従前にも書かせていただいたが、この人事、実務面では“?”がつく話も多い。
以下、引用はすべて9月25日付 JBPress 『キャロライン・ケネディに駐日大使は務まるのか』より
(キャロラインおばちゃんが推挙された理由)
『オバマ大統領が選挙戦での自分への貢献度の高い人物に大使ポストを与えることはすでに広く知られてきた。どの大統領でもその傾向はあるが、オバマ大統領は特にその度合いが高いのだ。』
『オバマ大統領が外交や政治の未経験者のキャロラインさんを日本駐在の大使に選んだのは、明らかに2008年の大統領選キャンペーンでの彼女の貢献への報奨だと言える。』
まあ米民主の事情は事情として、私としては、このおばちゃんについては、特に東アジアの安全保障についてどこまで“同盟国として”親身に取り組むことができるか、ということに関心を持っているわけだが。
特に大統領の外交力がアレなので・・・私なりに“ケネディ註日大使の”採点票をつくってみた。
100点満点で基準値作るなら、
〈30点〉…南トンスルの更年期オバハンよりはまともな外交能力があること
〈50点〉…生家の名声を上手く利用して、基地問題について日本のマスゴミを上手く丸め込めること
〈70点〉…北半島の坊やを鼻であしらいつつ、無条件で米政府の拉致問題協力を引き出すこと
〈80点〉…“自由と繁栄の弧”に協力し、“龍のトンボ”や“真珠の首飾り”を共に守る助力を惜しまないこと
〈100点〉…第一列島線防衛につき、シナの動きに一歩も引かないこと。間違っても“話し合い”で油田や領土につき、妥協への流れをつくらせないこと
〈100点以上〉…“日本の金融政策がアメリカのQEストップを先延ばしさせ続けている”わけではないことを、きちんと本国に説明し、納得させること。
…こんなところだ。
これで50点以上なら、まあ許す(=あまり過大な期待はしていない)。
で、おばちゃんはこういったことについてどう思ってるかというと…
『(9月19日付 米上院外交委員会公聴会にてキャロラインおばちゃんの声明)
・アメリカがアジアへのリバランス(再均衡)政策を進める中で、日本との同盟関係はアジアの平和、安定、繁栄の基礎であり続ける。
・尖閣諸島問題に関して、アメリカ政府は当事国による平和的な解決と対話を促す。尖閣が日本の施政権下にあり、日米安保条約第5条の適用範囲であることを認める。
・日本の集団的自衛権をめぐる論議は注意深く見守っていきたい。
・父(故ケネディ大統領)は現職の大統領として初の訪日を願っていた。その遺志を継ぎ、日米を結ぶ強固な絆を代表したい。』
…まあ、安全運転かなあ。どっかで聞いた台詞に似てるけど。
本引用の著者、古森 義久氏はこれに噛みついている。
『(過去の註日大使)に比べれば、キャロラインさんはまったくのアマチュアなのである。ケネディ家の過去の名声だけで、どこまで日米関係のダイナミックな動きに対応できるのか。疑問が残って当然だろう。』
米メディアも否定的だ。
『「この人事は日本側ではケネディ・ファンや女性権利拡大論者を喜ばせるかもしれないが、日本がいま(北朝鮮や中国という)周辺諸国との緊迫を高める危険な現状で必要な政治や安保の技量は不足だという批判も米側にある」』(ウォールストリート・ジャーナル)
…なんか、完全に見透かされてるようで恥ずかしい。なんかオバマが「註日大使なんて、“自衛隊の前線にも女性自衛官を!”とか“公務員の管理職の2割は女性に!”ってのにあわせときゃいいんじゃね?」って言ってるように聞こえるww
却ってメディアのほうが真面目に見てるのかも。
更に専門家はどうかというと、もうクソミソ…。
ウィンストン・ロード元国務次官補
『私(ロード氏)はケネディ女史への個人的な好悪の情はないが、この駐日大使の人事は最低だと言わざるをえない。私はオバマ大統領の強い支持者ではあるが、この時期にケネディ女史を米国大使として東京に送ることは卑猥であり、低俗である。
いまは日本の歴史、日米関係の状況、そして米国の対アジア政策全体のいずれを見ても、特に重要であり、デリケートな時期なのだ。だから米国は、特に傑出した経験と資格、専門知識を有し、争点をキメ細かく理解する人物を駐日大使にすることが不可欠である。
オバマ大統領がこの時期にケネディ女史を日本に大使として送ることは日本への侮辱となる。』
…ありゃりゃ…
念のため言っとくと、この古森義久氏、基本的には中立的に正論吐くジャーナリストです。
元毎日記者で、アメリカに対して(闇を暴くこと含め)懐疑的なところはありますが、一方で特にシナ脅威論を早くから打ち出し、NHKの媚中韓報道にも真っ向から異を唱えています。
意図的に優秀な人物を陥れることで、中共や半島に有利な状況をこさえようとするような方ではございません。
その上で…それでも私、大衆迎合・ジェンダー大好きなマスゴミが今回のキャロラインおばちゃんを持ち上げていること、出足としては良し、と思ってます。
何よりトンスルの更年期BBAや大陸頭領のネガティブキャンペーンがアメリカからの逆顰蹙を買っている今、悪夢の民主時代に日米に入った亀裂を気分的に修復する意味から考えても、このおばちゃんが歓迎されていること、マイナスではないと思う。
ただ、着任して3ヶ月経っても、日米同盟を発展させるような言動がなされず、大陸や半島におもねるようなことをやり出したら幻滅なのだけど。
で、我が日本になにかと因縁ふっかけることでしか自国問題のガス抜きできない低脳共はどうしてるかというと…(以下引用は『やまと新聞:ケネディ駐日大使の着任に中韓は苦虫? 韓国紙は独特の論調を展開…』より)
まずシナ
『「月刊中国」の発行人である鳴霞(めいか)氏は「中国メディアは現時点で、日本での報道を淡々と引用しているだけ。ただ、中国共産党首脳部としては日米同盟が強くなっては困るため、ケネディ氏の大使着任を不愉快に思っているはず。中国でもケネディ元大統領は有名なため、うらやましい思いもあるはずだ」と語る。』
…拍子抜けするほど静かです。こっちの動きを見ているのかな?
次に、理性よりも感情が暴走する南トンスルはというと…
『中央日報(電子版)は18日、「国ごとに異なる米国大使、韓日中3カ国に三者三様」という記事で、米国務省関係者の「駐日大使のポストは英国、フランスとともに羨望の対象に挙げられるのが事実」「駐韓大使のポストはまだ中間レベル」との発言を引用し、在米韓国人の「いまや韓国も経済力や国力に見合った重みのある人物を大使に迎えなければならない」という主張を紹介している。』
“いまや韓国も経済力や国力に見合った重みのある人物を大使に迎えなければならない”
…どこまで尊大なんだかwww
君らを評価するのは君らじゃないって、何度言われればわかるのかな?
駐韓大使の人事権、君らにはないんだよ?
困ったなあ…どんなにシリアスな話題でも、コイツら出てくると全部ギャグになっちゃう。
気を取り直して書きます。
私は、つくづく思う。
ケネディおばちゃんには家名を上手く利用して、日米両国の繁栄に尽力してもらいたいものだ、と。
いいんです、現場がわからないなら現場に任せておけば。
そしておばちゃんは、自分にしかできないこと…御父君の威光を振りかざして、東アジアの安定をはかればいい。
それがケネディ家に生まれた“業”というものなのだから。
惜しむらくは、あと20年若くして日本に来て欲しかった。そしてらプリンセス・ダイアナや佳子様と、正面から渡り合えただろうに。いや、佳子様を持ち出すのは失礼か。
いずれにしろ、日本の国土に美人がまた一人増えたのは、よいことだと思う。
【追伸】私は別に熟女好きではない。ただ、素直にキャロラインおばちゃんはキレイな人だと思う。
半島の人造人間共が幾ら若くても、太刀打ちできない魅力はあると思う。