【救援物資】　防水シート＝ブルーシート入手時の注意事項

二つ前の私のブログ、

『【地震関連】　大型防水シート・土のう、簡易テントなどのメーカー電話番号情報 』
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への追加事項です。

【防水シート＝ブルーシート入手時の注意事項】

被災地の皆さん若しくは支援される皆さん、もし被災地への自治体からの配給が間に合わず、防水シートをご自身で調達されるときには、以下の点を気をつけてください。

①まず重量を調べてください
・・・防水シートを購入されるとき、そのシート一枚あたりの重量を調べてください。パッケージなどに印刷されているはずです。
その際、一平方メートルの重量が125ｇ以上であるかどうか確認してください（総重量÷面積でも出ます）。

防水シートは、価格競争で粗悪な商品もたくさん出回っています。

上記重量を下回っている場合、強度的な問題が出るかもしれません。

②サイズについて
・・・屋根にかけて雨漏り対策で使用されるときは、小さくても３．６ｍ×５．４ｍサイズより大きいものを使用してください。普通の一軒家だと、本当は５．４ｍ×７．２ｍ以上のサイズが必要です。

②長持ちさせたいとき
・・・ブルーシートと言われる防水シートは一般に太陽光で劣化する特性をもっています。
粗悪品では購入後1月も経たないうちに穴が空くことがあります。
少なくとも数ヶ月以上はおうちの雨漏り対策として使用したい場合、ブルーシートではなくＵＶカット剤入りのシート（グリーン、グレー色が多い）を選んでください。これなら半年以上初期強度を保つことができます。

③火気の傍では使わないでください
・・・ブルーシート（上記ＵＶカット剤入りも含む）というのは防炎という表記をしていない場合、融点は６０度程度、非常に燃えやすい特性を持っています。
火気に触れる危険性がある場合は、不燃材が入ったものを使ってください。

④ブルーシートが手に入らず、建築足場にかける白い厚手のシート（すべすべしてます）を使用される場合
・・・この手のシートは、一度穴が空くとそこから簡単に穴が拡大します。風のばたつきでも穴が空きます。屋根にかけたりするのはやめられた方がいいです。

以上、石化樹脂関係メーカー在職の立場から申し上げました。