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スマイリー!の"クロフリさん" [ホンダ フリード]

整備手帳

作業日:2022年1月22日

【解説】バッテリー交換方法について~メモリーバックアップなし&サージ電圧(電流)対策版

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
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2021年にフリードさん(アイドリングストップ機能あり)へ乗り換えました。

一般的にアイドリングストップ機能によるエンジン停止時にはバッテリーのみで電装品を稼働しています。
その後の再始動でもバッテリーの電気が必要なため、アイドリングストップ機能のある車のバッテリーは頻繁に充放電が繰り返される過酷な環境となっています。

さらにMyフリードさんには純正ドラレコを装着しており、その機能のひとつとして『駐車監視録画機能』もあるため特にハードな環境となっています。

そこで歴代の愛車でも長らく使用しており、みんカラ内でも不動の人気を誇るブルーバッテリー『caos』へ1年点検前に交換することにしました!(*´ω`*)

■Panasonic caos
https://minkara.carview.co.jp/userid/723456/car/3050829/11618268/parts.aspx

フリードさん(ガソリンエンジン車)に搭載されているバッテリー品番と今回購入したバッテリーの品番です。
【新車搭載バッテリー品番】
→N-65
【Newバッテリー(caos)品番】
→N-N80/A3

今回の交換によりバッテリーサイズはほぼ変わらずに、性能ランクが『65→80』へと向上します!

新車購入直後に交換をしても良かったのですが、なんだかもったいない気がしたのと、性能の変化を感じたかったので今回のタイミングでの交換となりました(^-^;)
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それでは早速交換していきます!
※ちなみに、今回は『メモリーバックアップはせずに』バッテリー交換を実施しています。

【バッテリー交換方法】
①最初に『サージ電圧(電流)対策』として『スパークキラー』という商品をバッテリーの+-端子へ装着します

■清和工業 スパークキラー
https://minkara.carview.co.jp/userid/723456/car/3050829/11618277/parts.aspx

※バッテリー交換時には『サージ電圧(電流)』対策をしないと大変なことになりかねないので、対策することをオススメします(^-^;)

参考情報として『サージ電圧(電流)』とは何なのか?
について、この整備手帳の最後に解説いたします。
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それでは、次の行程です!

②バッテリーステーを固定しているナットを、10mmのディープソケットなどを使用して緩めて、バッテリーがすぐに外せる状態にします。

※このとき片方のナットの上に、邪魔なプラスチック製のカバーが装着されています。
この部品は、10mmのソケット等を使用して、ナットを外すのと同様に回していけば簡単に外すことができます。
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続いてバッテリーの端子を外していくのですが、以下をしっかりと覚えてから作業をしてください。

【取り外すとき】
★『-端子』を最初に外す
→後から『+端子』を外す
その後、バッテリーを取り出す

【装着するとき】
新しいバッテリーを置いてから
★『+端子』を最初に装着
→後から『-端子』を装着する

繰り返しになりますが、バッテリー交換時の手順は
『-端子』の取り外し で始まり
『-端子』の装着 で終わります
気を付けましょう!

それでは次の作業です。
③10mmのメガネレンチ(コンビネーションレンチなど)を使用し、バッテリーの『-端子』と『+端子』を固定しているナットを緩めます。
※このときには、まだ端子はバッテリーから外さないでください。

④バッテリー端子を『-端子』→『+端子』の順番で外します。
※外れた『+端子』は、残留電気によるショート防止として念のために、タオルでくるんで保護しておきました。
※メモリーバックアップ装置を装着した場合には、
バッテリーを外した後でも『+端子』が金属部品などに接触すると、ショートの危険があります。必ず保護しておいてください。

⑤新しいバッテリーを、今度は『+端子』→『-端子』の順番で接続&固定をします。

※バッテリーへ端子を接続するときには、端子の根本まで、確実に差し込んでから固定してください。
※このときに、LifeWINKを接続しました。

※端子の固定が完了したら『スパークキラー』は外して問題ありません。

⑥最後にバッテリーステーを固定します。
以上で交換自体は完了です!
さくさくっと作業すれば、15~30分くらいで交換できます(* ̄▽ ̄)b

バッテリー交換のついでに、バッテリー寿命判定ユニット『LifeWINK』も一緒に装着しました!
これで安心ですね♪(*´∇`*)
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続いて、ECUで学習保存されている『バッテリー内部抵抗値のリセット』作業をします。

この作業は、バッテリー交換時に『メモリーバックアップ実施の有無に関わらず』必ず実施する必要があります。

この作業を実施しないと『ECUがバッテリーの劣化具合を正しく判断できないために、アイドリングストップしなくなったり、エラーが発生』してしまいます。
なので必ず実施しておきましょう!

【バッテリー内部抵抗値のリセット方法】
※以下の作業をひとつずつ、ゆっくり確実に実施します。
各操作の間は10秒程度開けると良いと思います。

1️⃣電気負荷を全て『OFF』にする。
(オーディオ、ライト、エアコン等を可能な限りOFF)
2️⃣イグニッションを『OFF』にする。
3️⃣『ブレーキを踏まずに』イグニッションスイッチを押して『ACC』状態にする。
4️⃣『ブレーキを踏まずに』イグニッションスイッチを押して『ON』状態にする。
5️⃣『ブレーキを踏んだ状態』でイグニッションスイッチを押して『エンジンを始動』させる。
※そのまま、1分程度アイドリングさせる。
6️⃣イグニッションスイッチを押して『エンジンを停止』させる。
7️⃣『3️⃣~6️⃣』を4回以上繰り返す
8️⃣走行して『正常にアイドリングストップするか』を確認する。

以上でリセット完了です!
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作業自体はそこまで難しいこともなく、ネット通販でバッテリーを購入&自分で作業すれば、ディーラーや車屋にて交換するよりもかなり安く交換をすることができます。

ですが…万が一工具などが+端子と-端子にまたがって接触したりしてしまうと…ショートが発生し、そのまま接触し続けると…最悪工具や周辺部品が溶損したり、自身が怪我をしてしまう可能性があります。

なので必ず安全第一で作業をするようにしましょう!
※作業に不安のある方は、必ず専門店へ依頼して交換してください(^-^;)

ちなみに、外した不要バッテリーの処分については、最寄りのディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店などへ持っていけば基本無料で引き取ってもらえますよー!
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続いて補足情報です。

■補足情報①『メモリーバックアップについて』
今回のバッテリー交換にあたり『メモリーバックアップはせずに』作業を実施しました。

その理由は、メモリーバックアップをしなくても『走行に関わる重要な部分の情報はリセットされない』からです。

もしそうでないと、バッテリー上がりなどでバッテリーがお亡くなりになって、JAFさんなどのお世話になって再始動したときに走れなくなってしまう…ということになるので(^-^;)

詳しくはJAFさんのHPにて解説しているものがありましたので、リンクを貼っておきます。
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-construction/subcategory-battery/faq067

とはいえ、バッテリーを完全に外すことで、走行自体は問題なく実施できますが…
それまでに走行して車が学習していた内容は間違いなくリセットされるので、バッテリー交換後しばらくは燃費が悪くなったりするかもしれません。

また、車によって再設定が必要な項目も異なりますので、不安な方はメモリーバックアップをしてから作業するのをオススメします。

ちなみに、Myフリードさんの場合は以下位かなと思います。
【バッテリー取り外しによるリセット項目】
・平均燃費
※オドメーターの総走行距離や横にある『A』『B』にて記録している走行距離はリセットされません。

あとは感覚的なものでしかないので、気になる場合はディーラーなどで詳しく聞いてみるしかないかなと思います(^-^;)
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■補足情報②『サージ電圧(電流)と対策の必要性について』
今回はバッテリー交換時に『サージ電圧(電流)対策』として『スパークキラー』という商品を使用しました。

『サージ電圧(電流)』とは何かというと、バッテリー交換にともなう端子の脱着や、ブースターケーブルによるジャンプスタート等をするときに、突発的に100V以上の高電圧が発生することがあります。
※ちなみに、オルタネーターで発電して給電している状態で、バッテリー端子を外した場合にも同様に発生します。

『サージ電圧(電流)』自体は目に見えるものではなく、よくあるバチッと火花が出たときに必ず発生しているわけではありません。
サージ電圧が発生して、車の回路内に高電圧が流れると…
回路内の弱い箇所に負担がかかることになります。

対策をしない場合、電装品に何らかのダメージが蓄積して…最悪の場合故障してしまいます。

故障するのが追加用品などであればまだ良いのですが…
車両の制御をしているECUなどが故障してしまうとかなり高額な修理費が発生してしまうことがあります。

なので、JAFさんがバッテリー上がり車両の救援でジャンプスターターを使用する際には、必ず『サージ電圧(電流)対策』の装置を使用して実施されているようです。

自分の知識不足のため今回のバッテリー交換に向けて色々調べていくなかで『サージ電圧(電流)』の危険性というものを知りました(^-^;)

一応最近の車であれば、ある程度の電圧には耐えられる仕組みが組み込まれていると思うのですが、念のため対策をしておくことをオススメします。

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この記事へのコメント

2022年1月23日 9:47
今までリセットが面倒で、エンジンかけっぱなしでやってましたよ😅
時折起こってた「パチッ」ってのがマズいようですね💦自分も調べてみます、ありがとうございました😊
コメントへの返答
2022年1月23日 9:54
私も色々調べる前は、エンジンかけっぱなしでやろうと思ってました(^-^;)

ですが調査をした結果、『リセットされる項目』と『サージ電圧(電流)による故障』を天秤にかけると、考えるまでもなく後者の対策をすることの重要性に気づかされました。

『サージ電圧』や『サージ電流』で調べたら色々な記事が出てきますので、それを読んだら…対策無し状態ではバッテリーを触りたくなくなるかもしれないです(;゜∀゜)

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