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2013年10月31日 イイね!

おみやげの話

おみやげの話













【個人賠償】
・・・本題に入る前に、時事ネタをひとつだけ、挙げよう。
まずはこれを読んでくれ、コイツをどう思う?

(8月22日付 サーチナより)
『【韓国BBS】戦時徴用訴訟、日韓基本条約で解決済み?
 韓国のコミュニティーサイト「ガセンギドットコム」の掲示板に「日帝治下の強制徴用で、韓国の裁判所が賠償との判決、片山さつき総務政務官は“絶対に賠償金を支払ってはいけない”」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

(中略)

 日本による統治時代に徴用工として強制労働をさせられたとする韓国人らが個人補償を求めた裁判で、新日鉄住金(旧新日本製鉄)は韓国の最高裁で敗訴判決が確定した場合、賠償する意向を示したと一部メディアが報じた。
 これに対し、自民党の片山さつき総務政務官は「徴用工の賠償請求権問題は、日韓両政府ともに1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決されたとの立場」、「絶対に賠償金を支払ってはいけない」、「韓国との経済関係を見直し、日本企業を守る仕組みを作る必要がある」と述べたという。
 (筆者柱:これについては、7月11日付拙著ブログ『とんでもない前例ができたな…』でも書かせていただいた)

(中略)

 一方、韓国のネットユーザーからは、「ネット右翼のためのリップサービス」、「日韓基本条約は、経済発展支援の名目だった。個人への賠償は別」だとして、日本の反応や片山さつき氏の意見を批判する意見が並んだ。

(中略)

 元徴用工の賠償請求権問題については、韓国人の中でも認識が分かれた。意外なことに、日本だけでなく当時の韓国政府の対応にも問題があったと受け止めている韓国人もいるようだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)』

・・・片山女史のコメントは当然のことである。
 しかし、彼の国では『個人保証は別』などとヘリクツをこねる輩も多いようだが、これについては『日韓請求権並びに経済協力協定 第二条』において『両国民の間の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決された』とあるのだ。
 しかも本件においては、もし『この協定の解釈及び実施に関する両締結国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決する』とあるのに、韓国大法院はコレを無視して判決を下した。
「本当に法治国家なのか…」
NSSMC担当はこう漏らしたそうだが…

だからあれほど
“やめとけ”
と言ったのに!!!!!

 さて、下手すりゃ日本の法治主義そのものも崩壊する事件のあったこの夏ではあったのだが…今度は、こんなメシウマというか、当たり前の“前例”ができた。

(10月30日付 サーチナより)
『ゆうちょ銀行、徴用朝鮮人の郵便貯金の支払いを拒否=韓国
 ゆうちょ銀行福岡貯金事務センター(福岡市)が、日本統治時代に強制徴用されたとする朝鮮人労働者の郵便貯金通帳を数万冊保持することについて、同行は29日までに共同通信の取材に、これらの払い戻しは難しいとの認識を示した。複数の韓国メディアが相次いでこれを報じた。
 共同通信の報道によると、同行は朝鮮人労働者への預金の払い戻しについて、「一般論として(個人の請求権は消滅したとする1965年の)
日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決
している」
との立場を明らかにした。また通帳の返還については、同行は「所有権を弁護士に相談中で、答えられない」と述べたという。』

・・・まあ、当たり前の話だ。そもそも日本国内においてだって、20年間以上放置してた権利を、ある日突然、“実は自分のモノです”、って言ったって、相手にされない。
 ましてや前述“文書”で確認された事項を50年近く経っていきなり請求されても…もっとも、これをややこしくした一端には、日本の曖昧な対応があるにはあるのだが・・・。
 その張本人が柳井俊二、国際海洋法裁判所長。
 先頃は、シーレーン上で“非同盟国”である南トンスルが(第3国に)攻撃されたら、日本は集団的自衛権を以てコレを守る、なんて暴言を吐いてたが、1991年橋竜内閣ではこんなこと言いやがった。
 曰く、『(日韓基本条約について)いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではない』なんて言ってしまったから、これ以後トンスルが調子づく。
 こういう売国奴が外務相はまだまだ沢山いる。だからこそ私は、(中川先生亡き現在)次の内閣改造で、麻生先生には外務大臣になって欲しいのだ。

---------------------------------------------------------------------
さあ、待たせたな。
いよいよ本題に入ろう。
今回はいつもと趣向を変えて、拙宅での私の威厳に充ち満ちたお話だ。
これを読んだ諸氏には、“家族の絆”を見直し、“美しい国”日本を再び築くための私の努力を、是非汲み取っていただきたいものである。



【つめものがとれた】
最近、古くからの知己に会う機会が多い。
それは時に学生時代の友人と、仕事の関係で取引をすることになったり。
或いは展示会で、嘗て大きな取引をした某社のブースと隣り合わせになり、これもたまたまその応援に来ていた営業課長が、当時の担当者だったり。
また或いは永年の取引先重役葬儀の席で、歴代の弊社関連部門事業部長と出くわしたり。

現役の者、現役を退いた者…改めて時の流れを感じることが多い。
ということは、これは小職も年を重ねたことを意味するのであって、同様に家内も・・・まあ、オバサンと言われる齢に…なんでもない。

それにしても昨今の日本人、(科学技術の進歩とマスゴミのゴリ押しにより)外見については未だ若いままであっても、一方で体内の老化は着々と進行するモノらしい
(別に老化を悪いとは思わんが、ね。美しく年を取りたい、とは思うが)。

例えば年齢と共に歯茎が痩せてゆく、などもその一つのようだ。

先日某シティホテルでランチデザートにサラミス、もといティラミスなるものを食べていたところ…



嫁「ムッ!?」

私「どうしたのだ?ハマーン」

嫁「これは・・・奥歯の・・・」

私「奥歯がどうしたのだ?」

嫁「詰めものが取れてしまったようだ、少し失敬する」
…中座してトイレに行ってしまった。

私「(生まれて初めて食べたサラミス、いやティラミスが美味しかったので)食べものを粗末にしてはいけない。これは私が食べておくことにしよう」

数分後-

嫁「大儀だったな。さて、続きを…(テーブルの上を見やる)」

当然続きなどなく、そこにはキレイに食べ終えたグラスがひとつ、ぽつんと置いてあるだけである。

嫁「…これは何だ?」

私「…」

嫁「貴様…これは何だと訊いている!」

私「…(丁寧に合掌して)ごちそうさま

嫁「(テーブルの上、握りしめた拳が白くなるほどわななきつつ・・・)初めは期待させておいて、最後の最後に私を裏切る!またしても貴様!!」

私「お姉さん、お勘定!」

嫁「…」

-帰り道、エヴォーラS車中で交わされた会話は、無かった・・・。


【田舎者、圧倒される】

その翌日、私は所用で東京にいた。前述取引先重役の葬儀に出席するためだ。
一部上場メーカー主催の葬儀ということもあり、集まったメンバーは錚錚たるものだった。
故人を偲びつつ再会に談笑する紳士たち・・・故人も草葉の陰で微笑んでおられたことと思う。

メンバーもメンバーなら、式場も式場だった。


-ホテルオークラ東京。


ご存じのように、“御三家”のひとつにして、ミシュラン5つ星。
あちこちで聞こえる英会話。
ロビーを走り回るガキンチョもいないし、ジャージ姿のDQNもいない。
ラウンジでお昼ごはんを食べようとして、その料金に愕然…コーヒー一杯で退散。

名古屋のシティホテルくらいで面食らっている私にとって、そこは最早別世界。
式も終わり、早々に立ち去ろうとした、その時-


私の目の前には、おみやげ屋さん…もとい、ホテルのスーベニアショップが誇らしげに、その威容を見せつけていた。

【Zもとい、青いしばわんこの発動】

突然、強烈な“思念”が、私の脳髄を突き抜けた。
同時に焔立つが如く、甦る記憶。

まるで憑きものにでも出会ったかのように、私の心は突然、良心の呵責に囚われはじめた。

-先日のサラミス、いやティラミス事件。

あれは、嫁に悪いことをした。
サラミス、いやティラミスを完食できず、小さな拳をプルプル震わせ、ピンク色のオーラを立ち登らせていた嫁-
余談だが、私は成人女性の靴を見ると、心がきゅーっとなる性分の持ち主である。別に某氏のように変態、というわけではなく、これは“こんな小さな足で頑張ってるんだ!”、という愛しさが故の思い、いや想いである。

(初めて嫁の靴を見たときと)同様の想いが、私の全身を震わせていた。

突然の衝動-
(こ、これは・・・)※BGM 『宇宙を、駆ける

嫁の声「焦り過ぎよ!だからイケナイの!」
(嫁の声!?)
嫁の声「高級ホテルでは、宿泊料金ににこだわるから、一つの事にこだわるのだ。」
(…どうすればいいのだ!?)
嫁の声「値段がダンチなんだ。そういう時は、どうすればいい?」

独白「俺の身体を、オマエに貸すぞー!!!!!」

嫁の声「それでいい、しばわんこ!!

【フンバツしたおみやげ】


帰路、銀座線の車中にて-

独白「大きなお金がついたり消えたりしている…大きい…ハイパーインフレかな?いや、違う。違うな。ハイパーはもっと、バアーッと動くもんな・・・懐が寒いなここ・・・出られないのかな・・・おーい、出してくださいよ・・・ねぇ・・・」

ビスキュイ・サンド¥2,100…プレーン 10枚、ショコラ 10枚。


…買ってしまった。

まるで、誰かに操られるかのように…

【大切なキミだから】

財布のなか、残金は3000円を切っていた。
疲れた足取りで帰宅。

上着を脱ぐ間もなく私は、“それ”を渡した。


私「先日は惨めな思いをさせてしまった。これは私からの懺悔だと思ってほしいものだ。」

嫁、嬉嬉として・・・
嫁「ほう・・・殊勝な心がけではないか…貴様からこのようなプレゼントを受けるとは嬉しい。」

私「食べちゃダメだよ

嫁「は!?」

私「だから、食べちゃだめだって

嫁「(包みをほどく手を休め)…でも、こ、“こり”はオリへの、プレゼントだよねえ?」
※愚妻は意外な出来事に出くわすと、自分のことを『(ウリではなく)オリ』と呼び、口調も激変する。

私「そうだよ

嫁「なら・・・」
再び包みをほどこうとする。

私「ダメだって!

嫁「・・・」

私「また詰めものがとれたらどうするのだ?」

嫁「でも・・・でも“こり”はオリへの、プレゼントなんだよねえ!?」

私「だから、そうだって!」

嫁「な、なら、オリが食べてもいいんだよねえ…!?」
最早涙目である

私「だから、ダメだって何度言えばいいんだ?」

嫁「…何でダメなのかな?」
鼻水をすすりながら、切なそうに訴える

私「歯の詰めものが取れるって、何度言えばわかる?」

しばしの沈黙…嫁の嗚咽だけが、台所に響く。

嫁「…なら、何で買ってきたのかな?…」

私「だからぁ、先日のお詫びにだな…」

嫁「食べられないなら、買ってこなきゃいいんだな!」
最早完全に泣いている

泣きじゃくる彼女を説き伏せるように私は、優しく語りかけた。

私「神前のお供えも、神様が食べないからと言って怠ることはないだろう?

嫁「・・・」
くしゃくしゃの顔で、私を見上げる。

私「(勝ち誇った笑顔で)そういうことだ

嫁、泣き崩れる。
私達の背後では、柴犬(13歳♀)とぬこ(14歳♀)が、おいしいおやつを何時貰えるのかと、嬉しそうに待ちわびていた。

10月28日未明、拙宅の夜はいつものように更けていく-

【これを我田引水という】

私「これ、おいしいねえ
…ほっぺをテカらせながら、喰らう

柴犬♀「(かしゅかしゅかしゅ)」
…無言で喰らう

ぬこ♀「(くしゅくしゅくしゅ)」
…無言で喰らう

嫁「…」
…無言で座っている

私「(もくまくもく)…おいしいねえ」
…ボロボロとこぼしながら、喰らい続ける

柴犬♀「(ゲブッ)…(かしゅかしゅかしゅ)」
…ゲップしつつ、喰らい続ける

ぬこ♀「(ぴしゅぴしゅぴしゅ)…(くしゅくしゅくしゅ)」
…水を飲みながら、喰らい続ける

嫁「あの・・・こり、少し食べたいんだな・・・」

私「だから(もくまく)、だ~めだって!…(もくまくもく)歯の詰めものがとれちゃうだろ?」※食べものを口に入れたまま喋ってはいけません

嫁「…で、でもこれ、オリへのプレゼントなんだよねぇ?(涙目)」

私「そうだよ?…(もくまくもく)」

嫁「な、なら、オリも食びたいんだな(鼻水啜る)」

私「(もくまくもく)・・・だから、歯の詰めものが取れちゃったら、また歯医者行かなきゃならないだろ?(ゲブッ)」
…げっぷがでた

柴犬♀「(ちょぴちょぴちょぴ)…(かしゅかしゅかしゅ)」
…水を飲み、喰らい続ける

ぬこ「(くしゅくしゅくしゅ)…」
…ひたすら喰らい続ける

嫁「・・・それ、オリへのプレゼントなんだな…!!!!!!(涙目)」
拙宅のオンナ共は、甘いモノが大好きだ。


以上…私は決して間違っていない筈だ。


【追伸】

小職の嫁が(外見上は)若く見えるのはわかった、しかしオマエはどうなのだ?という問いかけもおありだろう。
これについては、自己分析結果を以下に記すと同時に、近況として下記のメールやりとりをご覧いただければ宜しいかと存ずる。

①自己分析結果

A.髪はまだふさふさしているが、白髪が少し出てきた。
B.出されたものは残さず食べられるようになった…ことの後、食卓には草木一本残らぬようになった。まるでイナゴの大群が通り過ぎたかのように。
C.顔面に皺はないかわりに、ほっぺが光沢を放ちはじめた
D.ジーンズのサイズが、若いとき(29inch.身長180cm)よりたくさんたくさん大きくなった
E.ゆるんだ(これはオフ車ゲロアタックをしなくなったためだと思う)
F.みんなに「おおきくなったねえ」と褒められるようになった
G.共通の友人に会う場合、嫁は必ず彼等に、私の昔の写真を見せるようになった。これがネタとなって会話が盛上がることが多い。

…上記を鑑みるに、たくさん大きくなったとおもう。

②(当件から3日が過ぎた昨夜、夜勤で出かけた嫁とのメールやりとり:原文ママ)
※ごはんは、お小遣いをもらって自分で採取することになっていた。

(30日 22:08着)
嫁>晩ごはんはどうしましたか?

(30日 22:09発)
私>店屋モノの特盛りカレーを食べた。ハンバーグつき。

(30日 22:11着)
嫁>今『何シテル?』見たら焼き餅がありましたが…あれは何?
※https://minkara.carview.co.jp/userid/712411/nanisiteru/25450457/detail.aspx

(30日 22:13発)
私>あれもたべた

(30日 22:16着)
嫁>(|| ゜Д゜)まさかとは思ったけど…

(30日 22:17発)
私>4まいでがまんした

(30日 22:20着)
嫁>((((;゜Д゜)))!!!

(30日 22:22発)
私>まだたりない

(30日 22:23着)
嫁>ダメだこりゃぁ~♪ヽ(´▽`)/

(30日 22:25発)
私>ホテルオークラのクッキー、おいしそうだねえ。

(30日 22:28着)
嫁>もうやめてぇ~!(。>д<)

(30日 22:32発)
私>…もう遅い

…(以後、通信途絶)

以上
Posted at 2013/10/31 21:19:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 暮らし/家族
2013年10月24日 イイね!

横文字ごはん

横文字ごはんこの記事は、ロシアの隕石・・・のクレーター。について書いています。

↑といっても、今日は隕石の話ではない。そして政経ネタでもない。

【まずは…】
TrackBack先をご参照のうえ、筆者である しろにいさん と 私の、コメント上のやりとりをご覧頂きたい。

-----------------------------------------------------------------------
以下、コメントやりとりの抜粋-

私 『(隕石落下について)もうすぐ、もっと巨大なやつがくるそうですが、それはお刺身にすると美味しいですか?それとも鍋で煮た方がよいのでしょうか?』

しろにいさん 『「オリーブオイルを使ったソテーに、バジルを利かせたソースで戴くのが宜しいのでは?」と、しろにいさん専属のシェフが申しております♪(・∀・)』

-抜粋ここまで
---------------------------------------------------------------------
・・・上記の会話、ご理解いただけただろうか?

たぶん、私の“お刺身”とか、“鍋で煮た”はご理解いただけたかと思う。

しかし

しろにいさんの、
“オリーブオイルを使ったソテー”
とか
“バジルを利かせたソース”
とか・・・

(このSNSで私とやりとりしている諸氏のなかで)この言葉から、その料理を直感的に理解できる者は、一体何人いるのだろう?
まあ、“蓼科別荘地の暴走シェフ”は当然としても、他には“秋田のマッチョ野郎”か“お芋のアニキ”くらいしかいないのではなかろうか?
しろにいさん、貴殿は自分が綴ったコメ返につき、

本当にその中身を理解しておられるのか?

前述の方々以外で、↑のやりとりを見、
“ああ、それいいね!”
なんて思った諸氏には、あらためて申し上げたい。

「貴殿等と“ごはん”について語り合うことは、私には不可能だ」

【それにしても】
いつから“ごはん”というものは、こんなに難解な修辞で語られるようになったのだろう。

そう言えば以前嫁と、
“重商主義から資本主義への移行に際し、宗教改革が果たした役割”
についてディベートしていたときのこと。

私が、『ルネッサンス』”を〈ルネサンス〉、『カトリック』を〈カソリック〉と、ついつい“口を滑らせ”てしまったところ・・・

嫁に「貴様…貴様も『ピザ』を〈ピッツァ〉、『Tシャツ』を〈カットソー〉と呼ぶ輩か!・・・キライだね、そういうベタベタしたの!」と言われ、ファンネルを飛ばされたことがあった。

今は、彼女の心境が偲ばれる。

【遠い道程】
諸氏にも心当たりがおありだろう。

(職場にて)
対同僚…「昼飯(ヒルメシ)、蕎麦でも食わね?」
対若く可愛いOL…「(伊武雅刀の声色を真似て)今日の“ランチ”、どうする?」
(ディーラーにて)
対量販店受付嬢…「カギ、渡すね」
対レクサスレディ…「(爽やかに、できれば歯を光らせて)“キー”、預けておきますね」
(買い物)
対スーパーマーケットのお肉屋さん…「このヒレ肉、なんぼ?」
対デパ地下の専門店…「(紳士髭を生やして)この“テンダーロイン”は幾らかな?」
(公園のトイレ前で)
対ベンチに座るツナギ男…「ウホッ!」
対くびれ…「“今夜、どう?”」
・・・すまぬ、下品すぎた。

改めて、扉絵の某有名な“隠れ家的レストラン”のメニューを、Wクリックして頂きたい。

私達がいくらかっこつけても、あれを理解できる境地は、まだまだ遠い。
私なぞ、ついこの間まで“お献立”と“レシピ”は同義語だと思っていた程度だ。

友よ、共に学ぼうではないか?

【あとがき】
・・・そう言えばずっと前、同じようなネタでこんなん(↓)書いたこと、あったな。

https://minkara.carview.co.jp/userid/712411/blog/18792949/

是非ご覧頂きたい。
Posted at 2013/10/24 13:44:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | グルメ/料理
2013年10月23日 イイね!

【後編】神の郷(クニ)

【後編】神の郷(クニ)













【前書き】

下村博文 文部科学大臣 教育再生担当 東京オリンピック・パラリンピック担当 日本ユネスコ国内委員会委員

先だってのサッカー東アジアカップで、南トンスルサポーターの「歴史を忘れた民族に未来はない」と掲げた横断幕に対し、“国の民度が問われる”とズバリ切り込んでくださった下村先生。
そしてその下村先生を、五輪担当大臣にご指名くださった安倍先生。
と思ったら、今度はこんなことが起きた。

『文化庁は、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に提案していた「和食 日本人の伝統的な食文化」について、事前審査を行うユネスコの補助機関が「登録」を勧告したと発表した([22日付22:31発 時事速報より)』

ありゃりゃりゃりゃwwww
『和食 日本人の伝統的な食文化』・・・これ、お寿司も入るんだよね!?

って、お寿司・・・オスシ・・・おすし!!

確か「お寿司も山葵もウリナラ起源ニダ!!」って・・・
対馬海峡の向こうっ側の、とある集団がほざいてましたね!?

しかも、“勧告”だよ?“K・A・N・K・O・K・U(韓国ではない)”

ユネスコwwwやってくれるわ!
こりゃあ(コリア)、猛烈な火病が起きるぞ!

諸氏、後は任せた!

【妙高から蓼科へ】
(長くならないように、今回は急いで書く)

梢のざわめきに、目を覚せた。
昨夜あれほど激しく降った氷雨の、痕跡すら今は無い

枕許の水差しに手を伸ばせば
一杯の水という名の、甘露
軽くやわらかな喉越し 朝から受けた、歓待



『窓のそとで 風が景色を揉んでいる 私は机のうえを走るくらい風をみた』
(竹中郁 著 『断片』より)

秋の青は突き抜けるように蒼く、風が運んだ栗の実ひとつ
小さい秋、見つけた!


指を当てれば、冷えきったエンジン-
たっぷりと時間をかけ、暖気

草原に出る
鰯雲高く 霜降の玉なす露
妙高が空を研ぐ


女郎花の叢から続く 獣道
こういうの見ると、ついつい分け入ってしまう
189kgの巨躯、タイヤもロードタイヤ
無理なら引き返せばいいか
・・・過去これで後悔した回数、数え切れず
だからハスクじゃないってのに・・・
ホント、救いようのない、バカ
(※よい子は絶対に真似してはいけません)

案の定、途中でスタック
汗まみれで押しまくり、朝っぱらから体力限界
言いわんこっちゃない…もう一人の自分に、鼻で嘲われた

然して、辿りついた場所は-



斑尾山を望む、小高い丘


草を枕に、大の字に寝転ぶ
山裾を降りてきた風には 秋の香り
土の茵(しとね)が 心地よい
・・・こんなことばっかやってるから、私の旅は距離を稼げない

気がつけば、お日様は中天に差し掛かっていた

急いで来た道を引き返す


草原のダウンヒル、絶対に向いてないことを
ついついやってしまう愚かさよ
これで転けても、文句は言えんわな

温泉街に戻り コーヒーに喉を潤す
季節外れの旅人ひとり
季節外れの風鈴ひとつ
所在なくして、心地よし


麓の国道を目指し、アクセルを開く
大河のような高速コーナー
支配するのは、私ただ一人

杉の原の集落
たゆたう旅
落ち穂の農道
収穫の音、澄み渡る空


妙高は何処までも誘い
ついその足許へ踏み込んでしまいそうになる


今日は蓼科まで行かねば-
常宿を予約していたことを思い出す
自由の筈が、自由でない自分に気づく

やっぱりホントは、テントだよなあ
昨日別れた某氏のほうが、バイク乗りしてるなあ

高速を使い、南下
佐久を縦走し、浅間を背にする

蓼科スカイライン
閑散とした別荘地を抜け
ひび割れたアスファルトを駆ける

高速、中速、S字、ヘアピン…
これほど喜怒哀楽に満ちた道程も珍しい
行き交う車も皆無
白樺の林を、若鮎のように

大河原峠-以前訪れたのはいつだったか
ここはいつしか舗装されていた
山小屋に辿りつく
一車線半の道を埋め尽くす、四輪の群れ
登山客が大集結、離合さえままならない

都会を山へ持ち込むな!

ここで事故が起きても、救急車は通れないだろう
マナー云々前に、危機感が完全欠如
溜め息ひとつ ただただ呆れ返る

こんな場所だからこそ、安易に舗装なんてしちゃダメなんだ

静けさを求め、峠を後にした
稜線を断ち切る切り通し
深呼吸して、北の空を仰ぐ
盆地を擁する 浅間の雄姿


白樺湖、ビーナスラインを越えて蓼科へ
通い慣れた道 野焼きの農道へ
ここにも秋は訪れていた


八ヶ岳もまた、蒼く
別烏(わかれがらす)が西へ飛ぶ


水涸れた田は、黄金色
コオロギが鳴きすだく


もうひとつの、約束の地
蓼科、三井の森
レストラン Tenedor、遅い昼食



バイク乗りとして来るのは初めてか
出で立ちもちょっと浮いてしまった
でも、変わらず迎えてくれるオーナー
遅い昼食 ここのビーフシチューは美味しい!
次は11月上旬、嫁とオシャレして
エヴォーラで参ります


長い語らい
近頃の私の旅は、若き日と較べ
少し、変わった
それは行く先々に、知己ができていること
彼等との会話もまた、楽しみのひとつ
ただその時間・・・旅愁を、寂寥を失ったことが少しだけ・・・

蒼黒く沁みた風が、落ち葉を巻き上げる
いつしか訪れる つるべ落し
陽は遠く 乗鞍の稜線にかくれゆく
オーナーに別れを告げ、宿へ向かう

といっても“宿”・・・かなあ?
バイクの一人旅には、似合わないと思う


ヘルメットを脱ぎ、シャワーを浴びる
月の光の 幻灯会
八ヶ岳が、影絵のように
夜空を切り取るそれは、巨きなエピック

そぞろ寒さに窓を閉めれば
大変なことに気づく

今日の晩ごはんが ない・・・
晩ごはんの予約、忘れた!

ビーフシチューはまだこなれてないが
夜も更ければ きっとおなかがすく
どうしよう?

部屋を出、ホテルを擁するリゾートタウンを、ほとほとと歩き回る
欧風料理、お蕎麦屋さん、インド料理・・・どこも満席
ホテルのレストランに行けば・・・ひとりフレンチ、或いはひとり会席
ブログのネタ作りにはいいけど、心情的には惨めすぎる
温かな団らんと笑顔が交錯するなか、ひとりごはんのバイク乗り
絶対に嫌だ、死んでも嫌だ
部屋へ戻り、ベッドで丸くなった

おなかが、ぎゅーって鳴り始めた
つらい

たまらなくなり 階下のバーへ
顔見知りのウェイターが、笑顔で出迎えてくれた

「おなかがすいて死にそうです。なにか食べものをください」

ぼさぼさの髪、汚れた革ジャン、土埃で汚れたジーンズ・・・涙目で訴えた


私の出で立ちを見て、彼は何かを悟ってくれたようだ

「どうぞ」

そう言って彼が運んできてくれたものは・・・ワッフル6枚と、アイスクリーム。
そしてアイスコーヒー


これが今夜の私の、晩ごはん

人の心の 有り難さよ
立ち去る彼の後ろ姿に、私は“神”を見た

お礼と言ってはなんですが、テキーラを一杯、所望した


今夜は、ぐっすり眠れそうだ

おしまい
Posted at 2013/10/23 02:39:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2013年10月21日 イイね!

【前編】神の郷(クニ)

【前編】神の郷(クニ)














【前書き】

 アメリカの茶番は一応の区切りを見せてはくれた。
といっても、緊急でデフォルト回避措置とっただけで、債務上限先送りは相変わらずだし、これは下院で民主が過半数を取る中間選挙まで延々と続く問題だ。従って先頃の国債格付低下に現われるように、アメリカの信任は低下傾向にあるのは間違いない。
 次のFRB議長のイエレンおばちゃんがハト派ってこともあり、当面来年年明けまでは、つまり次の“財政の崖”を迎えるまで、ドル安は続く。
 となると、日本は当面日銀の大胆な緩和やリスク資産買入サプライズが起きない限り、(実需面では)更なる輸出拡大もなく、五輪、リニアやエネルギー、復興、国土強靱化に向けた内需以外、大きな景気回復要因はない。市場ではこのような材料は既に出尽くしている。従って、株価も大きく上がりはしない。
 このなかでの消費税増税…タイミングが悪い。投資による所得税も来年からは倍額になるし、マーケットにおいても実需においても、本当に景気回復が本格的に軌道に乗るのかどうか…不安だ。折しも『貿易収支は上半期赤字額が過去最大に(21日付ロイターより引用)』の言葉が入ったばかりだ。
 もしも対外収支が回復せず、そのうえで内需に活路を見いだすのだとしたら、法人税減税や設備投資減税がなされたままだと、税収は…よくはならない。
 税収が良くないってことは、防衛予算も今年度の0.8%上げで終わってしまったりして、そうなると第一列島線や壱岐対馬や竹島から繋がる海底資源、白樺はじめメタンハイドレードの保護さえ、単独で行うのはつらい。
 やはり台湾やASEANとの権益共有を進展させ、外交を強化しないとダメだなあ。

 まあ、それはそれとして現実に帰ると、此方は仕事が雪だるまのように増殖していき、完全にスランプに陥ってしまっている私がいる。今日は日中来客が2件入っているし、週末から週明けにかけ、出張も入りまくっている。というか、台風の最中に大阪へ出撃せねばならない。

 もういいや、何か書くか。

【というわけで】
10月12日から14日迄、半年ぶりに単車に跨り、ひとり旅をしてきた。
 以下、レポート。紀行文だと思ってお読み頂けたら幸いである。

《10月12日》
 今年も、この季節が訪れた。
 出勤時と大して変わらぬ時刻、ガレージの門扉を開け、やや灰色がかった北の空に目を遣る。
 あの向こうへ辿りつけば、未だ冷めやらぬ夏の残滓から、少しは逃げ出すことができるだろうか?
思いは水冷高回転型V-Twin、999ccの転がるような音色を掠め、目覚めはじめた街に霧散する。
 
 3連休の初日、高速は既に四輪の群れに覆われている。
 流れはよくない。家族連れのファミリーカーと、帰路に就くトラック。
 これらが混然となって、鼠色のアスファルトに閉塞感を募らせる。

  〈出るのが遅すぎたか?〉

  フルフェイスのヘルメットのなか、鈍く舌打ちしつつ、走り慣れた道程をたぐる。
 小牧、瑞浪、中津川・・・狭く山間を縫う中央道、開放感のない単独行。
 恵那山をくぐる長いトンネルを越え、アルプスの狭間へ-
 退屈な、日常からの逃避行。

 塩尻の峠。重い日差し。
 ここにもまだ、残暑が居座り続けている。 
 針葉樹の林は深く、左手に北アルプス。
 雪嶺の欠片さえ見えず、濃紺の山塊は遠く薄灰に解けゆく。
 右手は白い扇状の、松本平(まつもとだいら)。
 
 安曇野に差し掛かかれば、いつしか四輪の群れも数えるほどに減っていることに気づく。
 漸く、空の明度が、変わった。
 気流の銀鱗から、重みが失せる。
 軽く、透明で、引き締まった、冷たい風。
 今年初めての、エッジの効いた、秋の日差し。
 
 友人との待ち合わせは正午、梓川SA。
  仕事でトラブル発生、との連絡。
 合流地を先に延ばし、高速を降りる。
 
 豊科を抜け、雑然の明科を過ぎる。
 狭い旧街道、例大祭が季節が変わったことを知らせる
 大樹の並木、往来を囲むしめ縄、バックミラーの向こう、揺れる御幣
 この地にはまだ、神々が生きている。

 T字を右折、上田方面。旧道へ入る。
 緩やかに続く、片側1車線。左手は里山、右手にはせせらぎ。
 未だ濃緑の、広葉樹の道。

 道はやがて勾配を増し、風に渦音が混じりはじめた
 高度を上げ、山岳路へ
 そぞろに捻る、アクセル。
 山の端には落ち葉が舞い、路面も波打つ。
 肩慣らしの、ツイスティロード
 
 突っ込みで身体がビビる。
 ピッチング大きく、ブレーキングでつんのめる。
 アカン、ニーグリップに力が入らない。
 アンダー強し。
 半年ぶりの体重移動、 内足荷重忘れてる
 思ったより曲がらない。
 立ち上がりでタンクに伏せるのも忘れてた。
 本調子には、ほど遠い。四輪ばっか乗ってたからなあ・・・
 
 これはいけない
 真面目に乗り方、思い出さないと。
 まずは身体を温めようと、峠の遂道を越えたところで、本道を外れる。
 未舗装の林道、深いサンドにバラス
 落葉と、啼鳥の道
 日差しと木陰のコントラスト、路面を理解しづらい。
 何処にギャップがあるのかわからない。
 バイザーつきのメットでないことが悔やまれる。



 115馬力も、ここでは無用の長物。
 腹ン中ではなく、腕がパンパンだぜ
 腿が痛い、背筋が悲鳴をあげている
 噴き出る汗、グローブの中がねばつく。
 シールドが曇り、前が見えない。

 長すぎたブランク、いや、齢のせい?それに・・・
 やっぱ重いわ、てか重すぎるわ、このバイク。
 仲間達とゲロ道を走り、ダート林道を駆け抜けたあの頃-
 DTやRMX、DR-Zの時代が懐かしい
 
 それでも幾つも数えぬうちに、余計な力は入らなくなった
 疲労と失われた体力が、無駄な動きを慎ませる

 右コーナー、フラット。
 フロントが深い砂につかまる
 アクセルを開けば、流れるテール
 思いっきり前乗り、ステップを踏みしめ、向きが変わればシートに尻を押しつける
 急角度で、土の巨人に後塵をぶちまける
 これぞKTM!砂漠の血は争えない…! 
 
 儀式は終わった
 距離にして10キロにも満たない、心と身体の解放。
 “次はハスクで来よう”、と後悔しつつ…
 麓の村へ降り、待ち合わせの場所へ向かう
 
 村はずれの酒屋の前で、某氏は待っていた。
 合金の悍馬、4気筒600cc、13000回転のエクスタシー
 煌めく赤、青、金色…星屑のメタリック
 
 
 再会を祝い、煙草を吹かす
 中天に消える紫煙 
 私の旅の発祥の地-北アルプスを望むあの場所を目指して
 2台のオートバイは走り始めた
 
 アスファルトのざらつき
 重力を背骨に感じ、里山を駆ける
 林檎畑の石垣が途切れると、道は蛇行をはじめる

 先刻のダート走破のおかげだろうか?
  コーナーと戯れる余裕も出てきた

 ブレーキングに任せ、身体を預ける
 重心をフロントへ移動、フォークが沈むと同時に、トップブリッヂ目指し、伏せる
 リヤから抜重、内足のステップを踏み込む
 重力を手に入れた車体が、旋回をはじめる
 つま先が路面を擦り、乾いた音を立てる
 立ち上がり、土踏まずでステップを前に押し込む
 縮み上がるリヤサスペンション、浮き始めるフロントを、反動で押さえ込む

 時に滑らかに 時に蜷局を巻き
 さながら急峻な谷筋を分け入る清流のように
 道は饒舌に語り、歌う

 木立の道が、ざわめきながら背中へ吹き飛んでいく
 信濃の峠道との、舞踏会
 2台のオートバイは、輪舞曲(ロンド)を奏でる

 宴もたけなわ-
 針葉樹の山肌を過ぎた頃
 出迎えたのは、日本の原風景
 大岡の集落-細い路地の向こう、群青の北アルプス
 棚田と、畦道と、土壁の家
 庭先には柿の古木
 山の端から赤光が差し、クリッピングポイントを染め上げる。
 オレンジと黄金色の、ペイジェント 
 
 幾ばくのコーナーを過ぎて、幾ばくのストレートを駆けてきたことか-
 辿りつけば道は塞がれ、通行止め
 オフ車なら強行突破も辞さないところ、が-
 ここは大人に、迂回。

 小さな集落、金色の稲田の端
 しばしの休憩
 エンジンを切れば、収穫の音ばかり
 傾きはじめた陽の斜線を浴び、汗を拭う
 
 右手の里山の麓には
 鎮守の森と、小さな社
 苔むした石段が、黒い境内へ続く
 しばしの語らい


 (某氏ブログへの私のコメント)
 『日本人の“やまとごころ”は、四季折々に見られる森羅万象の移り変わり、生と死に万物の魂を見、それが全ての事象に神が宿る、という認識に継がっていったのでしょう。
 そして(今回のように大きな)自然災害があったりすると、その神々は“慈愛いに満ちた”ものではなく、“畏ろしきもの”、“祟るもの”であると考えられていったのでしょう。
 “人の力ではままならぬ、しかし感情をもった、畏ろしき神々”
 人々にできるのは、それが怒ることのないよう、祈ることだけだった。
 その場所は、時には神社という場であったり、災害をもたらす山そのもの立ったり、海や空だったりする。
 山深い信州で農耕や畜産を生業としたいにしえの人たちは、都会に住んで電脳の世界に触れあう私達よりも、(日々の暮らしのなか:筆者注)ずっと沢山の神々と接していたのでしょう。だから、彼の地には小さな神様から(黒姫みたいな)大きな神様まで、沢山の神様がお祀りしてある。
 それが、外界に対して剥き身の、そして雨の怖さや風の冷たさ、重力の力を知る、私達バイク乗りの心にシンクロするのかもしれませんね。
 オートバイの旅は、私達のやまとごころを呼び起こし、神々を感じさせてくれる、特別なものなのだと思います。』

 オートバイに乗り、野山を“駆ける”と理解る
 -土にも、雨にも、風にも、落ち葉にも、大樹にも、草花にも、雲にも、太陽にも、アスファルトにも-
 抗えぬ畏ろしきものがいる
 
 “日本は神の郷(クニ)”

 同時に、これを特定の立場の人が言うと引責辞任にもつながる国家(クニ)www

 …いつしか陽はオレンジ、東の山端から下弦の月
 急ごう。
 集落を縫い、狭い村道を下る。
 草むらに鳴く虫の音が、少しずつ大きくなってきた。
 
 木曽川の深淵を渡り、懐かしい峠を目指す。
 独身時代幾度となく訪れた、天の岩戸を仰ぐ、あの場所へ
 麓の集落を貫く、V-TwinとIN-LINE4
 急峻な登坂路、2速と3速の繰り返し
 深山の冷気が、濁流のように
 
 峠の端、アクセルを戻す
 二人煙草をくゆらせ、天の岩戸-戸隠の山を仰ぐ
 『分け入っても分け入っても青い山』~種田山頭火~
 遠山無限碧層々
 吐く息はいつしか、白く
 残照のなか、山柿の影は長い
 この地の秋は、既に盛りを迎えようとしている
 やがて濃緑の樹木は朱く染まり、山は濃い灰色と落ち葉に覆われ、山々の頂は白く飾られることだろう。



 
『里の秋』 (斎藤信夫作詞・海沼実作曲)

静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた 
 
針葉樹の木立は藍色、道は隘路。
  突き落とされるようなヘアピンを、幾つも駆け下りた。
 峠を越え、北信の地へ。
  小川村。
  整備された県道、2台のオートバイは、T字路で別れた

「お気をつけて!」
  「また、走りましょう!」
 
  多くは語らず、ハンド・サインを交わす
  某氏は西へ、私は東へ
 
  …これが、バイク乗りの旅だ。
  言葉は要らない、語らいは、もう十分に尽した
  さながらジャズのセッションのように-
  道連れも不要
  連む義務もなければ、同宿を請う理由もない
  行く先は、己の心のままに-

  更埴の盆地を越え、越後の地を目指した
  左手の野尻湖は、水煙で見えない
  右手を捻れば、霧氷は飛礫に変わる。
  寒い…

梢を渡る風に、ランタンが揺れる
  ストーブの息吹に、雨音が混じる
  フライシート越しに、草の匂いが漂う
  今夜はひとり、山中でのキャンプ泊…なんてやったらカッコイイのだが、私は基本的につらいのはいやだ。

根性無しと言われてもいい
  今日は旅館に泊まろう
 宿に着いたら、お風呂に入ろう
あったかいごはんを食びよう
  ぬくいお布団で、持って来た本を読もう

  そう思ったとき、私はバイク乗りであることを忘れていた。

 

  ごちそうさま、一日目おしまい


【おまけ】
 JBPress読んでたら、面白いネタを見つけた。日刊ベスト・・・日べ(いるべ)。南トンスルの、VIP板の極端に偏ったヤツ、かな?
 クリスマスぼっちが男女とも集結して合コンやろうとしたら、集まったのが男8割、女2割だったんだって。何で女が殆ど集まらなかったかって言うと…予め強姦パーティーが計画されていたから、らしい。
 公開された掲示板でそんな計画立てたら、そりゃあ女も引くわなあ。
 相変わらず、詰めが甘いというか・・・すぐわかっちゃうようなことをわざわざやるなよ。
 あー、民度低っ!
Posted at 2013/10/21 17:34:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | | クルマ
2013年10月17日 イイね!

【みんカラらしい】よいことをした

【近況報告】

 台風の猛威が残した大地への爪痕…その傷口も癒えぬうち、不謹慎かとは思ったのであるが…このままではブログを何も書かないまま年を越してしまいそうなので、敢えて書かせていただく事にした。

 私の勤務先は防災商品を製造しているメーカーであるのだが、私は営業もやる経営企画マンとして、今は別の重責を負わされている。従って、伊豆大島はじめ各地の災害に心を痛めつつも、この数ヶ月来は現場を離れて全く別の仕事をしているため、社のがどんなに多忙であろうと、全く関係ないといえば関係なくなっている。

 そう現在の私は、社全体の業務マニュアルと、及びこれに関わる規程変更の立案などを含め、(営業日に限るが)毎日徹夜缶詰で働く日々を送っているのだ。
 もう少し詳しく言及すれば、電話による顧客対応から営業的な単価設定の仕方、商品スペックの参照方法、原価管理、与信管理、発注、入庫処理から仕入、受注から出庫、売上、生産指示からロット管理、在庫適正化、所要量展開、入金と出金、財務システム連携・・・全ての基幹業務の、バックボーンからブランチまでの運用につき、そのマニュアル化を、ぜ~んぶ“たったひとり”でやらされているのだ。

 〈.NET Technology〉とやらのせいで、私の寿命はどんどん短くなっているのではないだろうか?

 勿論本日も自宅に仕事を持ち帰り、私は相変わらず、これをたった一人で進めている。その合間には、ハマーンのつくったビーフシチューを、(サイドメニューのカルパッチョを含め)、そう・・・とてつもない量のごはんを、休み休みしながら食べている。
 「すべて明日の朝までに平らげておくのだな、俗物!!」

 勝ち誇ったように配膳を進めた後、さっさと床についた嫁の笑顔に口元を引き攣らせつつ、私はシチューをすくい、啜り飲み、喉元を過ぎるその熱さを胸元で噛みしめ、涙を浮かべている。

 使い慣れたスプーンを、幾度口元に運んだだろうか?
 腕に怠さを覚え、いい加減シチューの濃味に舌が麻痺しはじめ、何より胃袋が破綻寸前を迎えた頃-

 秋の深い宵闇を、庭先の虫の音を騒がせぬ程度に、来客を知らせる呼び鈴が“ほろん”、とひとつ鳴った。

【荷物が届いた】
 諸氏は、10月11日付の『何シテル?』なるモノローグに、私がロータス本国のWEBショップで、ハーフコートとパンツを購入した旨修辞したことを覚えておられるだろうか?
 その荷物が、届いた。



 業者を見送り、突然訪れた晩秋の冷気から逃げるように、宵深くなった庭先から部屋へ転がり込んだ私は、その勢いのまま、梱包の段ボールを引裂き、蓋をむしり取った。

 出てきたモノは…
 
ロータスのオリジナル、縫製ラインを廃した、ナイロン製のハーフコートと…


同じく、ウォッシュド加工された、濃紺の5ポケットパンツだ。


 うん、梱包もしっかりしていたし、生地の傷みも色褪せも、ない。
 とても“ロータスクォリティ”とは思えない、上質な逸品たちだ。

 これなら来月の“軽井沢・蓼科 エセレブ気取り2泊3日の旅”でも恥ずかしい思いをしなくて済む。

【品質】
 ダニー・バハールなる兄ちゃんがロータスグループのトップに就任して後、ロータスにはロクなことがなかった。
 通期連続赤字16年というとんでもない記録を更新するなか、やれF1に進出するわ、やれ展示会に新規車輌を6台も投入するわ、やれ古参の重鎮達を一人残らずクビにするわ…とても赤字企業がなすべきこととは思えない愚挙を、彼は平然とやり続けてきた。
 挙げ句の果てに会社の金で自家用ヘリを買い、自宅の庭まで改装しやがった。

 当たり前だが、総元締めのB.R.ハイコムは僅か数年でコイツを放逐するのだが…このバハール兄ちゃん、たったひとつだけ良いことをやった。
 それが、マーチャンダイジングの刷新。
 そのためにフェラーリから、この分野でのエキスパートを引っ張り込んできた。

 それがこのネーチャン、ヴィーブケ・バウワー女史。


 …如何だろうか?金髪、碧色の瞳、チョイ太め。
 熟女好きにはたまらない…私は別に好みではないが。
 勿論経営刷新でこのネーチャンも、現在のロータスにはおりません。

 でも、今回購入したコートとパンツ、それはそれは・・・フェラーリクオリティ
 これも熟女の置き土産。
 納得の品質だな。

 ジャケット…
 早速、ぬこが寝そべる手触りの良さ。


 さり気なく、ロータスロゴが“接着”されてる。
 

 縫製加工なし、ポケットのファスナーまで全て接着加工
これ、まだカタログに載ってないみたいだけど、ブラザーの新開発シームレスミシン=接着剤を使ったマシンで作ってることがわかる。


  Made in JAPAN、万歳!
 
 
 接着→機密性のアップや防滴性のアップだけじゃないんだよ?
ロータス十八番の“接着式アルミフレーム”とかけてるの、わかる? 

 ちなみに私の会社も、接着加工で“あるモノ”を近日中に商品化する。その製品、今までできなかったことを実現できるので、機能・性能・効率面で従来品を凌駕できること間違いなし。イノベーション…これがブランド化へのキーワードとなる

 続いてパンツ…
 黒に近い濃紺。
 型押しのロータスロゴがわざとらしくなくて良い。
 

 実は以前、同じくロータスの本国ショップからデニムのパンツも購入したのだが、これも生地がしっかりしてて良かった。今回もその印象通りの仕上がり。
 5ポケットだけど、野暮ったいダホダボさは皆無。

 うん、良い買い物!

【納期】
 正直、これが一番心配だった。
 しかし、届いてみれば前回同様、全く問題ない。
 私が本国へオーダーしたのは、10月10日、届いたのは本日10月16日。
 何と納期1週間弱! 在庫情報提供も的確だったし、勿論受注ミスもなし!

 この所業、とてもロータスとは思えない。 
 これも以前ブログで書いたのだが、前年秋に私のエヴォーラSがレ◯プされ、手許に返ってくるのにかかった時間は半年以上だった。その原因の大半は、ロータスの部品受注ミス。ディーラーが頼んだパーツにつき、違うモノが誤配送された回数、数えきれず。担当メカニック、最後にとうとうブチ切れたとか…。
 
 いったいどうした!?ロータスらしくないじゃないか!?

因みに、日本国内のロータスウェブサイトで買っても、(在庫ある場合でも)納期は5営業日…運賃600円だと。
 

 …本国から拙宅に取り寄せても、1900円なのにね。

【価格】
 これにも大満足!
 いくら円安になったと言っても、それは民主=白川の(故意の)デフレ政策時代と較べてのこと。基本的には今も円高であることは間違いない。これに欧州危機以来EUの金融緩和が絡んでるから、結果的にはかなり安く買えた。
 
 今回の購買単価と支払額
 

 締めて 50980円!


 対して日本のサイトで買ったら…

 ジャケット70250円
 

 パンツは…同じモノがないから、より近い商品として、チノパン。16040円也。


 これに運賃足すと、86890円也。

 何と、36000円もお得!

 それにしても・・・手放しでは喜べない。これ逆のこと考えたら、民主政権下での日本のモノ作りはこういう目に、ずっと遭ってきたんだよね。
 やっぱり黒田先生、浜田先生にはよりサプライズ的な円安政策を提言してもらいたいものだ。一刻も早く麻生先生の“自由と繁栄の弧”を構築し、相互依存経済による安全保障体制を確立しなければ・・・成長率鈍化してガス抜きに列島線掌握しようとするシナの脅威は増すばかりだ。あ、南トンスルはどうでも良いんだけどね。
 
【最終加工地=生産国】
 先の度重なる失敗も考えると、最も大切なのはここである。
 先の失敗…これについては、
 https://minkara.carview.co.jp/userid/712411/blog/30359346/ と https://minkara.carview.co.jp/userid/712411/blog/30167102/ を参照していただきたい。
 して今回私は、正しいことをした。
 今回の商品の原産国。



 ハーフコート…ルーマニア
 パンツ…トルコ
 …言わずもがなの親日国である。

 トルコについては、(マスゴミは決して報道しなかったが)東京五輪決定時に「おめでとう」、「友よ」、と沢山の祝辞を頂いたことも記憶に新しい。勿論それだけではなく、トルコ初代大統領が明治天皇陛下の大ファンだった、とか、(トルコにとって脅威そのものだった)帝政ロシアを日本が打ち破った、とか、沈没したトルコの軍艦から逃げてきた難民を日本の民間人が救い出した、とか、枚挙に暇がない。勿論日本人も沢山トルコの皆さんに助けてもらってる。

 そしてルーマニア。そりゃあ先日は日本のお嬢さんが(無謀にも)単独で深夜に入国し、惨殺されてしまったりはしたのですが…ここも大の親日国。先のトルコと同じく、彼等も帝政ロシアの脅威から(間接的にですが)世界を救った日本が大好き。どのくらい好きかというと、日本のODAで作られた地下鉄の駅に、『Tokyo』ってつけちゃうくらい日本好き。
 インフラから学校まで、いいや読み書きレベルから無償でこれを授け、現在も我が国から金借りないとやっていけないクセに、“弟が兄に尽すのは当然ニダ!謝罪シル!賠償シル!”とほざき続けるどっかの国とは大違いですな。

こんな親日国の皆さんのモノ作りに、日本が協力して、それを購入することができて…嬉しい!

【感想】
 価格も満足。
 納期も早い。
 商品のクォリティも大変高い。
 しかも、親日国で作るという快挙が素晴しい。

 それは評価する。それも大変高い評価だ。

 しかし・・・ロータスに向けては、一言だけ言わせてくれ。

 「オマエラ、その努力を何で“モノづくり”に活かさん!?」

【結論】
 ロータスのマーチャンダイズは大変優れているが、本業が全く追いついていない。

 ・・・「あのー、私のエヴォーラSのクレーム部品、いつになったら届くのでしょうか?」

以上
Posted at 2013/10/17 02:57:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 任務 | クルマ

プロフィール

「5年乗ったスピトリRSから乗り換えた。旅先でどうしてもダートを見ると心がときめくからだ。林道レベルならモタードはオフも走れる。問題はタイヤだが、純正のスーパーコルサSPはナラシ終了時に坊主になってるはず。次はスコーピオントレイルあたりにしたい。だが情報が大陸に漏れるのは必至。」
何シテル?   09/19 00:51
平成30年2月現在、 【四輪】 家車…モデル末期、叩き売りのアウディA4 AllroadQuattro。 使用用途は主に近所のスーパーへの買出し、...
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ハスクバーナ 701 Enduro RX-0 Unicorn (ハスクバーナ 701 Enduro)
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トライアンフ スピードトリプル RS 天使のブ・・もといDWG262ツヴァルケ (トライアンフ スピードトリプル RS)
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アウディ A4オールロード クワトロ ヒゲクジラ (アウディ A4オールロード クワトロ)
2020年6月5日、走行48000キロ、5年間保有の後叩き売り…良い車なんだけどねえ…ま ...
シボレー コルベット クーペ ネオ・ジオング (シボレー コルベット クーペ)
2019年6月某日、売却。 中秋あたりからの山岳エリアでは路面温度も下がり、立ち上がりで ...

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