もうすぐ2021年も終わりですね。
自分にとってどんな年だったかと言うと、とにかくぶっ壊れまくった年でした~。
年間4戦のスケジュールを組まれたもてぎチャンピオンカップレースも故障と雨に悩まされ
開幕戦 ミッショントラブルで4速無し(頑張って6位)
第2戦 直前のスコールを制して優勝
第3戦 痛恨のスピンでノーポイント
第4戦は......
レース前日の2本しかない特別スポーツ走行の2本目最終周の90度コーナーで追突されリア破損
レース前の微調整を限られた走行枠の中で行い、ようやく想定セットが出来上がった矢先に激しく
追突されて...痛ってぇ。
追突したドライバーによると「行けると思った」そうで、結果行けなかったから追突すると。
何周も同じ動きをしている車を見ていて何故行けると判断したのか、仕掛けて来て側面じゃなく後方に当たって来たのは何故なのか詰め寄りたい気持ちもありましたが、そんな危険なドライバーの近くを走ってしまった自分に怒りですね。
目茶目茶に割れてしまったリアカウルでは走行不可能なのでマーズレーシングファクトリーからレンタル車両のリアカウルをレンタルして持ってきてもらい、リアカウルを外すと...。
リアフレーム割れてるし(泣)
右リアホイールとタイヤ、ハブも×
予想以上に壊れている事態にがっかりしていると諦めない精神のマーズレーシングファクトリーは溶接機を工場へ取りに行き、出来るだけの事はしようと。
限られた設備の中での作業なので不安点はあるけれど深夜に修復完了。
人間はHANSで助かったけれどおでこから左目に内出血でアイシング
まぁ、やるしかない。
予選 天気:雨 路面:WE
T
今年はウェット路面が多いなぁ(笑)
修復個所の車両チェックをしなくてはならず、予選2周はチェック作業と決めてスタート。
チェック完了して(フレームが折れてエンジンが落ちる事も無いだろうと判断)予選アタックに入った
3周目から雨が強くなり必死に走るも結果予選6位。
殆どの車両が2周目にベストタイムを出している事を考えるとチェック作業無しで自分も走りたかったと後悔。
決勝 天気:くもり 路面:WET
シリーズランキングで考えるとチャンピオンは逃したものの完走して表彰台に立てばシリーズ2位のチャンスは残っている。
ちなみにシリーズ2位を決めると賞金7万円がいただけるのでマシン修復代の足しに使える。
開幕戦から修理続きで結局レース年間予算の倍額を超えているの現状からすると何としても7万円♪(笑)
なんとか気持ちを折らないようにモチベーションを上げて行かなきゃ。
6位スタートから表彰台を狙うには...とにかくWET路面に気を付けながら一生懸命走るしかない。
スタート!決まった!しかし先頭集団もハイペース!
滑りやすい路面で何処かに飛びそうなマシンを必死に抑えながら予選4番手の車両に着いて行くのがやっとで、全く余裕が無い状態。
オープニングラップの2コーナーでクラッシュがあったらしくセーフティーカー導入があったらしい。
必死に走っている中で視界に入った3台中2台が急に遅くなった気がして...ん?
次のポストで黄旗SCを確認。
その前のポストはどうだったかと自問するも前方のテールランプしか見ていなく自信が無い。
直前に自分の事を一瞬抜いた車両もあったし、ジャッジがどうなるかわからないけれど何かあればドライブスルーペナルティが出てしまうのか頭を過ぎる。
車両撤去までにSCが2周くらい入っている間はSC明けの事をイメージして時を待つ。
SC明け一気にプッシュしたいと考えるもWET路面で接地感が無くて悩む。
メカさんが100%のマシンを仕上げたなら120%の走りで応えるのが自分の流儀。
SC明けのコントロールラインで1台抜いて1コーナー曲がらなくて幽体離脱しそうになりながらもアクセル踏んでなんとか曲がり、かなりスピードが乗った状態で3コーナー進入でもう1台パスして2位浮上!!
SC明けのように踏むとコース上に留まるのが難しいんじゃないかと言う位にスケートリンク状態。
トップの選手は絶好調で少しづつ離されていく状況での単独走行。
リスクを背負って攻めるのか、シリーズ順位を考えて守りの走りをするのか悩ましいけど自分はシリーズなんか考えずに攻めようと決断。
振り返ればレース前日のエンジンブローやミッションブロー、絶対間に合わないだろう時間での修復作業を徹夜で作業してくれた皆の事を思うと旧型エンジンのボロ車でも持っているポテンシャルを最大限に引き出さなければ失礼だと感じてしまう。
残り3周時点でトップとの差が4.794秒あるけれど諦めない。
残り3周で1.625秒詰めて3.169秒差...届け!
残り2週で0.728秒詰めて2.441秒差...届け!
ファイナル1.066秒詰めて1.375秒差...後ろに8.440秒広げ出し切ったけれど届かなかった。
新旧エンジンの差が出ずらいWET路面でのレースで旧型エンジンの自分がファステスト取れて嬉しい!
これで2位チェッカー、2021シリーズランキング2位で終えることが出来た!
開幕戦から車がぶっ壊れたり、優勝はあっても2019年に次ぐ辛く苦しい2021年が終わった。
最後までメカニックを信じて走れて良かった。(感謝、ありがとうございます)
と、2021年シーズンは簡単に終わらなかった(泣)
表彰台に上ってメディアインタビュー受けて浮かれていたけれどコントロールタワー3階へ呼ばれまして...
SC規定違反により30秒のペナルティーとなりました。
「このSC規定違反を重く受け止め、今後このような事が無い様、安全なレースを致します」
これにより最終順位は30秒加算で6位となりました。
とにかくVITAもV37スカイラインもエアコンもプリンターもFAXも人間もぶっ壊れた(笑)1年でした。
そう言う壊れたものは2021年に置いて行きます。
2022年は何かしら築きたいです(希望)
活動を応援していただける個人・企業様、随時募集しておりますので一報ください。
【2021年度戦績】
もてぎチャンピオンカップレース 2021 第1戦 予選10位 決勝6位
もてぎチャンピオンカップレース 2021 第2戦 予選3位 決勝1位
もてぎチャンピオンカップレース 2021 第3戦 予選7位 決勝15位
もてぎチャンピオンカップレース 2021 第4戦 予選6位 決勝6位
もてぎチャンピオンカップレース 2021 シリーズ4位(23台参戦)
2022年は、減量から行きますか!(誰だ貼ったのw)
チームを含め関わってくれた全ての皆様、1年間どうもありがとうございました!
皆様良いお年を。