
前略
秋冷の候、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
また、被災地にお住まいの皆様には、改めてお見舞いを申し上げます。
プリベンター“Wind”(旧称 青いしばわんこ)です。
本日ブログアップさせていただきましたのは、私儀当面、無期限にてみんカラでのブログ活動をお休みさせていただきたく存じ、皆様に
しばしお別れのご挨拶を申し上げる機会を賜るためです。
私がこのSNSに参加させていただいたのは、確か去年の晩春のこと。
ブログについては、精力的と言うほどではないにせよ、時間を縫って色々とネタを選び、特に時事問題については、嘗て学んだ記憶を頼りに背景や立証資料を探し出して、忌憚なく意見も申し上げてきたつもりです。
しかし昨今、自身ここで様々なことを綴り、意見をやりとりすることに閉塞感を感じてきたことも確かです。また、互いに顔が見えない世界での情報のやりとりにつき、疑問を感じざるを得ない面もございます。
大義と現実のギャップについて知らないほど子供ではないのですが…発展的昇華というか、建設的な前進というか…その先の未来図を描くには、やはり仮想空間のもつ枠が厚すぎるような気がして…すみません、抽象論過ぎて判りにくいですね。
今までお友達になっていただいた皆さん
お友達登録はなくとも、沢山イイね!をつけてくださった皆さん
そして、ファンになってくださった皆さん
続けられなくて、ゴメンナサイ
今はそれだけしか申し上げられません。
ただ、お別れにあたってひとつだけ、皆さんにお願いがあります。
それは、私達が等しく持つ“責任”について、今の生活の中で一度立ち止まって考えて頂ければ、ということです。
私達の住むこの日本国は、明治23年に大日本帝国憲法が制定されて以来立憲君主制となり、そして1947年の現行憲法施行以来、その命運は誰でもない皆さん自身の手に握られることとなりました。
これはすなわち、この国を生かすも殺すも、その“責任”は、私含め皆さんご自身の手に委ねられたことを意味します。
この国が生まれて、今年で2670年と少し。
私達が暮らす日本の国は、一系国家としては世界で最長の歴史をもつ国です。
しかしてこのクニは現在、紀元の初め、すなわち神武天皇御即位以来、最大といってもよい危機に直面しています。
買い物、ご家族とのふれあい、オフ会、車いじり、走行会、グルメ、こういったものを含むありとあらゆる日常は、すべて
“当たり前の大前提として存在しているわけではありません”
これらは全て、政治や経済という土台の上に成り立っています。
日本人は、自分の国家について無関心すぎるという批判がございます。
確かに、我が国の戦後民主主義は、嘗て植民地だった南洋や南米の国々或いは欧米諸国のように“独立運動による建国”或いは“市民革命による在民主権”によって“入手”したものではありません。
従って、“民主主義”を手にするための苦労そして血と汗を知らぬままの、私含む今の日本人に、これについて関心をもて、というのは無理なのかもしれません。
しかし、です。
しかしそれでも政治は、皆さんが自由にものを考え、発言し、手に入れ、何より自分の意思で生きて行くことを実現するための器です。
経済は、生活そのもの、つまりそこに盛られた料理です。
これらどちらを失っても、
私達は食べ物を手に入れることはできず、飢え死にしてしまいます。
そして言うまでもなく、これら全てが生み出す、“明日”は、皆さんご自身に委ねられているのです。
先日ある友人が、私にこう言いました。
“すべての結果は、過去から生まれた必然に過ぎない”
未来は、現在の結果。
現在(いま)、私たちは“考え”ねばならない。
未来のために。
そろそろ、お目覚めください。
嘗て、といってもたかだか60、70年程度の前のこと。
今の私達よりずっと若い、或いは私達の子供たちと同年代の、まだあどけなさの残る若者たちが、沢山命を失いました。
“彼等は、何を守るために死んでいったのか”
ご家族と、親しい方と、一緒に考え、じっくりとお話してみませんか?
オフ会や走行会、こういったものにかける時間を裂いて…
クルマいじりにかけるお金をちょびっと我慢して…
長野県は上田の無言館、鹿児島県は知覧の特攻平和会館、同じく鹿屋の航空基地資料館、京都は宇治の彰史館、新潟の山本五十六記念館、そして東京の靖国神社就遊館…訪ねてみませんか?
いえいえ、皆様の土地のお爺さまお婆さまでもかまいません。
戦争を生き抜いてきた今は残り少ない80代以上の方たちに、お尋ねください。
“彼等は、何を守るために死んでいったのか”と。
時間の都合がつかないなら、遠くに行かなくても良いのです。
『ホタル還る』
『きけ わだつみのこえ』
『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』
『戦艦大和ノ最期』
『知覧からの手紙』
『今日われ生きてあり』
図書館に行って、こんな書物を、ちょっと借りて読んでみませんか?
訪ね、尋ね、読んで、そして考えてみて下さい。
嘗て小泉純一郎首相が、韓国、中国、或いは国内から発する反対の声を押し切って、彼等との関係悪化を知りながら、終戦記念日に靖国神社を参拝した、そのわけを。
なぜ、日本の歴史教科書について、近現代史の問題がこんなに取り上げられるのか?
なぜフジテレビへのデモが起きたのか?
なぜ国内大手テレビ局本社に韓国・中国のテレビ局だけが同居しているのか?
なぜ尖閣のビデオが今も全面公開されないのか?
なぜ日本人の国会議員は竹島に近寄ることもできなかったのか?
なぜ今この時期に、消費税を上げねばならないのか?
なぜ震災後の復興がこんなに遅れてしまったのか?
なぜ反日教育を行っている外国人学校の授業料を税金で賄うのか?
なぜ外国人に参政権を与えようとするのか?
なぜ政府は大した議論もせずTPP参画を推進したがるのか?
なぜ、台湾やベトナム、インドネシアといった国々が日本に歩み寄ってくれるのか?
なぜ、私達の自然権(健康に生き、精神的な束縛を与えられない権利のこと)が脅かされるような事件や出来事を、マスコミは報道しないのか?
そして、そしてなぜ、“あの日”以来、自動車のSNSである筈のこの場所で、
確実に“この国を真剣に考える”方々が増えて来たのかを・・・。
そろそろ、お目覚めください。
意見がぶつかっても良い、保守でも革新でもかまわない。
まず、考えることから始めて下さい。
“考えず、何もせずにいることが、一番の罪”
だということに気がついて下さい
正直押し付けがましい修辞だと思っています。
でも、敢えてもう一度、言わせてください。
“考えず、何もせずにいることが、一番の罪だということに気がついて下さい”
・・・私はしばしの間、このSNSを離れます。
でもこれは、決して絶望したからとか、投げ出したくなったからではありません。
だから、離れている間も、この国のこと、ふるさとのこと、考え、学び続けます。
そしていつかまた、皆さんにお目にかかれたら嬉しく存じます。
乱文乱筆御容赦、その時が来るまで、しばし、さようなら。
早々
平成23年10月19日
このページを訪れてくださった全ての皆さんへ
プリベンター“Wind”
【追伸】
当面IDは放棄しません。皆さんのブログなど足跡はつくと思います。もっともっと、勉強させてくださいね。