
おしらせ:
以下はケータイ、スマホの電波の届かない場所でじっくり暇つぶしに読むのに最適です(爆)
が、後半はあまり気持ちの良い文章ではありませんのでご注意を。
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人生最高の1秒。
しかし、世紀の瞬間、全身でこの幸福を受け止め、体中にアドレナリンを分泌し、脳内にドーパミンを溢れさせ、そして満を持して目の前で告白するのに許された時間にしては、あまりにも短かすぎる・・・(T▽T;)
握手というのは、本来お互いの手をにぎにぎして上下させるものと思っていたが、その時間すらなく、ただの『ロータッチ』(爆)
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世紀の瞬間の後、なんとか病院へは搬送されずに無事おウチに帰ってこれました。
しかも、今日、夕方以降台風並みの暴風雨になり交通機関にも影響が・・・などと予報が出ていたもんで、気が触れてから以降のキケンを顧みずクルマで出掛けるという暴挙w。
にも関わらず何事も無く帰宅できたのには、それなりのワケがあり。
そこは後で語るとして(これまた、いつものように先が超ウルトラ長いですwww、いや、いつもとは論調が異なるかもしれない)。
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既にとっくに実体から遊離し、遥か彼方へと先行してしまった(ケッコンしちゃったしw)妄想めーさんに、ただのいちファンに戻ってしまった実体めーさんが一挙に追いつく千載一遇のチャンスに、夕べは告白の台詞をあれこれ考えあぐね、なかなか眠れませんでした。
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集合は13:40、その1時間前に会場入り。
場所が恵比寿だったので、渋谷にある会社の敷地にこそっと駐車w(ま、仕事のときはいつもなんだけど。いちおー10:30に到着したので、実際にちょこっと仕事したふり・・・汗)
恵比寿ガーデンプレイスは実は初めてだったりして (;^ω^A
長蛇の列
しかし、これは『握手』じゃなくて、その前の時間帯の『ツーショットチェキ』の列w
かなり時間が押している模様。
予定よりかなり遅れて『握手』の列が係員の指示でつくられました。
いよいよそのときが迫ります。
(実はここからさらに1時間以上後だったので、このときはまだ全然迫っていないw)
告白の台詞を何度も何度も心の中で反復しましたw。
周りには、プリントアウトした紙を持って、告白の台詞を暗記しているおっさんが2、3人いまして。
そこまでするのは、多分ハングルでコクって勝負を掛けようという魂胆だったのでしょう。ワタクシを含め、告白タイムがたったの1秒とはつゆ知らずに(爆)。
会場建物の入り口では、何かの事件が起きた直後の空港並にキビシイ厳重なボディチェックおよびカバンの中身の確認があり、さらに入念に、写真付き身分証明書と、当選した応募カード(CDに封入されてたやつ)、それと当選通知メール(スマホを係員に見せる)の厳重な照合が行われ、ようやく中へ(大統領でも来るんかw、くらいのイキオイ)。
人生最大の幸運のカード、最後はバーコードスキャナーで応募券を読み取り
無事、これに引き替えられました。
ここから待つこと30分以上、やっと会場入り。
ガーデンルームとかいう、セミナー、披露宴、政治家パーティーなどをやるようなスペースです。
ここからは残念ながら、撮影は出来ませんでしたが、横が高いパーティションで区切られ、前はカーテンがある「個室」に各メンバの名前のカンバンが掛かっているというカンジでした。
例えるなら、出張健康診断の仮設診察室風。
最終的には、自分が当選したメンバの診察室の前に並び、ひとりずつ入室するというすんぽーです。(スンヨンが白衣で聴診器ぶら下げて、『ハーイ、上脱いでください』ってのでもヨカッタがw)
診察室と違うのは出口のカーテンが向こう側にあることw。
実は、スンヨンとの握手といっても、他のメンバも拝むだけは出来るのかと思ったら、さにあらず、本当に当選したメンバしかお目にかかれないという厳重さw。
ファンとの握手シーンの過去の映像が念頭にあったので、これには少々びっくりしました。
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特に、先を争ったワケでもないのですが、ワタクシ、スンヨンの百数十人の列の先頭から7番目でした。
『スンヨンとの握手が当選した、明日の大阪会場も含めた数百人のうち、7番目に握手できるんだぁー』
そう思っただけで、みるみる心拍数が上昇し、目に★が出始め、失神寸前の状態になってきました。
どれほどの時が経過したかよく分からない中、もう限界かというところで、開始のゴングが鳴りました。
前の6人が猛スピードで消化されていく様を見て、ひとり1秒の持ち時間とここでようやく認識w。
勝負は1秒。
『次の方どうぞ』
係員に突き飛ばされるように診察室に送り込まれると、そこに、まばゆい光と共に彼女は小さく立っていました。
驚くほど小さく華奢な顔と体と手。
同じサルから進化した人類とは思えませんでした。
全てが過去に遠くからステージを見つめていたときに想像していた以上でした。
1万年くらい前に、地球に墜落したUFOに乗ってた外宇宙の生命体の末裔に違いない。
しかし、ここであっけにとられている暇はありません。なんせ持ち時間1秒ですからw。
私はカミカミにならぬよう、慌てず落ち着いて告白しました。
『一生、愛してます』 と。
1秒ではこれが限界です(爆)。
正確には、スンヨンの手に触れていたのは『一生、愛・・・』までで、『・・・してます』あたりは既に制限時間を超えていて、出口側の係員に引っ張り出されつつだったので、若干台詞が流れたカンジになったのはザンネンであったがwww。
スンヨンは何も言いませんでした。(ふっ、照れてるのか・・・呆爆)
(ツカ、あえて全くしゃべらないようにしてたみたいです。わずか1秒じゃねぇw)
1秒中、視線が合ったのは多分0.2、3秒だと思います。
でも確かに見つめ合った0.2秒。
ヒロスエのデビュー曲、『マジで恋する5秒前』の1/25の時間ではありますが、新たな歴史が始まるには十分な時間だったのではないでしょうか(呆爆×10)
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と、いつものパターンなら、後は「シメのオチ」が続くところではありますが、今回は違います。
これ以降は、「じゃあ、いままでのは何だったんだよ」という、ともすれば怒りを買う内容かもしれません。
できればここで読むのを止めてもらいたい気持ちも多少あります。
でも正直な気持ちを書かずにはいられない。やっぱり自分にウソはつけません。
ちょっと考えすぎってきらいもありますけど・・・
今回、たとえ1秒とはいえ、自分の手がスンヨンの手に触れた瞬間、その場で失神し担架で搬送される予定でしたw。
なぜにそれが回避され、こうして無事に自宅でブログなんぞ書いていられるのか。
確かに、あんなに事前に喜びと幸運に舞い上がり、何時間も待ったのに、たったの1秒?
ってのもあると思いますが、逝けなかったのはそれだけではない理由があります。
カーテンの奥のスンヨンは確かにまばゆかった。
しかし、とてもファンとのふれあいを心から喜んでいる目ではなかった。
とても疲れて憔悴しきっている表情に見えました。
診察室に入った瞬間からそれを感じ取ったワタクシは、握手しながら何とか告白の台詞を言い切ったものの、その自分の喜びよりも、とてもスンヨンが気の毒だ『かわいそう』という感情が先にたってしまったのです。
ご存じの方もいると思いますが、4人時代のデビュー後、いまいちイキオイに乗れず、KARAを消滅させないために、これからも歌い続けたいがために、あらゆる汚れ仕事を小さな背中に一身に背負って耐えてきた、その苦労を積み重ねての今日があると思っているスンヨンだからこそ、ファンはまさに『命』であるワケです。誰よりもその大切さを知っています。
でも、スンヨンは歌手になりたかったのです
(ドームでも、歌手になりたかったと言った。アイドルとかタレントとは言わなかった)。
ファンと握手すること自体がしたかったのではないと思います。
ただ、歌手をメインの生業とするには、聴衆を用意してくれる、もしくは紐付けてくれる会社に所属し、その会社の利潤追求に貢献しなければなりません。言うまでもなく当たり前ですが。
音源を制作して売り、パフォーマンスをステージで披露する。
これは直接的な目的そのものですが、ファンサービスはあくまでも自分たちの市場を維持・継続するための間接的手段に過ぎません。
しかし、今回、スンヨンの列に並んで握手した人々のうち少なくとも何人かは、常人とは異次元のオーラを感じながらも、いつものステージと違ってなんだか覇気の無いスンヨンを見たとき、ワタクシと同じ感情になったのではないかと思います。
また、実際にたったの1秒しか無かった握手。
中には、少し興味があったのでCDを買ったところ、ネットで簡単にできたのでイベント応募したら当たったなんてファンもいたことでしょう。
今日の様な握手で、果たしてワタクシの予備軍のような熱烈ファンになれたのかというと効果のほどはギモンではあります。むしろ逆効果だったのではないかとさえ思えます。
そこまでしてこのリリースイベントをやる必要があったのか? 来日集中プロモーションで疲労しきっているメンバー達にこれを。今まで通り、『グッズ当たります』でヨカッタんじゃないのか?
『とかなんとか行って、オマエ結局スンヨンの手ぇ握って帰ってきたじゃんか。コロスぞ、コラ』と言われるでしょう。覚悟の上です。
『そんなの、本人達も分かってやってんだから、余計なお世話。ファンにそんな感情を抱かせること自体失格だ』
という考えもあるでしょうし、むしろそちらが正しいかもしれない。
でも、やっぱり、ワタクシは悲しかった。こんなことしなきゃいけないスンヨンが、メンバ達がかわいそうと思ってしまった。
それが偽りの無い本当に正直な気持ちだったんです。その瞬間の。
凄く心が痛くてやり場の無い感情でした。
これは、アイドルの存在を根本否定してしまう考えなのかもしれないですね。
誰よりもアイドルが大好きな自分なのに。
・・・
帰り道、クルマを運転しながらずっと考えていました。
『オマエは、スンヨンの、KARAの何を愛しているのかと』
『オマエは、自身の体験同士で5mとかの至近距離を競ったり、もーそーでケッコンしたりとか。そーゆーことがしたかったのかと』
否、ワタクシが好きなのはやっぱりアーチストとしてのKARAでありスンヨンであり、歌やパフォーマンスを生なりメディアなりで鑑賞してしあわせなキモチになる。
それを周辺で彩る為の、ウチワ8本オトナ買いでありw、もーそーめーさん幽体離脱wであるのです。
他人はどうであれ、ワタクシはそうです。また、そうじゃない考えを否定するつもりも毛頭ありません。
ある程度パブリックな存在である以上、それをどう解釈しどう楽しむかは全く自由ですからね。
ワタクシはこれからもずっとKARAの曲を、スンヨンの歌声を聴いていたい。やっぱり原点はそこ。
だからこそ『音質向上計画 for KARA』が継続しているのです。
無理してファンサービスすることない。KARAの寿命を縮める要因となるならば。
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しばらくはスンヨンの画像・映像を見る度、今日のなんだか悲しかった感情が思い起こされて胸が痛み、悩むような気がしてます。
この痛み・悩みこそが、『運』の借金返済なんだと、今気が付きました。
そうか、一生かかるわけだ。
なぜに?
アイドルグループの歴史が物語っているように、悲しいかなこの先10年後には何をどう頑張ってもKARAはいないでしょう。考えたくはないですが。
(モー娘。は例外。もはや存続の記録樹立自体が存在意義の100%なのでw)
『一生、愛してます』と言ったくせに、自己否定してるしw。
過去、何年か大きな周期で繰り返されるワタクシのアイドル趣味ですが、10年後は別のグループに夢中になってるかもしれない(絶対にそれは無いといえばウソになる。因みに10年前はZONE ばく)。
そのとき、愛すれば愛するほど、きっと今日のこのキモチを思い起こすに違いないでしょう。
それが一生続く負債なワケですね。
なんだか、結果的に色んなことを考えさせられたという意味で、4月6日は忘れられない日になりそうです。
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この悪天候で、KARAのみんなは大阪に移動できたんだろうか。
明日もイベントは午前中からだから、今夜中の移動だと思うんだけど。
せめて、今晩ゆっくり休めるよう祈ってます。
・・・
今回の件は、自分で勝手に盛り上げといて自分で思いっきり水を差しちゃいました。
誠に申し訳ございません。m(_ _;)m
なんか後悔しそうだなぁ、書いたこと。