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器≪Utsuwa≫のブログ一覧

2010年10月23日 イイね!

すごい試合だ

タイムリーかよ!
テレビから離れられない
Posted at 2010/10/23 21:39:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | スポーツ
2010年10月23日 イイね!

あと1回

優勝目前!
Posted at 2010/10/23 21:13:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | スポーツ
2010年10月20日 イイね!

新しいあそびの紹介

新しいあそびの紹介拙宅は共働き、子無し、犬一匹、猫一匹の小世帯である。
私は最近帰宅時間が遅い。仕事山積みでモチベーションが低すぎて、仕事の効率落ちまくっているから、帰宅時刻は午前様ばかりだ。
嫁(ハマーン・カーン)は、“アクシズの摂政”というサービス業勤務のため朝が早く、帰宅すると既に床に就いていることが多い。
また、外が寒いため、犬は小屋の奥から出てこない。
加えて、猫はコタツでニート状態である。





従って、こんなとき私は帰ってきても家のなかは暗いし、迎える者もなく、たいへん寂しい思いをしている。

ほんとうは一家団欒で、ビールなんぞ飲みながら鍋などつつきたい、というのが本音だ。
しかし、我が家の事情を鑑みると、これは現実的に難しい。
そこで、あたらしいあそびを考えたわけであるが、本日は同じような思いをしておられる諸氏のために、我が家秘伝の大変面白い遊びを、ワールドネットで紹介したいと思う。

本件は寂寥感を昇華しつつ、同時に多大な栄養を摂取し、しかもダイエット運動もできるので、同じような境遇の諸氏には大変有意義なあそびである。
是非実践して




“人生を楽しんで”




いただきたい。

では、早速内容についてプレゼンさせていただこう。



あそびのタイトル
 


『ひとりやきにく』


1.実施期日
・・・各家庭において自分以外誰もいないか、自分以外の人が寝静まっている時間を必須とする。
時節は晩秋から早春にかけての、ひとりの侘びしさがつのる深夜11時以降が望ましい。 最良の時期はクリスマスから年末年始にかけての1週間くらいがベストである。 但し、実施場所が商店街や歓楽街に包まれている場合は、自宅周辺の往来が激しい、午後5時から午後8時くらいの実施が望ましいことも補足しておく。

2.実施場所
・・・温かい家庭を想像させる部屋。
あまり広くなく、できれば8畳以内の畳部屋がよい。
旅先で買ってきたタペストリーやのれん、観光地名の入った提灯が10点ほど並んでいれば最高である。もちろんタンスや押し入れが背景にあることも重要な要素だ。
照明は裸電球ひとつであることが望ましい。テレビやラジオなど、場を賑やかにする機器の電源は切っておくこと。テレビは液晶のカッコイイやつは不可。ブラウン管ないし真空管のやつがよい。
実施内容を考えると、窓は開いていることが望ましい。

3.参加人員
・・・前述実施場所内においては、基本的に自分ひとりでいなくてはならない。
実施場所以外には家族がいてもダメではないが、実行時はこれら家族とは一言も口を効いてはならない。
くれぐれも協調しておくが、本件は社会秩序維持のためにも、実施場所においては自分ひとりだけでこれを行うべきである。
理由は、後述の内容を考えると救急車を呼ばれかねないためである。

なお、参加人員、といっても自分ひとりであるが、実施時の服装は、帰宅直後であればその格好、帰宅後しばらくしてからであれば、寝間着ないし部屋着でなくてはならない。その場合、最良の組み合わせは、男性であれば肌シャツにステテコ、女性であればババシャツにパジャマの下だけ、と言われているが、いずれにしろあまりマニアックにはならない方が良い。
逆に洋装のオシャレな格好はダメである。
なお、帰宅直後の場合、女性であれば化粧は落とし、眉毛はじめアイメイクは特に入念に落としておく。
男性であればネクタイなどは取り外しておく。外したネクタイは頭に巻くなどするとよい。スラックスの折り目は極力なくし、膝などは少し光沢を放つ程度が望ましい。
男女ともカトちゃんかつらなどの小道具があれば、それを装着しておくことも悪くはない。

4.用意するもの
・・・以下参照
 ①4人掛程度までの円卓、いわゆるちゃぶ台。四角いものは避けた方が良い(後述参照)。
 ②テーブル用の焼肉台。昔ながらのガス式の四角いやつがよい。テーブルコンロなどというオシャレな  名前のものは厳禁。
 ③2人前以上の焼肉用食肉。ハラミ、ホルモン、レバーなど嗜好性の高いものも混ぜておくと良い。その他必要な分の野菜、キノコなども忘れないこと。勿論焼肉のタレも用意する。キムチなどがあるとポイントも高い。
 ④2人分以上のビールや発泡酒、ビールは缶ビールのほうがよい。
 ⑤2人分以上の座布団ないしひとりがけの椅子、但し3人分までが限度。
 ⑥2人分、ないし3人分の割り箸、小皿数点、ごはん。割り箸は過去に一度使用したものを洗浄したタイプが望ましい。
 ⑦えもん掛け
 ⑧ハンガーひとつ
 ⑨背広
 ⑩ふきん
 ⑪本日の新聞、夕刊が望ましい
 ⑫ストーブ。エアコンは不可。実施場所に据え付け式のものがある場合は電源を切り、リモコンは他所に隠しておく
 ⑬その他小道具として、可能であれば天井に折り紙でつくった鎖を巡らせ、2人分以上のクラッカーなども用意しておく。

5. 段取り
 ①前述の実施期日、時刻になったらおもむろに部屋を閉め切り(窓は開けておく)、用意したえもん掛けを、円卓を挟んで自分と向かい合うように設置する。座布団もこれにならって敷く。
 ②えもん掛けに背広を吊したハンガーをかける。このときハンガーの位置は、ちょうど自分の目線か、そのやや上あたりに背広の襟がくるようにセットする。
 ③ハンガーに吊した背広の直前、焼肉のタレを小皿に注ぎ、割り箸をその前におく。 用意したご飯を盛りつけ、これも背広の前に置く。キムチなどもここで小皿に用意する。
 ④用意した焼肉台のガス栓を開き、マッチなどで点火、プレートを熱しておく。ラードやサラダオイルを塗っておくことも忘れてはならない。

6. 実施
・・・ここからが本番である。

【重要】ここからのあなたの心持ちは、恥も外聞も気にせず、自分の社会的地位を捨て去り、


いかにこのひとときを楽しむか


のみに傾注していなければならない。

プライドなどという重苦しいものは捨て去り、とにかく目の前の背広に、自分の親しい友人や親類、或いは恋人や尊敬する上司など、“親しい人”の姿を重ねてもらいたい。
これは非常に重要なことなので、是非とも実践してもらいたい。

まずは用意した缶ビールや発泡酒のプル栓を二つ同時に開き、前方の背広前に置き、クラッカーを鳴らす。同時に勢いよく、




「カンパーイ!!!!!」




などと叫ぶ。


そこであなたはまずは膝立ちして対面の背広の位置にまで移動し、えもん掛けの前にどっかとすわり、勢いよく酒を喉に流し込む。
そこにいるのは勿論あなたではない。れっきとしたあなたの“親しい人”である。
「いやー、お疲れさん!」 そういうとあなたは、元いた自分の席に戻り、
 
「お疲れ様です!」 と、もう一杯喉に流し込む。

次にあなたは、肉、野菜をプレートに載せる。
しばらくするとジュージューと肉が焼ける音がし、香ばしい香りを伴って、部屋は煙に包まれる。
「おお、焼けてきた焼けてきた!」あなたは対面に座り、“親しい人”になったつもりで、用意した小皿に肉を移す。
「野菜はまだっすかね?」あなたは再び自席に座り、プレート上のピーマンなどを裏返す。
「おお、イケるよ、この肉!」あなたは“親しい人”の席に移り、肉を貪る。
「メシもうまいっすよ!」あなたは再び自席に戻り、ご飯をほおばる。
「遠慮しないで君も肉を食べろよ!」“親しい人”の席に移り、生焼けとか、焦げ目だらけの肉を数枚、対面の自席の小皿に放り込む
「お、有り難うございます!」自席に戻り、あなたは再びこれを口に移す。










気がつけば、2人分の料理は跡形も無くなり、2人分の空き缶が転がり、そこには汗だくでゼーゼー言いながら、膝をガクガクさせつつ満腹でひっくり返るあなただけがそこに・・・







いかがだったろうか?




美味い焼肉を食した満腹感
膝建ちで歩き回り、足腰を鍛えた充実感
そして、“親しい人”と楽しく酒を飲んだ高揚感

寂しい毎日に疲れ果てた諸氏のなかには、一読しただけでワクワクしてきた方も多くおられると思う。
これから先、いかにひとりで寂しい夜を迎えることがあっても、この遊びを実践すれば、




“このうえなく素晴しく、楽しく、晴れがましい日常”




を満喫できることうけあいである。


今日からでも是非実行して、私と同じ思いを満喫していただけたら幸いである。

なお、『ひとりやきにく』には、これの亜種として『ひとりアンコウ鍋』、『ひとりおせち』、『ひとり懐石』、『ひとりしゃぶしゃぶ』、『ひとりバーベキュー』、『ひとりジンギスカン』、などというバリエーションもある。

最近では、『ひとりオフ会』という応用編もあるそうであるが、これについては我が家では未確認である。
これについても経験がある方は、是非ともブログなどで体験談を披露していただきたいものである。


なお、本来はこれをパワーポイントでオンスクリーンにて紹介させていただきたいところであるが、今回は面倒くさいのでそれは控えさせていただいた。これについてはご容赦いただきたいものである。





で・・・イイね!は?
マジコメは報道規制に引っかかるので、ご遠慮いただきたいものである。
Posted at 2010/10/20 15:03:32 | コメント(10) | トラックバック(0) | 趣味
2010年10月18日 イイね!

あ~あ・・・

あ~あ・・・朝である。
枕元に置いた一世代前の携帯電話からは、『着うたフル』で『ソロモンの悪夢(機動戦士ガンダム0083より)』が勇ましい目覚まし音を奏でている。

目覚ましを止め、私は寝起きに浮腫んだ目蓋をしょぼつかせながら、未だほの暗い寝間を覆う雪見障子を開き、秋簾を上げるまま縁側に出た。朝まだき板間の冷たさは、季節が晩秋に向かいつつあることを知らせてくる。
金色の陽光が、夢現の脳髄の奥底にまで秋鯵のように躍り込むのを覚え、身体がようやっと目覚め始める。天窓も含めざっと2間ほどのガラス戸を開き、私は素足のまま、南面の沓脱石に降りてみた。

全身に内気と外気の戯れを感じつつ軒先を仰げば、微細かつ滔々とたなびく絹雲の空。
メジロ、シジュウカラ、モズといった野鳥たちの囀りは高々と力強く線を引くように、雲間に垣間見える蒼穹に向けて突き抜けていく。
その空の下では、庭先に植えた竜胆の青紫と、隣家のコスモスの薄桃が凛として揺れている。

10月も半ばを過ぎ、裏山を吹き抜ける風も、数日前に較べたら随分と硬質になったものだ。
団栗、桜、櫟といった広葉樹の雑木林では、あの重く澱んだ夏の残り香さえ霧消し、気がつけば深緑に覆われていた筈の山肌はいつしか黄身の彩色を帯び、いよいよ鮮やかに時の移ろいを知らせてくる。

遅がけの秋の匂いは、湧き出でる泉水のように透明である。
しかしもう半月もすれば、こめかみが痛くなるような暑さが狂い吠えたこの夏と同じく、今は盛りの秋もまた、過去の叙事詩として忘れ去られていくことだろう。
そして緩やかな斜面には幾重にも落葉が乱れ、その上には綿毛のように霜が降り、戸外は鼻の奥を小針で指すような、そしてどこか甘い匂いに包まれ、空の色は薄く白みがかって、やがてこの里山にも冬が訪れることだろう。

時は過ぎるものであり、私達の住むこの大和の国は、過ぎ去る時に抱かれ、移ろいでゆく。
だから、そんなこの国に住む私は、もののあわれを感じずにはいられない。
全てはうつろい、姿を変える。同じものなど、どこにもない。
それはとても哀しいことであるが、また、こよなく美しいことでもある。

倭は国のまほろば、たたなづく青垣山
                 こもれる倭し 美し


(古事記より ヤマトタケルノミコト 御辞世の句)




日本は、美しい国です。


そして私達日本人の美意識は、世界に向けて誇れるものだと思います。
何かで読んだけど



“欧米人は虫の音を雑音ととらえるが、日本人は歌と感じる”


とのこと。

自然を克服(征服)して文明をつくってきた欧米人と、自然と共に生きてきた日本人の違いを、これほど端的に表現した言葉もないのではないでしょうか?
欧米の考え方は、自分たちのスタイルにそぐわなければ、これを従わせる。
一方私達日本人は、自分を包む森羅万象に魂を感じ、共に時を過ごし、生きていく。



私は、この国が好きです。

今や国民の感性もどこかおかしくなってしまったし、国家はつくづく、本当にダメになってしまったけれど、それでも私はこの国が、大好きです。
この国を大切にしたい。


で、今朝、テレビをみていました。

ウチは私含め朝弱い人ばかりなので、この時間のテレビは半分目覚ましみたいなものだ。決してマジマジとなんか見てない。大体報道内容が嘘っぱちばかり、しかもこのご時世に、朝のニュース番組なんてろくな事放送してない。
曰く、その日の占いはどうだとか、芸能人がどうしたこうしたとか、グルメな食いものはこれだとか、巷の流行はこれだ、とか実にくだらない。ホントに民度が知れるってもんだ。時事ニュース・経済ニュースも上っ面どころか肝心のことを全く放送してない。「やまと新聞」や「時事.com」見てたほうがよほどマシだ。
もしPCの電源を入れたら瞬く間に時事経済サイトが見られる時代が来たら、私は我が家からテレビを捨て去ろうとさえ思っているのだ。

でも、ハマーン様は「寒い・・・ここにあと、何年・・・」なんて言って布団から出てこないし、しばわんこは犬小屋の奥深くで毛布にくるまって丸くなってるし、みけにゃんこは早々とつけられたコタツ内部を占拠したままだ。
だから、仕方なくテレビをつけてみんなを起こすのも私の仕事だ。
ちなみにハマーン様の寝間着は決してネグリジェとかのセクシー且つ高尚なものではなく、ただの霜降りスウェットだということはここだけの秘密である。


さて、ここからが本題である。前述が長い理由は、今は欧米の文化に浸り、コンクリートと電車と自動車と携帯電話とネットワークでつながった生活に浸かってしまった日本人に、ちょっと立ち止まって、この国の美しさをあらためて思い出して欲しかったからだ。この国で生まれ育った皆さんなら、前述大和の国の美しさを述べたところに、きっと共感できると思う。

その大和の国が、ほんとうに危ない
今日、朝の某番組で某コメンテーターが、中国の反日デモについてこんなこと言ってた。
『中国には諸外国から沢山の投資があり、なのに何故日本ばかりが目の敵にされるのか、我々はそれをよく考えねばならない』だそうだ。



ああ、まただよ・・・゜д゜)鬱死・・・

番組がT◯Sだから当然と言えば当然だけど、要は、“遺憾の意”を“もっとカタチで示せ”ってことですか?
今回のデモについて、海保のとった行動の正当性をきちんと説明もせず、ビデオも封印し、事件を国際司法裁判にかけもしなかった、頭はいまだ“地上の楽園”の管・仙石はじめ政治ド素人集団が取った行動結果、これだよ。

“目の敵”にされる要因は、日本が



“カツアゲしやすい”


からでしょ?

テメエの国が統治できないから、その矛先を“ちょいと凄めばヘコヘコ”する弱虫くんをスケープゴートーにして、ガキ共をそっちに噛みつかせる・・・なんて幼稚な手なんでしょ。
その尻馬にしゃあしゃあと乗るマスゴミと、相も変わらずファッション・グルメ・ドラマ等にうつつを抜かす、なーんにも考えてないたくさんの視聴者達。

この人たちは、この国をどう思ってるの?
そして何より、マスゴミ、売国政治家はじめ、こんな人たちが


“この国を愛せない”


理由を、私は心の底から知りたいです。

マスゴミや民主サヨク政権が、“百害あって一利無し”だということは、みんな結構気がついてるし、それに対して弾劾するのは正しい行動だと思うけど、その前に、私はどうしても知りたい。


“何で彼等はこんなにこの国を愛せないの?”


何か役得があるとしか思えないんだけど。

いや、ヤツらの出自がどこかを知ってはいるんだけど、そのうえで、それでも私にはわからない。
Posted at 2010/10/18 11:55:19 | コメント(7) | トラックバック(0) | 時事 | 日記
2010年10月14日 イイね!

モノ作りについて、言いたいことが。

この記事は、法則発動~安かろう悪かろう。について書いています。

今回は ながいさんのお話にトラックバックさせて頂きました。
まずは ながいさんのお話、ご覧になってください。その上で、以下の長文、ご覧くださいね。
それと、後々の文脈で、情報産業とか広告産業とか、或いは小売業に携わっておられる方には不快な表現もあろう事かと存じます。その点はご容赦頂けましたら幸いです。


さて本題。
私のいる会社は、愛知で石油化学加工品のメーカーやってます。
で、私のいる業界では数年前にもう、東アジア製品についてはそれなりの評価が出てました。
結果高品質なモノ作りやサービスを要求される産業資材のレベルでは、今再び日本製が見直されてます。

一方品質への訴求力を求めない使用者市場や一般市場では、未だに“安けりゃいい”って言いながら、“耐久力や品質は国産並”を当たり前のように要求する人たちが沢山おられます。
この耐久力とか、品質というものは、たいてい“買ってみないとわからない”ことが多い。
で、買ってみたら“こんな筈じゃなかった”ってなっちゃう。その典型が毒入りなんたら。
これは後に説明しますが、結局情報不足なんですね。そしてその方達は、“安物買いの銭失い”を身を以て味わうわけです。

嘗て北米・欧州市場を日本製品が席巻したときは、品質と価格がきちんとバランスされていたからこそ、“made in JAPAN”ブランドが確立できました。でも、残念ながら(少なくとも高精度の工作機械とか、一次産品など、高品位を要求される市場では)東アジアで生産された製品は、えてしてそこまでブランド化するには至っておりません。
昨今の円高デフレ下で輸入廉売される東アジア製品は価格は安いが、まだまだ安全性とか、品質とか、耐久性とか、精度面とかではmade in JAPAN商品には追いつけないのが現状。
それがたとえ軽工業レベルの品物であっても、“高品位”を求められる“プロ”の使用現場では、東アジア製品は避けられてますが、大多数の一般市場にはこういう事が起きない。
つまり“プロ”が見れば、東アジアの製品は選択されず、(言い方悪いですが)“アマ”レベルでは“安物買いの銭失い”が起きてる。
あ、ここでいう“アマ”ってのは、“ふつう=ordinary”って意味です。決して“アマ”を格下的に見てるわけじゃないですよ。私も“アマ”ですから。

例えば、ウチのハマーン様は、私なんぞに較べたらそれなりに家事とかお化粧についてはプロフェッショナルです(当然)。で、彼女は食べ物とか、衛生品とか化粧品については絶対に東アジアのやつは買わない。販売元なんて無視して製造元と原材料表示を確認してから色々買ってる。一方で家電品とか、衣料品なんかについては頓着がない、つまりアマ。先日は“安かったから”お買い上げになられた東アジア製ベルトを身につけてたら、お腹のところに湿疹つくってた。
これは、ベルトの塗料(顔料)に重金属やら硫黄やらの毒物が大量に使用されているが故の結果なのだが、そんなことプロでもない彼女は知らない。こちらは一応石化製品については多少の知識もあるので、“そんなの安くても絶対怖くて買えない”。

で、プロはまず、高い品質を要求される製品については、まだまだ東アジア産を求めたりはしないのだが、それはmade in JAPANとmade by ◯◯◯◯◯の違いを、モノ作り段階から理解してるから。
一方でそのような情報をもたないアマは、その品質を知らぬが故にどんどん廉売品に流れてく。広告の謳い文句に、ネットの価格に振り回されてる。
そして“よいものをつくっても、救われない”人たちが、企業が、廃業したり海外に出て行ったりしてしまう。

みんながもっと、made in JAPANとmade by ◯◯◯◯◯の違いに気がつくと良いのに・・・これほどネットで情報が氾濫してるのに、なかなかプロの情報が行き渡らない。

何でだろ。

私思うに、これって、売る側に“プロ”意識がないからじゃないかな。
売る側ってのは、正確には小売業(一部業界の卸業も含む)。
これの亜種としてマスコミ・広告代理店等情報産業の連中がいる。
彼等は、モノを知らない人たちばかり。モノづくりを知らず、勉強もしないで、ただただ無責任に表面(オモテヅラ)と低価格を煽り、自分たちでは利益を確保し、そのしわ寄せを生産業者に被らせ、赤字を出させる。
結果として生産者は廃業し、あるいは海外に移り、雇用は失われ、そして購買層は自ら首を絞め、結果として経済を破壊させていく。あ、食糧自給率もね。

今の状態は異常です。
耐久消費財はもちろん、一般的な商材についても、made in JAPAN品質のすばらしさを何でこの国は自分たちに向けてなかなか宣伝しないんだろ。
確かに、価格だけで買われる商品があるのも正しい。そういう商品しか作れない国内メーカーは、淘汰されても仕方ない。でも、たとえ一般消費財であっても、価格を超えた価値を必要とする世界も、すなわちmade by ◯◯◯◯◯では信用できない世界が、間違いなくある。
例えば寝具とか、衣類。人の健康に関わる食べ物や食器、それらを生み出す生産機械など、枚挙に暇がない。この間なんかは、防災頭巾で思いっきり燃えちゃうやつが東アジア某国から大量に輸入されて新聞沙汰になってた。
(再々繰り返すけど)大半がアマチュアで成る一般市場に提供される様々な商品情報は、プラス面もマイナス面も含めて、きちんと消費者に伝わっているのだろうか?

結局、この国のモノ作りを壊してるのは、日本人。
日本人の生産者が、日本人の小売業者に、マスコミや広告屋に煽られた消費者に“安くしろ!”と言われ続けて、もう、この国にいて“モノ”を生み出す力が無くなってきてる。
モノの価格なんて言うのは、本来小売側が決めるものではない。それは生産サイドと使用者(消費者)の満足度で取り決められるものだ(需要の価格弾力性)。
廉売やって自分は利益あげ、生産者に赤字を出させる小売業者など、すっこんでるべきだ。
(早く生産者と購買者が直接結ばれる、CALSの世界ができると良いのに)

では、販売側たる小売業は何をすべきか。
それは、“プロ”として価格の裏付けとなる商品の意味をきちんと説明し、買い手により良い商品選択を促すことが第一。
“これは確かに安いですが、それは設計生産が低工賃の国で行われたからで、品質は国産品には及びません・・・買われる場合も長持ちしにくいことはご了承くださいね”って説明する販売員なんて、あんまり聞いたことない。

皆さん、知ってますか?
皆さんがよくお買い上げになってる某大手家電量販店の決算書。
営業利益は“赤字”なのに、何で配当できるか知ってますか?そのカラクリ。
彼等は本業では儲かってませんが、メーカーからリベートもらって、それで税引前利益を黒字にしてるんですよ。
ここの店員、商品の説明できますか?お店はただ価格だけを宣伝してませんか?

made in JAPANが、今確実に失われ始めてる。
カローラが、2年後にはとうとう海外生産です。
カローラはうちの営業車でも使ってますが、本当に良いクルマです。正直、自分のレクサスHSよりお買い得で、足りないものはなく、壊れず、しかもよく走り、燃費も良い。
そのカローラを、トヨタは本家本元たる日本の国から手放そうとしています。
名古屋の南部、ちいさな町工場がどんどん廃業してます。
岐阜県南部、愛知県西北部の繊維産業は壊滅状態です。

もう、時間がないです。
海外移転の問題だけじゃない。

国内でも、made in JAPANの品質は、受け継がれなくなってきてる。
長年“モノ作り”の底辺を支えてきた“プロ”の方達が、定年で仕事を去っていく。
一方若年層では、広告屋にあおられた転職ブームとやらで、“プロ”が育たなくなってしまいました。
『うそっ…私の年収、低すぎ?』←アホか、オマエ。

愛知県に、北見賃金研究所というシンクタンクがあります。
ここでは、モノ作り“あいち”における30歳までの若年層において、従業員300人までの一製造業の平均就業年数は2~3年と発表しております。
これはとてつもなく短い期間です。この期間にmade in JAPAN品質なんて覚えられるのでしょうか?
地元マスコミはこの問題について、殆ど報じない。報じないし、今の政府は就業者に対して厳しいことは言わない(厳しいこと言った首相はメチャクチャ叩かれましたね)。

これは国益の問題なんですが。

結局、広告屋、小売、政府と揃って、日本のモノ作りを壊しています。
生産財を資本家が持ち、労働者を搾取するなんてのは、西欧型資本主義の古い考え方。
日本の製造者、生産者は、圧倒的に真面目な方が多いのです。だから経済停滞すると、自ら命を絶ってでも負債を返そうとする方が増えるのです。

岡田さんには、そんなことわかんないんですね。

追伸:名古屋にエイデンという中堅家電小売業があります(エディオングループ)。以前ここの社長様とお話しする機会があり、その時↓のようなことを言っておられたのが印象的でした。

『しばわんくん、ウチは価格競争で大手の量販店に勝とうとは思わない。ただ、俺はウチの連中に、お客さんが迷ったり困ったりしているときは絶対に買って損をさせないように、とことんアドバイスしろって言ってるんだ。だから君がウチの店に来て、何を選んで良いかわからないときは必ず近くの店員に訊いてみてくれ。彼等にはそれだけの教育はしているつもりだ』←正直、格好良かったなあ。
Posted at 2010/10/14 21:23:52 | コメント(9) | トラックバック(1) | 任務 | ビジネス/学習

プロフィール

「5年乗ったスピトリRSから乗り換えた。旅先でどうしてもダートを見ると心がときめくからだ。林道レベルならモタードはオフも走れる。問題はタイヤだが、純正のスーパーコルサSPはナラシ終了時に坊主になってるはず。次はスコーピオントレイルあたりにしたい。だが情報が大陸に漏れるのは必至。」
何シテル?   09/19 00:51
平成30年2月現在、 【四輪】 家車…モデル末期、叩き売りのアウディA4 AllroadQuattro。 使用用途は主に近所のスーパーへの買出し、...
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2017年3月11日―今日という日に敢て、2月14日に我が家にやってきたこの車両について ...
トライアンフ スピードトリプル RS 天使のブ・・もといDWG262ツヴァルケ (トライアンフ スピードトリプル RS)
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