


ストラットサスなのにノーマルより細いφ20mmのロッドだわ、ブラケットのネジ切りは浅いわで、激安ZZR車高調を迂闊に買ってしまったことに涙ちょちょ切れの毎日を送っていた。ほんと、クソだこの車高調! それを買った私もクソだ‼ そして、強度面の不安を具体的に指摘すらしないみんカラユーザーは「車高の低さは知〇の低さ。」の格言に当てはまる!
そんな感じだったのだが、本日ようやく重い腰を上げて、仕方なしに嫌々ながらの取り付けとあいなった。買取りショップじゃ2~3万円と言われるし、オークションにて高値で売るのも詐欺のようで良心の呵責がね。
まあ、取り付けと言っても簡単なフロントだけなのだが。タバコ吸い吸い、お茶飲み飲み、ご近所さんとペ~ラペラなんてやっていたら進むわけがない。そして、やっぱクソだは、この車高調! ABSラインをボルト締めしたらステーが簡単にひん曲がりやがった! あ~あ、この分じゃ、走り出したらキコキコ・カタカタ・ガッツガツぅ~。
と思っていたら、家の路地でスプリングを軽くなじませようと数十メートルを行ったり来たりした感じでは到って普通。否、トワイライトブルーオリジナルよりもソフトで上質。「そんな訳ね~よ、スプリングは8Kに変えているし、基本、ばった車高調だもんね!」
なんてどこまでも小馬鹿にしながら、知人の見舞いに鎌倉の病院まで前後ちぐはぐのチンドン屋仕様サスで出掛ける。
「33段なのか、はたまた31段なのか、おかしくね?」 なんて、もうそんな事どうでもいいやってな感じで取り敢えず、ダンパーの減衰は下から7段の柔らかめにセット。そして、表の幹線道路をいざ鎌倉へ。
避けるのも面倒なのでマンホールを踏み、道路と橋の鉄ジョイントも通過。骨材が現れた醜いアスファルトにも出くわす。「へ??? 嘘やろ?」・・・そう、点から面でのダンピングに変化したように巧く吸収してイイ感じなのだ。また、路面とのコンタクトに粘り気、つまり接地感が生じたのも喜ばしいことである。そして、ロードノイズも若干下がり、最も危惧された異音の類は一切聞こえてこない。ステアリングのフリクションも問題なし。ばったもんじゃね~じゃん! カヤバNEW・SRにGT用スプリングのトワイライトオリジナルの方が余程ばったもんじゃん‼ 更に輪を掛けて、純正ノーマルは五円で仕上げたような大グソばったじゃん! 2万キロ走ったってちっともこなれないし、ありゃ、若干フレキシブルなつっかえ棒だよ。
フロントのみの交換で感想もクソもなかろうが、フロントの動きに神経を集中させていた感じでは、なかなかの製品であると断言できる。もっとも、レートアップしたマックススプリングがストロークアップに貢献して質感を高めていることに疑いはない。だって、オリジナルはレートが低すぎるもんね。バンプストロークが20mmほどアップしたBLITZ・MAQSのコラボ、成功‼ (無駄なストロークかも)
鎌倉までの途中、立ち寄ったコンビニで2段ハード側に振ると、若干ではあるが引き締まって直進が安定した。今度は帰路の途中で少しダンパーがタレたのか、ガツンとしたショックはないのだが微振動が増える。よって今度は、4段戻しの柔に。これじゃ8Kスプリングを抑えきれずにピッチングの治まりが悪かろうとの懸念も一蹴して余韻を残さない。リヤのトワイライト謹製の方が問題だわ。異音も出まくりだしね。でも、このちぐはぐチンドン屋仕様も悪くはないね。うん、この単筒ダンパー、なかなかだ。なるほど~。この車高調を評価している人にも一理在りだね。
因みに、車高は1㎝位上がったとさ。ギャハハー! ・・・・・計算に間違いはないのだが、検体が無いのでやってみないと判らない部分もある。もっとも、GT用スプリングで1cm下がり、ここ最近、アッパーマウントのヘタレで更に下がっていたので、実質、完全ノーマルから1cmダウンと考える。バッチリです、これでいいのだ、私は。段差に気を揉むようなこともなければ、錯覚だろうけど、純正形状と同じくらいのストロークがあるように感じるしね。
今日私が思ったのは、タイヤを新調したような感覚、これだね。価格を考えれば満足できる仕上がりですよ。ただし、レートアップのマックススプリングであればね。カヤバNEW・SRを買ってアッパーマウント新調するよりはこっちの方がいいや。なんたって、減衰調整がイイね‼ 異音がまったく出ないってのも不思議。お見逸れしました・・・てか、ロッドφ20㎜のクソ車高調に変わりはないが、クソにも宿る五分の魂。クソ野郎にもクソなりの言い分があるし、100均の六角レンチもなに不自由なく使える。まあ、そんな感じ。といったところで、暫定★五つ!
Posted at 2017/04/07 22:40:42 | |
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