【コウモリ飼育日誌-1】コウモリを保護しました

アブラコウモリなどの飼育は特例を除き法律で禁止されています。
今回のように命に明確な危険がある場合は、申請無しで30日の保護が認められます。
その後は放鳥という流れになるのですが、難しいようなら延長申請となります。

調べたところ、放鳥によりその後生き抜けれる可能性は限りなく低いため、放鳥した場合この子も死んでしまうと思います。

という前置きはおいておいて本題に。

実はこんな状態で落ちていたのです。

衰弱しきっていて動きも非常に鈍い状態でした。

6/28日夕方保護です。

この時はまだ目も開いておらず、コウモリのようにピンと張った綺麗な耳もなく、尻尾もお知りにくっついている状態でした。

なので最初は何かわからなかったです。

そこでとりあえず水を飲ませることに。

しかし、飲ませるにも体力がなさすぎるため、なかなか飲んでくれません。




初日はミルクをなかなか飲ませることも出来ず四苦八苦でしたが、その後何とか飲むようになってくれてほっと一息です。

アブラコウモリは室温30度以上にしてください。
体が小さいのですぐに冷えてしまいます。

ミルクは生まれたてですので1回0.05ccから0.1cc程度しか飲めません。

自ら飲まない場合はスポイトや注射器などを使って口に入れてあげると飲みます。

おなかがいっぱいになると、おなかの部分が白くなりますから（胃袋が透けているのでミルクが見えます）
それで判断するといいでしょう。


ミルクは牛乳ではなく、犬猫用の脂質の高いものを与えると飲んでくれます。

今飼育7日目ですが、ものすごく懐いています。

指の上から離れないですし、名前を呼ぶと反応します。

アブラコウモリの性質上、社会性が高いのでこういうことには長けているのでしょう。

めったに体験できない事ですから、もしご自宅で落ちているのを見つけたら保護してみるのも楽しいですよ。

正直言いますと、めっちゃくちゃかわいいです！！！！

プライベートの時間はかなり少なくなりますけど、半端ないかわいさがありますね。