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2010年10月18日 イイね!

あ~あ・・・

あ~あ・・・朝である。
枕元に置いた一世代前の携帯電話からは、『着うたフル』で『ソロモンの悪夢(機動戦士ガンダム0083より)』が勇ましい目覚まし音を奏でている。

目覚ましを止め、私は寝起きに浮腫んだ目蓋をしょぼつかせながら、未だほの暗い寝間を覆う雪見障子を開き、秋簾を上げるまま縁側に出た。朝まだき板間の冷たさは、季節が晩秋に向かいつつあることを知らせてくる。
金色の陽光が、夢現の脳髄の奥底にまで秋鯵のように躍り込むのを覚え、身体がようやっと目覚め始める。天窓も含めざっと2間ほどのガラス戸を開き、私は素足のまま、南面の沓脱石に降りてみた。

全身に内気と外気の戯れを感じつつ軒先を仰げば、微細かつ滔々とたなびく絹雲の空。
メジロ、シジュウカラ、モズといった野鳥たちの囀りは高々と力強く線を引くように、雲間に垣間見える蒼穹に向けて突き抜けていく。
その空の下では、庭先に植えた竜胆の青紫と、隣家のコスモスの薄桃が凛として揺れている。

10月も半ばを過ぎ、裏山を吹き抜ける風も、数日前に較べたら随分と硬質になったものだ。
団栗、桜、櫟といった広葉樹の雑木林では、あの重く澱んだ夏の残り香さえ霧消し、気がつけば深緑に覆われていた筈の山肌はいつしか黄身の彩色を帯び、いよいよ鮮やかに時の移ろいを知らせてくる。

遅がけの秋の匂いは、湧き出でる泉水のように透明である。
しかしもう半月もすれば、こめかみが痛くなるような暑さが狂い吠えたこの夏と同じく、今は盛りの秋もまた、過去の叙事詩として忘れ去られていくことだろう。
そして緩やかな斜面には幾重にも落葉が乱れ、その上には綿毛のように霜が降り、戸外は鼻の奥を小針で指すような、そしてどこか甘い匂いに包まれ、空の色は薄く白みがかって、やがてこの里山にも冬が訪れることだろう。

時は過ぎるものであり、私達の住むこの大和の国は、過ぎ去る時に抱かれ、移ろいでゆく。
だから、そんなこの国に住む私は、もののあわれを感じずにはいられない。
全てはうつろい、姿を変える。同じものなど、どこにもない。
それはとても哀しいことであるが、また、こよなく美しいことでもある。

倭は国のまほろば、たたなづく青垣山
                 こもれる倭し 美し


(古事記より ヤマトタケルノミコト 御辞世の句)




日本は、美しい国です。


そして私達日本人の美意識は、世界に向けて誇れるものだと思います。
何かで読んだけど



“欧米人は虫の音を雑音ととらえるが、日本人は歌と感じる”


とのこと。

自然を克服(征服)して文明をつくってきた欧米人と、自然と共に生きてきた日本人の違いを、これほど端的に表現した言葉もないのではないでしょうか?
欧米の考え方は、自分たちのスタイルにそぐわなければ、これを従わせる。
一方私達日本人は、自分を包む森羅万象に魂を感じ、共に時を過ごし、生きていく。



私は、この国が好きです。

今や国民の感性もどこかおかしくなってしまったし、国家はつくづく、本当にダメになってしまったけれど、それでも私はこの国が、大好きです。
この国を大切にしたい。


で、今朝、テレビをみていました。

ウチは私含め朝弱い人ばかりなので、この時間のテレビは半分目覚ましみたいなものだ。決してマジマジとなんか見てない。大体報道内容が嘘っぱちばかり、しかもこのご時世に、朝のニュース番組なんてろくな事放送してない。
曰く、その日の占いはどうだとか、芸能人がどうしたこうしたとか、グルメな食いものはこれだとか、巷の流行はこれだ、とか実にくだらない。ホントに民度が知れるってもんだ。時事ニュース・経済ニュースも上っ面どころか肝心のことを全く放送してない。「やまと新聞」や「時事.com」見てたほうがよほどマシだ。
もしPCの電源を入れたら瞬く間に時事経済サイトが見られる時代が来たら、私は我が家からテレビを捨て去ろうとさえ思っているのだ。

でも、ハマーン様は「寒い・・・ここにあと、何年・・・」なんて言って布団から出てこないし、しばわんこは犬小屋の奥深くで毛布にくるまって丸くなってるし、みけにゃんこは早々とつけられたコタツ内部を占拠したままだ。
だから、仕方なくテレビをつけてみんなを起こすのも私の仕事だ。
ちなみにハマーン様の寝間着は決してネグリジェとかのセクシー且つ高尚なものではなく、ただの霜降りスウェットだということはここだけの秘密である。


さて、ここからが本題である。前述が長い理由は、今は欧米の文化に浸り、コンクリートと電車と自動車と携帯電話とネットワークでつながった生活に浸かってしまった日本人に、ちょっと立ち止まって、この国の美しさをあらためて思い出して欲しかったからだ。この国で生まれ育った皆さんなら、前述大和の国の美しさを述べたところに、きっと共感できると思う。

その大和の国が、ほんとうに危ない
今日、朝の某番組で某コメンテーターが、中国の反日デモについてこんなこと言ってた。
『中国には諸外国から沢山の投資があり、なのに何故日本ばかりが目の敵にされるのか、我々はそれをよく考えねばならない』だそうだ。



ああ、まただよ・・・゜д゜)鬱死・・・

番組がT◯Sだから当然と言えば当然だけど、要は、“遺憾の意”を“もっとカタチで示せ”ってことですか?
今回のデモについて、海保のとった行動の正当性をきちんと説明もせず、ビデオも封印し、事件を国際司法裁判にかけもしなかった、頭はいまだ“地上の楽園”の管・仙石はじめ政治ド素人集団が取った行動結果、これだよ。

“目の敵”にされる要因は、日本が



“カツアゲしやすい”


からでしょ?

テメエの国が統治できないから、その矛先を“ちょいと凄めばヘコヘコ”する弱虫くんをスケープゴートーにして、ガキ共をそっちに噛みつかせる・・・なんて幼稚な手なんでしょ。
その尻馬にしゃあしゃあと乗るマスゴミと、相も変わらずファッション・グルメ・ドラマ等にうつつを抜かす、なーんにも考えてないたくさんの視聴者達。

この人たちは、この国をどう思ってるの?
そして何より、マスゴミ、売国政治家はじめ、こんな人たちが


“この国を愛せない”


理由を、私は心の底から知りたいです。

マスゴミや民主サヨク政権が、“百害あって一利無し”だということは、みんな結構気がついてるし、それに対して弾劾するのは正しい行動だと思うけど、その前に、私はどうしても知りたい。


“何で彼等はこんなにこの国を愛せないの?”


何か役得があるとしか思えないんだけど。

いや、ヤツらの出自がどこかを知ってはいるんだけど、そのうえで、それでも私にはわからない。
Posted at 2010/10/18 11:55:19 | コメント(7) | トラックバック(0) | 時事 | 日記

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「5年乗ったスピトリRSから乗り換えた。旅先でどうしてもダートを見ると心がときめくからだ。林道レベルならモタードはオフも走れる。問題はタイヤだが、純正のスーパーコルサSPはナラシ終了時に坊主になってるはず。次はスコーピオントレイルあたりにしたい。だが情報が大陸に漏れるのは必至。」
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平成30年2月現在、 【四輪】 家車…モデル末期、叩き売りのアウディA4 AllroadQuattro。 使用用途は主に近所のスーパーへの買出し、...
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