Cedricpさん DDT4ALL  

DDT4ALLはフランスのCedricpさんというハッカーさんが作った、ルノー車のECU内部に用意されている設定オプションを変更出来るPC用ソフトです。
https://github.com/cedricp/ddt4all

要はルノー純正の診断システムを使って出来るのと同様のECUの設定が出来ます。純正の診断システムをみたことないのでたぶんですが(笑)
ECU内部に隠されているオプションを有効にしたり設定を変更したり出来ます。
お金がかかる準備物は1000円～3000円程度で買える市販のOBD2スキャナだけ。あ、クルマの中で使えるPCも必要です(笑)

ソフトの使い方自体は難しくありません。
ただ、設定項目が何百（何千？）とあるのに各項目の内容説明などがあるわけではないので、設定したいことが出来るかどうかも判らない中で項目を探すのが大変。
でもネットで見つけた設定実践例を参考にして設定するだけでも楽しいです(^^
これも情報が英語以外の言語の場合が多くて意外と大変ですが(笑)
ただ、これが設定出来るんだからコレは出来るだろうって思う項目が意外と無かったり(^^;

そんなワケでクルマの新たな楽しみを広げてくれたので星5つ(^^
ほんとは星20くらいつけたい(笑)
2019のベストパーツです(笑)


********使い方********
※DDT4ALLは正規ではない方法でECUの設定を書き換えるため、最悪、クルマに異常をきたし文鎮化するおそれがあります。使用される場合は自己責任でお願いします。

1.OBD2スキャナを入手
使用出来るOBD2スキャナは、オリジナルのELM327 PIC18F25K80チップを搭載したものです。
日本のAmazonではPIC18F25K80使用を明記したものが見つかりませんでした。
僕がDDT4ALLで動作が確認出来た日本のAmazonで買えるものはこちらです。
https://amzn.to/2pfMmiy

現在はPIC18F25K80使用が明記されておりDDT4ALLの開発者さんもテスト済みのこれをAli expressで買って使っています。
https://s.click.aliexpress.com/e/NhCa3aYo


2.インストール
DDT4ALLオリジナル版の公式ページというかGithubはこちらです。
https://github.com/cedricp/ddt4all
Windowsのインストーラー版をダウンロードしインストールしました。MacやLinuxでも使えるみたいです。
オリジナル版を使う場合は、ルノー純正診断ソフトDDT2000のデータベースを入手しないといけないのですが、これの入手はなかなか厄介です。
入手したデータベースの"ecus "ってフォルダまたは"ecu.zip"ってファイルをddt4all.exeと同じフォルダ内に入れればOKです。

データベースが入手出来ない場合は怪しさが倍増しますが、データベースがパッケージされた公式版では無いモディファイ版DDT4ALLも見つかります。
https://renaulthacks.eu/latest-version-of-ddt4all/

僕がDDT4ALLを知ったイタリアンYouTuberさんのDDT4ALL動画の説明文にあるリンクからもデータベースがパッケージされたDDT4ALLをダウンロード出来ますが、おそらく上のモディファイ版と同じものだと思います。
https://youtu.be/66XMgdm-iVo

ちなみに僕はモデファイ版を一旦インストールしてデータベース"ecu.zip"をコピーしてアンインストールし、その後オリジナル版をインストールしてコピーしておいたモデファイ版のデータベースを使うという裏技を使ってます(^^;
僕のメガーヌ4では何故かモデファイ版だとアクセス出来ないECUがあるのでこうしてます。日本のメガーヌ4乗りの方にはこちらがいいかもしれません。


3.使用方法
1)OBD2アダプタをクルマに繋いでクルマのACCをオンにします。
2)OBD2アダプタを事前に接続設定します。
BTならペアリング、Wi-Fiなら接続をしておきます。
3)起動すると接続画面が出るので使用するOBD2アダプタに合ったものを選び、「クルマが文鎮になるリスクを受け入れる」的な英文にチェックを入れてconnected modeを押すと接続します。
3)あとは車種とECUを選んで設定していきます。
実際にDDT4ALLを使ってやったモデファイの手順を整備手帳に上げています。