[スーパーデルタ]です。

87年のGr.Aでの選手権争い開始時から圧倒的な強さを誇り続けてきたランチアデルタ・・・そのランチアに対抗する勢力としてトヨタセリカを始めとする日本メーカー勢の台頭によりその優位性も徐々に失われつつあった1991年、ランチアはデルタHFインテグラーレの大幅なマイナーチェンジを果たしました。それが今回のスーパーデルタの基となる[デルタHFインテグラーレ エボリツィオーネ]でした。

92年のシーズン、ランチア（マルティニ・レーシング）はこのスーパーデルタを擁して日本勢との闘いに臨みました。そして見事コンストラクターズチャンピオンの座を射止めたのでした。そしてシーズンオフ・・・ランチアはメーカーとしての参戦を92年シーズンをもって終了するとマスコミに報道したのでした。その為マルティニカラーのスーパーデルタは92年のみとなったのです。

同時にメインのドライバーだったディディエ・オリオールとユハ・カンクネンはトヨタへ移籍・・・翌年からのトヨタ全盛期の礎となったのでした。

さて、モデルを見てみましょう・・・その前に、21号（ギャランVR-4）でお伝えした[予告写真でデルタに感じた強烈な違和感]についておさらいします。

こちらが前号に出ていた予告写真でした。
そしてこちらが今号のモデルです。

おわかり頂けたでしょうか？予告写真にはなぜかリアっぱね（ルーフスポイラー）がないのです。まぁ、世に出たほうのモデルにはついているので大きな問題はありませんが・・・さすがに理由まではわかりませんが・・・ただ一つ言えることは、おそらく前号を早々に買っていたらこの違和感に2週間は悩まされ続けたでしょうね・・・何はともかくモデルを見てみましょう。このモデルでよく見るのはモンテカルロラリーでのオリオールモデルですが、今回のそれはポルトガルで優勝したときのカンクネンモデルです。これはこれでシブい選択ですね。モデルは当時の[カッコいいデルタ]が再現されています。これを見るとまた実車が欲しくなってしまいますね。

さて次号は・・・

うひょほ！！これまたオールドラリーファンにはたまらない［フィアット131アバルトラリー］です。このマシンも大好きだったのです。2週間後が楽しみでしょうがありません。

ではまた。