目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
総走行距離 13,034km
車デビューして17年間、自費購入分としてはスズキの軽一辺倒でやってきた(OEM含む)。
曲がりなりにもたまにレビュー動画を出す身としては、「井の中の蛙だ」と揶揄されることもある。
ただ、それなりに毎回新機軸を試してきており、今回のハスラーはSUVであることとハイブリッドであることがそれだ。
ハイブリッドと言えば、バッテリー交換費用がどうの、水没したら感電するなどなど、今振り返ると確かにデメリットは聞こえてきてはいた。
ただ、スズキの軽は全てマイルドハイブリッド。
エネチャージ時代からのオマケ要素のイメージが強いので、ついその存在を忘れていた。
・・・そんな「弁慶の泣き所」で号泣する羽目になってしまうとは、まさに青天の霹靂。
2
主に渓流沿いの酷林道をテリトリーにしている自分にとって、林道でのトラブルは十分想定内であった。
しかし、それらは転落や落石被害、そして帰路崩落による孤立などである。
水没は想定外だった。
アルト比、最低地上高が向上し、ブレーキLSDの調子もいいので油断していた。
3
事故当日の細かい経緯は添付の動画を見ていただきたい。
今回の床上浸水は、当初単なるスタックアクシデントによる機会損失とロードサービス実費くらいにしか考えていなかった。
蓋を開けてみると、「私、水没大好きです!」と言わんばかりの車内最底部に位置し、10万円もする高額ハイブリッドバッテリーの損失という、お勉強代としては高すぎるものとなってしまった。
尚、オルタネータは意外と高い位置にセットされており、影響は皆無だった。
4
リチウムイオンバッテリーのみが死んだとなれば、ノンハイブリッド車として使えるのかと思ったが、実際は複雑であることを学んだ。
当日帰路、充電警告灯が付き、初回の見積もりから帰宅途中も走行中にACCが切れるなど、電気系統は破綻に近い状態になる。
電装系を何も使わず、スタータバッテリーからの充電を頻繁に加えればなんとか短距離走のみ許される感じだ。
5
2030年までにガソリン車新規販売撤廃を謳い始めた日本。
最終的にどのエネルギーがメインストリームになるのかは不明だが、何らかの形でリチウムバッテリーを搭載する車が殆どとなって行くであろう。
やんちゃ君と、うっかり青空駐車勢(=窓閉め忘れ)はバッテリー水没に注意しましょう。
6
さて、修理の方だが、大事な川のアクティビティ予定が控える中、ほぼ1カ月かかってしまった。
先述の通り念押しで訊いたにもかかわらず、
①走行中に電欠症状が出る状態で車を一旦返されたり、
②バッテリーの納期がより遅れたり、
③実際の交換作業がなかなか終わらなかったり、
④じっくり乾燥したから時間が掛かったという割にはフロアの汚れはそのまま&自車のヒーターかけっぱなしにしただけの乾燥法
など、辛いお勉強期間となった。
(クレームではなく自業自得の愚痴)
7
ヤフオクには、ほぼ同形状で同じ出力の新古バッテリーが2~3万とかでゴロゴロしている。
最初はそれを自分でつけてみようとも思ったのだが、将来的に改造とみなされて保証に支障が出るとか、床上とはいえ水没には違いないのでじっくり診断して欲しいこともありディーラーに依頼した。
もはや後の祭りであるが、結果的には自分で安くチャレンジしてみても良かったと思われる。
ちなみに、見積時にこの点を突っ込んで担当の方に訊いてみたが、「つくとは思うが動作保証は出来ない」とのことであった。
8
費用は見積もり時と同額。
このバッテリー、原価は2~3万じゃないかしらん?
色々な事情があってあそこにしか付けられないんだろうけど、特定の条件がそろうと高確率で壊れてしまう重要部位。
もっと部品代としては安く設定してほしいものだ。
バッテリー代 ¥114,400
工賃 ¥6,050
※ロードサービス1.6万円は保険相殺
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合計 ¥120,450
また、今回は車両保険の使えないっぷりも分かった。
免責金額設定により出し渋るくせに、翌年の等級を下げて回収しようとする。
ええ!全額自腹ですよ_φ( ̄ー ̄ )
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