
【第46回衆議院選挙】
・・・待った。
不況に喘ぎ、国家の安全が揺らぎ続けるなか、(水たまりに落ちた蟻のように)あがいた。
本当に、待っていた。
本当に長く待っていたけど、(今更だが)まさかこんなに早く、“その時”が来るとは思っていなかった。
おかげで、安倍晋三先生を支持する理由も、文明論も、すべて後回しになってしまっている。
でも、とうとうその時がやってくる。
【Point of No-Return】
この選挙の意味するところは、私なりに言わせてもらえば
“Z旗選挙”
それほど、重い。
日本の国土をまとめて築山にして、それを秤で量った結果を予想するより、重い。
“Z旗”・・・マスコミなんかは絶対にこの言葉は使わないだろう。
彼等の内側には“戦争反対、世界はひとつ”なんてお花畑題目が脈々と生き続けているし、外からは“戦争賛美”とか言って極楽トンボ共に叩かれるだろうから。
だから、一市民として、自由に謳おう。
「第46回衆議院選挙は、“Z旗選挙”!!!!!!!!!!」
人権擁護法の改悪が閣議決定されたとはいえ、まだ私ごときのところまでは手は回らないだろう。
だから、今のうちに。
曰く、
『皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ』
(by H.Tougou)。
(某犬HK謹製のプロジェクトXで言ってましたが)Z旗の意味は『突撃』じゃありませんよ?S30売り込みモチベーション昂揚なんざより、ずっと深い意味があるのですよ?
今回の選挙は、これから先100年の日本を意味づけるほどの意味を持つだろう。
私達は、いよいよタイムリミットを迎えている。
そう、“
Point of No-Return”『キリン』(by S.Harumoto)なのだ。
【困った】
で、だ。
私は困っている。
困り続けている。
理由は、前のお話『
かくて思いは灰燼と果て、残照に佇むは苔むした標(しるべ)のみ 』で書いた。
心情的には、私の心は“「創生」日本”グループ・・・“たちあがれ日本”、“日本創新党”、そして自民党保守派に連なっていた。
平沼赳夫先生、藤井孝男先生、中山恭子先生、中山成彬先生、西村眞吾先生、片山虎之介先生を・・・信じていた。
(あくまでも理想だが)安倍先生、麻生先生、石原先生・・・らの指揮の下政界再編を起こし、真の保守政党を結党し、私自身も一国民として、共に日本復活ののろしをあげさせて欲しかった。
でも、太陽の党も日本創新党も、今や日本維新の会に併呑されてしまった。
石原先生も、何を考えているのか解らなくなってしまった。
どうでもいいが、河村たかしは新左翼と手を組もうとしているし、超然としているのは(相変わらずダークグレーな)渡辺嘉美だけか。
たちあがれ日本・・・あの崇高な精神も、
“真水にも泥水を注がれれば、それはやはり泥水”
となってしまうのか。
経済政策、税制、エネルギー政策・・・決して小事ではない諸課題も、選挙で勝つためには封印もやむなし、ということか。
それとも、私が原理主義に陥っているのか。
いたたまれない。
【投票】
平沼先生はじめ、旧たち日および旧日本創新党の諸先生個々人の理念は、大いに尊敬申し上げている。
だから、諸先生個々人には当選していただきたい。
だが、日本維新の会は・・・ダメだ。
(あくまでも着地点レベルだが)TPPや憲法改正、教育についてはまだ同意できても、その他は・・・全くダメだ。石原先生トップで中身が緩くなった?・・・それでもダメだ。
尊敬する諸先生個々人に投票することは、維新を利することにもなりかねない。
逆に、安倍先生を信じ、自民に投票すれば、信じてきた諸先生を裏切ることになる。
たとえ東京21区に風俗女をたてるような政党でも、私はその一部・・・たちあがれ日本や日本創新党の精神は残って欲しい。かといって、ポピュリズムに走る亡国政党には滅んで欲しい。
どうすればいいのだ?
私の住む選挙区は、小選挙区レベルで言えば今のところ 日本の維新の会 の候補者はいない。
だから頭を抱える必要は無い。
消去法でも積極法でも、小選挙区は自民党清和会の池田佳隆。
まあ、彼は良い。JC系・・・信じてみたい。
相手も売国キムチの近藤某だしな。
僭越な言い方だが、池田佳隆、彼を信じるのはやぶさかではない。
問題は、比例代表だ。
東海ブロックは、あの藤井孝男先生だ。
もちろん、元たち日の。“自由と繁栄の弧”に通ずる経済外交推進派の。
そしてしかし・・・日本維新の会 の。
だから、困った。
【小異を捨てて大同に就く・・・】
このことについて、以前からこのSNSでも何度か
書き綴ってきた。
先日のブログ 【携帯より】情けない…『つまり政治と風俗は同等だと言いたいと(にゅーすまとめログより)』の
扉絵・・・私は平沼先生のオフィシャルページ『ご意見箱』に、自分の憤りを書き連ねた。
“平沼先生はじめ、たちあがれ日本の皆様ともあろうお方々が、なぜこんなポピュリズムに走られるのか?”という思いを込めて・・・以下、抜粋。
(私より)
『> 表題:裏切られた気分です。
> ご意見:
> もう、維新との合流はやめてください。
> 平沼先生、山田先生、西村先生はじめ、本当に日本を大切に思っている議員の皆様が、私達の心の拠り所でした。
> それが、今回の東京の3次候補擁立。
> どうしてこんなポピュリズムに走るのですか?
> こんなことのために、私は寄付金を入れたのではありません。
> 今回の件は、本当にたち日の皆さんの本意なのですか?
> 公開の許可:yes』
それを受け、昨日以下のようなメールが来た。
多分私だけではなく、維新の会との連携に憤った沢山の方々からも批判がなされたのだろう。それらに応えての返信と思われる。
(平沼先生の名義にて)
『メール有難度うご座いました。小生、主義主張を変えた訳ではありません。考え方をしっかり守って、日本の為に頑張って参りますので、ご安心下さい。政策はしっかり守って参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。有難うございました。衆議院議員 平沼赳夫』
また、たちあがれ日本 のメルマガ 『さんらいず倶楽部』からは、以下のような配信も行われた。
(件名: 平沼赳夫メール通信 11月24日号より)
『平沼赳夫本人より激動している現在の政治状況と、
一連の経緯に付きましてご報告をさせて頂きます。
平沼は信念を曲げることは断じてありません。
どうか平沼赳夫の真情をお聞き届けいただければ幸甚に存じます。
何卒宜しくお願い申し上げます。
平沼赳夫後援会幹事長 土居通明
(中略)
様々な報道がありますが今回の選挙は
選挙後に憲法改正を現実のものとする政治状況を創り出す
最大にして最後の機会だと存じます。
平沼赳夫は断じてぶれることがない政治家です。
「大道」に殉ずる覚悟あるのみです。
以下は頭山満翁の孫にあたられる頭山興助氏より寄せられたご激励です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
所属がどこの党でも日本人ならかまわない。
衆議院議員三分の二に日本の現状を解らせ、憲法を改正し、
日本の未来を日本人の意思で決めてゆこうと慎太郎さんが平沼さんと話し合った。
大願成就の為とはいえ平沼赳夫さんの今の我慢を思うと涙が出て止まらない。
もしこれが出来なかったら我が国は、尖閣どころではなくなる。
石原さん、平沼さんともに城山の露と散る覚悟だろう。
(占領下、銃剣と共に突きっけられた誓約書が日本国憲法なのだ。)
平成二十四年十一月吉日
頭山興助』
『平沼赳夫さんの今の我慢を思うと涙が出て止まらない。』
『石原さん、平沼さんともに城山の露と散る覚悟だろう。』
確かに、原理主義だけでは、戦略は立てられない。
(2012年11月19日 07時15分付 Exciteニュースより)
『「あんなにいわれて、よく我慢しているよな」といわれているのが『たちあがれ日本』代表の平沼赳夫氏。
石原新党の母体になるところまではよかったが、石原氏との連携を公言する橋下徹・日本維新の会代表に、ケチョンケチョンにけなされているからだ。
「橋下さんは、"石原さんは第三極のボスで、世代の違いは感じないけど、『たちあがれ』のメンバーは世代の違いを感じる""彼らは思考停止している"とニベもないからね」(永田町関係者)・・・
(中略)・・・「平沼さんこそハラワタが煮えくり返っている。だって、そうでしょう。平沼さんが自民党を除名になったのは、郵政民営化に反対したから。その民営化を進めた竹中平蔵氏が、日本維新の会の候補者選定委員長として、橋下氏の後ろに控えている。平沼さんの不倶戴天の敵がいるのに、喜んで手を組むはずがないんです」という党関係者は、さらに特捜班にまくし立てた』
・・・鼠には、(老いたりとはいえ)獅子の心は解らぬもの、か。
そうだなあ・・・平沼先生を、西村先生を、“たちあがれ日本” を生かすために、比例区は“日本維新の会”に入れてみるか・・・。
でもなあ、あの候補者はないよなあ。
優柔不断な私・・・。