2014年11月07日
先回は新型レガシィ‐シリーズをクソミソに罵り、私はそのことを酷く反省して・・・いない。だって、本音だから。しかし、こうも世間から無視されるようになると、状況も変わらざるを得ない。発表されてから日が浅く、また、旧レガシィユーザーの受け皿として用意されたレヴォーグやS4の存在があったとしても、この無関心さはなんだ? 中国では売っていると言うDITターボがあれば話が変わったのか? 先代よりも図体が更にデカくなってオッサン然としても、多分そうだろう。私はレガシィのターボも好きだが、NAだけになった途端にこれだ。そんなところに、我が国のモータージャーナリズムやモーターライフの底の浅さを感じざるを得ない。よって、思想・政治的には自他ともに認める反共保守の私だが、生活レベルでは反体制的、否、天邪鬼的なところがあるので、これからは、新型レガシィシリーズの擁護へと回ろう。
BE/BL・B4を愛車と定めて16年。その世間の評判とは裏腹の不甲斐なさにヤキモキしては罵り、そして、改善のための方策を聞き込むと西へ東へと奔走して来た私。その間浮気心待も働くが、それでもやっぱり、私の中で車とは、唯一レガシィのみ。自分で感じもせずに全てを鵜呑みにして、「抜群の・・・」を連呼する俄か〇○リストとはレガシィへの想い入れが違うのだ。こうも簡単に、レガシィの名を、存在を軽んじることなど赦せませんな。もっとも、その責任の大半はスバルだけどね。売る気が無いんだから。
と言うことで、前置きはそのくらいにする。ディーラーからの誘いはしつこいくらいなのだが、未だに試乗はしていないので正確な評価(偉そうに)は出来ないが、近年発売された車の中では異常と思える位、先代比での飛躍的なボディー剛性の向上には驚きを感じる。曲げ・捩じりで30数%~60数%の向上らしい。こうやって数値で表すなんてスバルとしては珍しいこと。「いなしの技」とか誤魔化すことなく正直になったって言うか、自信の表れなのだろう。でもこれって、レヴォーグやS4の重量増を剛性へと振り向けた件もあるし、先代・先々代路線の否定であると受取っていいのだろうか? 多分そうなのだろう。先代・先々代の剛性に否定的であった見解が正しかったとも言える。ただ、サイズの割にはまだまだ軽量級。
そして最も喜ばしいことは、トーボードと呼ばれるエンジンルームとコクピットの隔壁の鋼板厚をようやく上げてきたことだ。この件はBL/BP型で指摘されていたことだが、トーボードの鋼板は北米仕様の方が厚かったのだ。「静粛性などの改善に効果があるだろう」との文屋さんの質問に、「軽量化云々」とほざいたスバルの技師にはホトホト呆れ返える。この部位の剛性アップは、ただでさえフロントセクションの剛性が出ていないスバル車(webCGでもWRX・STI評で指摘)なので、ハンドリングに好影響を与えたはずだった。更には安全性や静粛性にも! それでもメーカー側の言い分を擁護するユーザーはおそらくバカだろう。トーボードの鋼板厚を上げたところでどれだけの重量となるのだろうか。正常な大半のユーザーは、そんなことをしてまで軽量化を進めることなど望んではいないなずだ。私の中では、この件はスバルへの不信感を増幅させる。
でも、最近のスバルは正直でもあるし、ネガと指摘された部位を出来るだけ潰して造り上げて来た。また、無暗はプレミアム化はせず、我々にも気軽に入手できる価格設定もしてくれた。おっさん臭くもなったが私もおっさんだし、丁度イイちゃあ丁度イイ! ただね、付けなきゃいいだけの話なのだろうけど、やっぱり、シングルの癖にダブル排気口に見せたリヤスカートは貧乏臭くてやめてほしい。
Posted at 2014/11/07 12:41:42 | |
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