
いや~、文明論については勿論書くつもりなのですが、何分平成5年くらいから読んできた本をいちいち紐解きつつ、当時のチェックライン引いたところなんかを再読したりしてるので、なかなか資料がまとまらないのですよ。
で・・・本論を書きつけるまでのお目汚しに、全く別の随筆だけど、ちょっと書いてきます。
私は嫁と出会うまで、全くの天涯孤独の身の上でした・・・知ってる人は知ってるかもしれないけど。
で、私が最後の(人間の)家族を失い、その先の未来について途方に暮れていたとき、私に“生きる責任”を与えてくれたのが、ウチのぬこであり、しばわんこでした。
他力本願、依存心過多、バカ、我が儘・・・彼女達のことを言葉であげつらえば、こんな言葉しか出てこないのだけど、確かにあの日、彼女達がいなかったら私は今こうしてアホなブログなんて書いてないでしょうし、それどころか此処にいないかもしれません。
その意味では、今の私にとって、彼女達は“恩人”そのものなのです。
・・・今日はそんな“人外の家族”を思いつつ、(私も含め)彼等と永遠の別離に立ち会われた過去をお持ちの皆様に向け、綴らせていただきます。
このブログが目にとまり、そして読んだ後、少しでも微笑んでくださるような、そんなお心持になってくださったら、そしてもしもあなたの身近の方で“大切な家族”を失われ、悲しんでおられる方がいらっしゃったら、このお話、伝えてあげてくださいな。
本題。
皆さん、“虹の橋”って詩をご存じですか?
原文をネットから直接コピペしたものを、私なりに意訳してみたけど・・・景気、外交、社会不安が続くこの日本の国のなかで、これを読んで皆さんがちびっとでも懐かしく、優しい心持ちになってくださったら嬉しいなあ。
んじゃ、まずコピペから、ね。
ソースは、http://www.novareinna.com/bridge/ね。
Rainbow Bridge
Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.
All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing:
they each miss someone very special, someone who was left behind.
They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group, flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.
Then you cross the Rainbow Bridge together...
*Author Unknown*
で、訳。所詮私の英語は受験英語だから、ヘタクソだけど文句いわないで。
こんな事が書いてある、程度には伝わると・・・いいなあ。
虹の橋 ~詠み人知らず~
天国の入り口間際に、“虹の橋”と呼ばれる場所がある。
沢山の愛情を注がれ、そして去っていった動物たち・・・死して後、彼等(或いは彼女達)の魂は、この“虹の橋”に辿りつく。
その橋のたもとからは緩やかな丘陵が続き、風にたなびく果てのない草原を彼等は駆け回り、じゃれ合い、楽しげに遊び回る。
飢えもなく、乾きもなく、優しい日差しのもと、心地よい風に包まれ、温もりに包まれるその地の名は、“虹の橋”。
ここでは病に倒れた者、或いは老いて去った者はすべて若き生気を取り戻し、傷つき、四肢の自由さえ失った者でさえ、いつしかその傷は癒やされ、もとの身体を取り戻す。
その逝き方を問わず、この地に辿りついた彼等は、私達と過ごしたあの夢のような日々の姿を取り戻すのだ。
しかし幸福に包まれ、充ち満ちた日々を過ごす彼等にも、ちょっとした気がかりがある。
そう、たったひとつの気がかり・・・それは、彼等が残してきてしまった、特別なひとたちに向けた寂しさ・・・それでも彼等は今日も駆けまわり、遊び回る。
残してきてしまった寂しさを引きずりながら・・・。
そんなある日のこと、彼等のなかの一匹が突然立ち止まり、遠くの一点に釘付けになった。
見つめる間にも彼の瞳はみるみるうちに輝きを増し、震える四肢は歓喜に満ちあふれ、そしてわななきはじめた。
彼は群れを離れた。そして、駆けた。
駆けて、駆けて、駆けて・・・緑の草原を、一直線に・・・
そう、瞳に捉えたあなたのもとへ・・・!
再会・・・キス、キス、キス!幸せのキスの雨。
彼はあなたの胸に飛び込み、涙のうちに誓う。
あなたは彼を抱き、優しく撫で、涙のうちに誓う。
“もう二度と離さない!”と。
あなたは、一点の曇り無く信頼を寄せる彼の瞳をのぞき込む。
もう随分長い時間が過ぎたにもかかわらず、一日も忘れえなかった、その瞳を。
・・・そしてあなたは、“虹の橋”を渡り、天国へ歩みゆく。
あの頃のように、傍らに“家族”を伴って・・・。
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