
5月5日が祝日だってことは知っていたが、毎年のことながら、その他は平日の様に捉えていた私。何故なら、ずっと仕事だから。で、浮かれ連休が終わった今日、やっと休み。嫁さんも子供もいないし心地良い開放感を得る。
家族が家から居なくなると何をしようかとソワソワ。昼食代にと嫁さんが1000円くれたが、大の大人捉まえてふざけんな! テメェら連休中に好き勝手やってたくせに!・・・なんてことは穏やかな私に縁は無い。小遣いはギリギリいっぱいなので派手なことはできないし、ささやかな喜びを求める私は取り敢えず洗車しようと近くのシェルへ。家でやればより綺麗になってよいのだが、こうも暑きゃ汗だくで気持ち悪い。いつもの洗車機で十分だ。
スタンドの定員が貸してくれるタオルでざっと吹き上げ、知らぬ間に傷が付いていないかとぐるり一周。すると黒のBPターボに乗ったおばさんが、わりかし詰めて我がB4の横に停める。「このクソ女が! こんなに余裕があるのに詰めて来るんじゃねぇ!」・・・なんてことは大人物の私に縁はない。でも、クソ女だね!・・・とかいった経緯の後は、メンバーボルトが悲鳴を上げる筋力を保つべくトレーニングジムへと向かい、ハードワーカーと化す。
トレーニングを終えると、メインイベントの高速走行へ。近くのインターに向かうまでの国道は轍掘れが酷くノーマルBLでは辛いところ。しかし、すぐるくんやロワアームバー、そしてボルト交換後の我がB4は涼しい顔で真っ直ぐな線を描いて行く。そして入口の表示が現れると、クロスメンバーとサブフレームボルト交換後の高速走行は今日が初なので、否応なしに胸が高鳴る。
先行車がいないので予めマニュアルシフトに変え、ゲートを抜けたらすぐに始まるアクセスループ(緩いヘアピンだけど)路を2速全開。ターボだったら心臓パクパク。でも、2.5NAなので全然平気!
コーナーに差し掛かっても私はアクセルを緩めることなく、INベタで踏み続ける。中盤には80km/hを超すが、ステアリングにはまだ切り込める余力がある。素晴らしい! これがレガシィの真骨頂!! いつものことながら要らぬこと申すが、たかがフレキシブルタワーバーのみで何でもこなせるとホラ吹いて回り、「車と対話をしながらコーナーを」だと? 男レガシィをナメてんじゃねぇぞ!!・・・なんてことは思いません。
散々貶したBEもそうだったなぁ~。レガシィを信じて、ただアクセルを踏みステアリングを切れ! 切って切って切りまくれ!! やばいと思えば構わずブレーキ踏め! 9年前の箱根路にて、現れたコーナーの目測を誤りオーバースピードでセンターラインを割りそうになるも、唐突に踏んだブレーキを残したままINベタで何事もないかのようにBEはクリヤして行った。ヤツはVDCなど女々しいものに頼らずに成し遂げたのだ。そして、その時初めて、シンメトリーAWDが空理空論でない事を知る。そう、私は散々スバル車を貶してはいるが、その半面、その実力を身を持って知っている。ただ、優れた理論を具現化できない中途半端な造りが許せないのだ。
なんて、そんなBEとの良き思い出が頭を掠めつつ3速〇○○km/h越しで合流し、運良く空き空きなので3速そのまま天国へ。
いやぁ~、あのアクセスコーナーは素晴らしかった! GT用スプリングに変え、すぐるくんとロワアームバーを装着した時もイイ感じだったけど、また一段レベルアップしたね。私がレガシィに望むものはこの姿よ! 普段は軽くハンドルに手を添えていればまっすぐ進み、いざコーナーに差し掛かると、ここぞと決めたラインをブレることなくハイペースで保ち続ける。これこそGTの真の姿。
以上。貧乏チューンなので我がB4には大した金額はつぎ込んでいない。大金をつぎ込んでチューニングした人達は笑うかもしれん。だけど、ここまで仕上げられたことは素直に嬉しい。
正直言えば、フロア剛性が低いので高速走行における質感には今も不満が残る。しかし、こればかりは、それこそ無いものねだりでどうしようもない。後はフロントのブッシュを新調し、ダンパーをテネコ・モンローにすればゴールかな。私立中に通う二人の子供には増々カネが掛かって来るしね。もうイイや。 所有したレガシィの出来にはムカついたけど、やっぱ、車弄りは楽しいね!
Posted at 2015/05/08 21:37:58 | |
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