作者:石田スイ
出版社:集英社
「週刊ヤングジャンプ」にて連載。
テーマは・・人間社会に潜む「喰種(グール)」という怪人?を題材に、首都東京都内で繰り広げられるホラーファンタジーモノのようなであり、また、ダークバトルモノのような要素も含む人間ドラマ。。といったらよいのでしょうか。。自分でも何言っているのか、よくわかりません(笑)
とりあえず、手始めに1~3巻までを買ってみました。
とても人気作品のようで、中古本屋何軒か覗きましたが100円で買える本なんて、一冊もありませんでした(笑)
主人公の金木(カネキ)という青年が、肉食系女子「リゼ」(本当に肉食だから困る(笑)との初デートでいきなり襲われ捕食されかけた末、鉄骨の落下事故(初期設定)に巻き込まれ瀕死となるも、彼女の臓器(初期設定)を移植された結果、何処かの少年探偵のようなノリでよろしく「体は喰種」「心は人間」となってしまい、苦悩と恐怖に満ちた異世界へ強制参加。。。な感じで物語が始まりです。
・・正直に言いまして、1~3巻は金木(カネキ)青年の苦しみや辛さがそのまま読者側に伝わるような感じで、読んでいる側も、とても気の毒な気分となり居たたまれない感じにもなってしまいましたが・・(-_-;)まぁ それだけ、お話の作り込みは丁寧でありレベル高く、読み応えのある作品なんだなぁと思います。
・・本当は残酷なモノや、グロテスクな類のモノは相当苦手な自分でありますが、何度か読み返しているちに「喰種」という独特の世界観や、作中所々に散りばめられている様々な謎設定がとても気になってしまい・・気が付けば、4巻~14巻も買い揃えてしまいました。。(笑)
読んでみた感想ですが。。一気読みした自分がいけなかったのかも?しれませんが、一読しただけではイマイチ頭に入ってこない。。といますか、内容は所々わかりませんでした。これは1巻読んだ時からなのですが。。「とりあえず」3読して理解できたかな?な感じ?で更に、2読してやっと「ある程度」理解出来た・・みたいな感じです。
個人的には。。もしかしたらこれは「漫画の形をした小説」なのではないのかな?
「漫画でありながら小説のような・・・?」普段、漫画にあまり興味を示さない人でも、コレなら面白く読めてしまうのかもしれず、その結果、幅広い層で読まれて認知され人気を博してアニメ化や映画化したのかもなぁ。。と想像致しました。これは、あくまで個人的な想像ですよ(笑)
登場人物は本当に多く、今でも全員は覚えきれていません。同時に魅力的な人物もとても多い作品でした…(・。・
とりあえず2人取り上げておきます。
喰種対策局(CCG)
亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)

画像悪く申し訳ありません m(。>(ェ)<。)m
20区を担当している捜査官。初登場時は喰種は全て「悪即斬」とみなすような強硬な態度をとっていましたが、「半喰種」である「金木」と交戦をした辺りから心がどこか変わっていきました。
感覚的には「戦隊シリーズ」なら「レッド」みたいな立ち位置の人物であり。。メタルヒーローモノならば普通に宇宙刑事もこなしてしまいそう。。(笑)
途中。。気が付けば、もしも別作品なら「主人公」をやれてるぞなくらい、正義感と使命感溢れた好青年になっていました。これは劇場版ではありません(笑)
「東京喰種」はアニメ化もされ実写映画化のお話も聞きました。
もしも、これをドラマ化もするならば「東京喰種 喰種対策局(CCG)(仮)」というタイトルでやって欲しいな・・と。そんな気も致します。
荘子は言いました「メディアの違いを理解せよ」と・・多分一言も言ってませんね。荘子(笑)
必ずしも原作通りに・・そのままでやらなくてもよいのでは?と思います。
CCG人間視点で、まるで何処かの刑事ドラマのような雰囲気。主人公は亜門鋼太郎(笑)とても絵になるような気がいたします(^_^)喰種は「悪モノ」扱いではあるが、絶対悪ではなく・・感覚的にはそうガンダムシリーズのような単純に正義と悪が戦っている訳ではないぞ・・的な、そんな描写が好ましいかなと勝手に妄想してみる。。(笑)
・・ただ「フランケンシュタインの恋」のような不気味な演出はある程度控えた方が得策かなと思う(笑)
・・話を戻しますが(笑)「金木」と「亜門鋼太郎」の2人は何かよいです。「喰種」と「人間」 14巻の最終バトルはお互いを認め合いながらも、お互いの立場は理解している為に互いに譲らず、半ば拳で会話しているような感じはとてもよかった。。。のですが、せっかくの「あの」良さ気な雰囲気は引き分けた後から一変してしまい、まるで何もなかったかのような・・しかも最後のあの終わり方は、なんか納得していません。
一応、双方共に死んではいない前提で「続く」という事なのでしょうが。。とても後味の悪い終わり方でした。。。亜門も喰種に・・?(´・ω・`)
有馬 貴将(ありま きしょう)
特等捜査官
腐女子受けするルックスでありながらも、CCG最強の捜査官。 その強さを例えなら対戦格闘ゲームでこのキャラを選択した時点で椅子を蹴り飛ばして相手を睨み付けてくるようなであり、トランプで言えば「ジョーカー」、るろうに剣心の「比古清十郎」みたいな立ち位置だ(笑)
とても人間とは思えないその戦いぶりは「FF7のセフィロス」も思い出しました。
作中最後にカネキは有馬と交戦しましたが、その戦闘力は圧倒的であり、金木はほぼ一方的にやられてしまいました・・生死も不明・・Σ(・∀・;),
・・多分この人純粋な人間ではないのでは?と思います。セフィロスと同じように表面上は英雄。でも実は人造人間のようなものだったとしたら・・?この作品内では「喰種のなにかしろな応用をされた人間」なのかもなと予想。
それとCCG側からしたら「不殺の梟」と「隻眼の梟」が最重要人物でありラスボス的なポジションで描かれていますが・・今後もしかしたら「この人物こそが実はラスボスだったんです!」と言われても、なんの不思議もありません(笑)
ちなみに「隻眼の梟」は読み始めた当初は「あんてぃく」店長芳村だと思っていました。途中2人いるぞというお話となり、もう一人は芳村(喰種)と人間の間に生まれた子供で、喰種組織「アオギリの樹」の幹部の一人包帯グルグル巻きの少女の「エト」だろうか・・と思っておりましたが、その正体がミステリー小説家の「高槻 泉」だったと分かった時はかなり驚きました(笑) まぁこの人も喰種なのでは?と薄々感じてはいました・・・・(^^;)
気になる事を挙げていけばキリがなく、未だ分からない事も多い。ある程度の予想はしておりますが・・・落ち着いたら続編も読もうかな?と思います。
オタ話の連続で今回もとても長文となってしまい、申し訳ありませんでした・・m(_ _"m)ペコリ
Posted at 2017/06/06 20:12:46 | |
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