【個人賠償】
・・・本題に入る前に、時事ネタをひとつだけ、挙げよう。
まずはこれを読んでくれ、コイツをどう思う?
(8月22日付 サーチナより)
『【韓国BBS】戦時徴用訴訟、日韓基本条約で解決済み?
韓国のコミュニティーサイト「ガセンギドットコム」の掲示板に「日帝治下の強制徴用で、韓国の裁判所が賠償との判決、片山さつき総務政務官は“絶対に賠償金を支払ってはいけない”」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
(中略)
日本による統治時代に徴用工として強制労働をさせられたとする韓国人らが個人補償を求めた裁判で、新日鉄住金(旧新日本製鉄)は韓国の最高裁で敗訴判決が確定した場合、賠償する意向を示したと一部メディアが報じた。
これに対し、自民党の片山さつき総務政務官は「徴用工の賠償請求権問題は、日韓両政府ともに1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決されたとの立場」、「絶対に賠償金を支払ってはいけない」、「韓国との経済関係を見直し、日本企業を守る仕組みを作る必要がある」と述べたという。
(筆者柱:これについては、7月11日付拙著ブログ『
とんでもない前例ができたな…』でも書かせていただいた)
(中略)
一方、韓国のネットユーザーからは、「ネット右翼のためのリップサービス」、「日韓基本条約は、経済発展支援の名目だった。個人への賠償は別」だとして、日本の反応や片山さつき氏の意見を批判する意見が並んだ。
(中略)
元徴用工の賠償請求権問題については、韓国人の中でも認識が分かれた。意外なことに、日本だけでなく当時の韓国政府の対応にも問題があったと受け止めている韓国人もいるようだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)』
・・・片山女史のコメントは当然のことである。
しかし、彼の国では『個人保証は別』などとヘリクツをこねる輩も多いようだが、これについては『日韓請求権並びに経済協力協定 第二条』において『両国民の間の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決された』とあるのだ。
しかも本件においては、もし『この協定の解釈及び実施に関する両締結国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決する』とあるのに、韓国大法院はコレを無視して判決を下した。
「本当に法治国家なのか…」
NSSMC担当はこう漏らしたそうだが…
だからあれほど
“やめとけ”
と言ったのに!!!!!
さて、下手すりゃ日本の法治主義そのものも崩壊する事件のあったこの夏ではあったのだが…今度は、こんなメシウマというか、当たり前の“前例”ができた。
(10月30日付 サーチナより)
『ゆうちょ銀行、徴用朝鮮人の郵便貯金の支払いを拒否=韓国
ゆうちょ銀行福岡貯金事務センター(福岡市)が、日本統治時代に強制徴用されたとする朝鮮人労働者の郵便貯金通帳を数万冊保持することについて、同行は29日までに共同通信の取材に、これらの払い戻しは難しいとの認識を示した。複数の韓国メディアが相次いでこれを報じた。
共同通信の報道によると、同行は朝鮮人労働者への預金の払い戻しについて、「一般論として(個人の請求権は消滅したとする1965年の)
日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決
している」
との立場を明らかにした。また通帳の返還については、同行は「所有権を弁護士に相談中で、答えられない」と述べたという。』
・・・まあ、当たり前の話だ。そもそも日本国内においてだって、20年間以上放置してた権利を、ある日突然、“実は自分のモノです”、って言ったって、相手にされない。
ましてや前述“文書”で確認された事項を50年近く経っていきなり請求されても…もっとも、これをややこしくした一端には、日本の曖昧な対応があるにはあるのだが・・・。
その張本人が
柳井俊二、国際海洋法裁判所長。
先頃は、シーレーン上で“
非同盟国”である南トンスルが(第3国に)攻撃されたら、日本は集団的自衛権を以てコレを守る、なんて暴言を吐いてたが、1991年橋竜内閣ではこんなこと言いやがった。
曰く、『(日韓基本条約について)いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではない』なんて言ってしまったから、これ以後トンスルが調子づく。
こういう売国奴が外務相はまだまだ沢山いる。だからこそ私は、(中川先生亡き現在)次の内閣改造で、麻生先生には外務大臣になって欲しいのだ。
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さあ、待たせたな。
いよいよ本題に入ろう。
今回はいつもと趣向を変えて、拙宅での私の威厳に充ち満ちたお話だ。
これを読んだ諸氏には、“家族の絆”を見直し、“美しい国”日本を再び築くための私の努力を、是非汲み取っていただきたいものである。
【つめものがとれた】
最近、古くからの知己に会う機会が多い。
それは時に学生時代の友人と、仕事の関係で取引をすることになったり。
或いは展示会で、嘗て大きな取引をした某社のブースと隣り合わせになり、これもたまたまその応援に来ていた営業課長が、当時の担当者だったり。
また或いは永年の取引先重役葬儀の席で、歴代の弊社関連部門事業部長と出くわしたり。
現役の者、現役を退いた者…改めて時の流れを感じることが多い。
ということは、これは小職も年を重ねたことを意味するのであって、同様に家内も・・・まあ、オバサンと言われる齢に…なんでもない。
それにしても昨今の日本人、(科学技術の進歩とマスゴミのゴリ押しにより)外見については未だ若いままであっても、一方で体内の老化は着々と進行するモノらしい
(別に老化を悪いとは思わんが、ね。美しく年を取りたい、とは思うが)。
例えば年齢と共に歯茎が痩せてゆく、などもその一つのようだ。
先日某シティホテルでランチデザートにサラミス、もといティラミスなるものを食べていたところ…
嫁「ムッ!?」
私「どうしたのだ?ハマーン」
嫁「これは・・・奥歯の・・・」
私「奥歯がどうしたのだ?」
嫁「
詰めものが取れてしまったようだ、少し失敬する」
…中座してトイレに行ってしまった。
私「(生まれて初めて食べたサラミス、いやティラミスが美味しかったので)食べものを粗末にしてはいけない。これは私が食べておくことにしよう」
数分後-
嫁「大儀だったな。さて、続きを…(テーブルの上を見やる)」
当然続きなどなく、そこには
キレイに食べ終えたグラスがひとつ、ぽつんと置いてあるだけである。
嫁「…これは何だ?」
私「…」
嫁「貴様…これは何だと訊いている!」
私「…(丁寧に合掌して)
ごちそうさま」
嫁「(テーブルの上、握りしめた拳が白くなるほどわななきつつ・・・)初めは期待させておいて、最後の最後に私を裏切る!またしても貴様!!」
私「お姉さん、お勘定!」
嫁「…」
-帰り道、エヴォーラS車中で交わされた会話は、無かった・・・。
【田舎者、圧倒される】
その翌日、私は所用で東京にいた。前述取引先重役の葬儀に出席するためだ。
一部上場メーカー主催の葬儀ということもあり、集まったメンバーは錚錚たるものだった。
故人を偲びつつ再会に談笑する紳士たち・・・故人も草葉の陰で微笑んでおられたことと思う。
メンバーもメンバーなら、式場も式場だった。
-ホテルオークラ東京。
ご存じのように、“御三家”のひとつにして、ミシュラン5つ星。
あちこちで聞こえる英会話。
ロビーを走り回るガキンチョもいないし、ジャージ姿のDQNもいない。
ラウンジでお昼ごはんを食べようとして、その料金に愕然…コーヒー一杯で退散。
名古屋のシティホテルくらいで面食らっている私にとって、そこは最早別世界。
式も終わり、早々に立ち去ろうとした、その時-
私の目の前には、
おみやげ屋さん…もとい、ホテルのスーベニアショップが誇らしげに、その威容を見せつけていた。
【Zもとい、青いしばわんこの発動】
突然、強烈な
“思念”が、私の脳髄を突き抜けた。
同時に焔立つが如く、甦る記憶。
まるで憑きものにでも出会ったかのように、私の心は突然、良心の呵責に囚われはじめた。
-先日のサラミス、いやティラミス事件。
あれは、嫁に悪いことをした。
サラミス、いやティラミスを完食できず、小さな拳をプルプル震わせ、ピンク色のオーラを立ち登らせていた嫁-
余談だが、私は成人女性の靴を見ると、心がきゅーっとなる性分の持ち主である。別に某氏のように変態、というわけではなく、これは“こんな小さな足で頑張ってるんだ!”、という愛しさが故の思い、いや想いである。
(初めて嫁の靴を見たときと)同様の想いが、私の全身を震わせていた。
突然の衝動-
(こ、これは・・・)※BGM 『
宇宙を、駆ける』
嫁の声「焦り過ぎよ!だからイケナイの!」
(嫁の声!?)
嫁の声「高級ホテルでは、宿泊料金ににこだわるから、一つの事にこだわるのだ。」
(…どうすればいいのだ!?)
嫁の声「値段がダンチなんだ。そういう時は、どうすればいい?」
独白「俺の身体を、オマエに貸すぞー!!!!!」
嫁の声「
それでいい、しばわんこ!!」
【フンバツしたおみやげ】
帰路、銀座線の車中にて-
独白「大きなお金がついたり消えたりしている…大きい…ハイパーインフレかな?いや、違う。違うな。ハイパーはもっと、バアーッと動くもんな・・・懐が寒いなここ・・・出られないのかな・・・おーい、出してくださいよ・・・ねぇ・・・」
ビスキュイ・サンド¥2,100…プレーン 10枚、ショコラ 10枚。
…買ってしまった。
まるで、誰かに操られるかのように…
【大切なキミだから】
財布のなか、残金は3000円を切っていた。
疲れた足取りで帰宅。
上着を脱ぐ間もなく私は、“それ”を渡した。
私「先日は惨めな思いをさせてしまった。これは私からの懺悔だと思ってほしいものだ。」
嫁、嬉嬉として・・・
嫁「ほう・・・殊勝な心がけではないか…貴様からこのようなプレゼントを受けるとは嬉しい。」
私「
食べちゃダメだよ」
嫁「は!?」
私「だから、
食べちゃだめだって」
嫁「(包みをほどく手を休め)…でも、こ、“こり”はオリへの、プレゼントだよねえ?」
※愚妻は意外な出来事に出くわすと、自分のことを『(ウリではなく)オリ』と呼び、口調も激変する。
私「
そうだよ」
嫁「なら・・・」
再び包みをほどこうとする。
私「
ダメだって!」
嫁「・・・」
私「また
詰めものがとれたらどうするのだ?」
嫁「でも・・・でも“こり”はオリへの、プレゼントなんだよねえ!?」
私「だから、そうだって!」
嫁「な、なら、
オリが食べてもいいんだよねえ…!?」
最早涙目である
私「だから、
ダメだって何度言えばいいんだ?」
嫁「…何でダメなのかな?」
鼻水をすすりながら、切なそうに訴える
私「歯の
詰めものが取れるって、何度言えばわかる?」
しばしの沈黙…嫁の嗚咽だけが、台所に響く。
嫁「…なら、何で買ってきたのかな?…」
私「だからぁ、先日のお詫びにだな…」
嫁「食べられないなら、買ってこなきゃいいんだな!」
最早完全に泣いている
泣きじゃくる彼女を説き伏せるように私は、優しく語りかけた。
私「
神前のお供えも、神様が食べないからと言って怠ることはないだろう?」
嫁「・・・」
くしゃくしゃの顔で、私を見上げる。
私「
(勝ち誇った笑顔で)そういうことだ」
嫁、泣き崩れる。
私達の背後では、柴犬(13歳♀)とぬこ(14歳♀)が、おいしいおやつを何時貰えるのかと、嬉しそうに待ちわびていた。
10月28日未明、拙宅の夜はいつものように更けていく-
【これを我田引水という】
私「これ、
おいしいねえ」
…ほっぺをテカらせながら、喰らう
柴犬♀「(かしゅかしゅかしゅ)」
…無言で喰らう
ぬこ♀「(くしゅくしゅくしゅ)」
…無言で喰らう
嫁「…」
…無言で座っている
私「(もくまくもく)…おいしいねえ」
…ボロボロとこぼしながら、喰らい続ける
柴犬♀「(ゲブッ)…(かしゅかしゅかしゅ)」
…ゲップしつつ、喰らい続ける
ぬこ♀「(ぴしゅぴしゅぴしゅ)…(くしゅくしゅくしゅ)」
…水を飲みながら、喰らい続ける
嫁「あの・・・
こり、少し食べたいんだな・・・」
私「だから(もくまく)、だ~めだって!…(もくまくもく)
歯の詰めものがとれちゃうだろ?」※食べものを口に入れたまま喋ってはいけません
嫁「…で、でもこれ、オリへのプレゼントなんだよねぇ?(涙目)」
私「そうだよ?…(もくまくもく)」
嫁「な、なら、オリも食びたいんだな(鼻水啜る)」
私「(もくまくもく)・・・だから、
歯の詰めものが取れちゃったら、また歯医者行かなきゃならないだろ?(ゲブッ)」
…げっぷがでた
柴犬♀「(ちょぴちょぴちょぴ)…(かしゅかしゅかしゅ)」
…水を飲み、喰らい続ける
ぬこ「(くしゅくしゅくしゅ)…」
…ひたすら喰らい続ける
嫁「・・・それ、
オリへのプレゼントなんだな…!!!!!!(涙目)」
拙宅のオンナ共は、甘いモノが大好きだ。
以上…私は決して間違っていない筈だ。
【追伸】
小職の嫁が(外見上は)若く見えるのはわかった、しかしオマエはどうなのだ?という問いかけもおありだろう。
これについては、自己分析結果を以下に記すと同時に、近況として下記のメールやりとりをご覧いただければ宜しいかと存ずる。
①自己分析結果
A.髪はまだふさふさしているが、白髪が少し出てきた。
B.出されたものは残さず食べられるようになった…ことの後、食卓には草木一本残らぬようになった。まるでイナゴの大群が通り過ぎたかのように。
C.顔面に皺はないかわりに、ほっぺが光沢を放ちはじめた
D.ジーンズのサイズが、若いとき(29inch.身長180cm)よりたくさんたくさん大きくなった
E.ゆるんだ(これはオフ車ゲロアタックをしなくなったためだと思う)
F.みんなに「おおきくなったねえ」と褒められるようになった
G.共通の友人に会う場合、嫁は必ず彼等に、私の昔の写真を見せるようになった。これがネタとなって会話が盛上がることが多い。
…上記を鑑みるに、たくさん
大きくなったとおもう。
②(当件から3日が過ぎた昨夜、夜勤で出かけた嫁とのメールやりとり:原文ママ)
※ごはんは、お小遣いをもらって自分で採取することになっていた。
(30日 22:08着)
嫁>晩ごはんはどうしましたか?
(30日 22:09発)
私>店屋モノの特盛りカレーを食べた。ハンバーグつき。
(30日 22:11着)
嫁>今
『何シテル?』見たら焼き餅がありましたが…あれは何?
※https://minkara.carview.co.jp/userid/712411/nanisiteru/25450457/detail.aspx
(30日 22:13発)
私>あれもたべた
(30日 22:16着)
嫁>(|| ゜Д゜)まさかとは思ったけど…
(30日 22:17発)
私>4まいでがまんした
(30日 22:20着)
嫁>((((;゜Д゜)))!!!
(30日 22:22発)
私>まだたりない
(30日 22:23着)
嫁>ダメだこりゃぁ~♪ヽ(´▽`)/
(30日 22:25発)
私>ホテルオークラのクッキー、おいしそうだねえ。
(30日 22:28着)
嫁>もうやめてぇ~!(。>д<)
(30日 22:32発)
私>…もう遅い
…(以後、通信途絶)
以上