ライトノベル読後メモ１１　「サクラダリセット　４」

最近、読む本に困らないですね。
１２／１発売の新刊です。

「サクラダリセット４　GOODBYE us not EASY WORD to SAY」
（著：河野裕　2010年　角川スニーカー文庫）

ザ・スニーカーにこれまで掲載されたサクラダの短編＆ショートショートと、
書き下ろしのサクラダの短編、
さらにサクラダとは関係のない「ホワイトパスル」という短編が収録されています。

３巻を読んだときに、３巻を読んだ後に１巻とかザ・スニーカーを読むと
春埼がすごく可愛く見える、というようなことを、ここに書いたのですが、
それが今回収録のショートショート「ある日の春埼さん」です。

どうも著者の河野先生も、その辺は意識されていたようで、
まんまとノセられてしまいました。やっぱ野ノ尾より春埼かな。

短編集って、刊行順に読まなくてもいいかな、って思っていたのですが、
サクラダに関しては刊行順に読むことをお勧めします。

で、いつもながら繊細な雰囲気の作品です。
話も繊細なら、登場人物もみんな繊細。すごく綺麗だと思います。
ゆっくり静かに、でも一気に読みたい作品ですね。

あと、設定が複雑すぎないのが良いと思います。
作品の世界に入って行きやすい、とでも言うのでしょうか？
上手い表現が出てこないのは僕が理系だからかな・・・？

「ホワイトパズル」についても。
あとがきでも書かれていますが、雰囲気は「サクラダ」に近いです。
これも繊細ですごく良いです。
ただまぁ、登場人物のセリフ、小学生や中学生が言うセリフじゃないな（笑）
深すぎ。

今回も挿絵超綺麗。猫好きにもお勧め（笑）