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基本的にTPP賛成派の私です。

理由は簡単に言えば…
①まず10年先の日本全体のマーケット規模が縮小し、高付加価値品以外内需に期待することが難しいこと。
②高付加価値品は国内ではなく、国際的に通用するものでなければ、規模によるコスト削減が難しいこと。
③高付加価値品には（シカゴ学派で言う）innovationが必須であるが、それは知的所有権保護を受けていないとすぐパクってオリジナルと言い張るバカがいる。これを防ぐにはブロックレベルの保護が必要であること。
④R-CEPがアジア=オセアニアに展開しつつある現在、地域レベルの貿易による相互依存体制を以て“自由と繁栄の弧”を形成し、特にシナに対して集団的経済安全保障体制をつくり、地域全体の安全を確保する必要がいよいよ高まってきたこと。
※R-CEPはASEANにより提唱されたものの、既に＋６のひとつであるシナに主導権を奪われつつある。その経済規模は２４兆円程度だが、これに対抗しうるブロック経済圏はTPP（２６兆円以上）しかない。

特に①につき、日本の生産市場が縮小の一途を辿り、2025年には国民2.5人あたりで高齢者を１人食わせなきゃならない今、家計の可処分所得はどんどん小さくなる。
本当は子を産み、育て、内需購買力を増やすことが農家だけでなく、住宅着工そのものを増やしてGDP全体に貢献できるのだが・・・。
天下の悪法『男女雇用機会均等法』により、女性の晩婚化或いは非婚化が進んでしまって・・・結果生産年齢人口が縮小して購買力も低下した今、マスコミによる舶来信仰が進んでしまった今、日本人が日本人の魂たるお米を軽んじるような教育が進んでしまった今、私達は付加価値（ブランド化含む）で世界に市場を得、国の所得を増やすしかない。

勿論、TPPに参加すればブロック内での投資は進むだろうが、それは日本回帰につながることを保証するものではない。しかし、そのために今、為替政策、金融政策、そして財政政策が行われているのだ。
勿論時期尚早の感はある。震災の復興どころか復旧さえ十分でない今、ここに市場原理の嵐を呼び込むことは、もしかしたら東北を焦土化させることになるやもしれない。

しかし、最早“矢は放たれてしまった”。゜
本当は、東北の復活を待ってから、と思っていたけれど…無理みたい。
かくなる上は、この“自然状態”のなかで、安倍先生を信じ、私達は自身自助努力をするしかない。
そのなかで、（あまり注目されないけど）アベノミクス（という名のポリシーミックス）においては、昔から“innovation”が重視されてきたことを見落としてはならない。

繰り返すが、私達の国がこれから先も“誇りあるブランド”を保ち続けるためには、“私達自身”による自助努力が何より必要なのだ。
(あ・・・私の愛車、単車も四輪も舶来品だった)
せめて単車、昔のZ1みたいに“世界No.1”を取り返して、日本ブランドの尖兵役を担ってもらいたいものだ。

多分異論とか色々あるだろうと思いますが、単純にこれ、私の思いです。