XJR400Rについては吸排気などのセッティングの確認として、赤男爵のACIDMという測定器でパワーなどの計測をしています。
これまでの測定結果など

11月10日の測定結果
後軸出力:38.6ps
補正値 :40.5ps
最高速 :約235km/h
最大制動力:F64.2kgf、R52.5kgf
・Nojima Fasarm ステン/カーボン(バッフルあり)
・エアクリーナー:パワーフィルター
・PJ:Posh Faith#25
・MJ:パワーフィルター付属品#127.5
・JNクリップ:#3
・リアタイヤ:150/60R17 外径617
・スプロケット:F16/R39(減速比2.4375)
ACIDMはダイノジェットに比べ、測定値がかなり低く出るらしいです(ダイノジェットは高すぎとも言われている様ですが)。
例としてノーマルのCB400SF/SB H-VTEC specⅢにてダイノジェット:53~57ps、この店のACIDMにてモリワキ管付きが補正41.5ps。
更に同店ACIDM実績では旧CB400SF(非VTEC)30ps前後、XJR400は25~30psとのこと。
機械と測定方法の違いとは思いますが、知らずにこの数字だけ見たら、あまりのパワーの低さに打ちのめされます(カタログスペックは53ps)。
ACIDMの測定はあくまで後軸出力。11月10日の測定ではスプロケットの変更により減速比が変わり、かなりのハイギヤード仕様となっています。
ということはリアタイヤ、スプロケットがノーマルだったらどのくらいのパワーなのでしょう?
今回はそんな疑問から、まずはスプロケットの丁数変更(リアのみ39から38へ)で、後軸出力にどの程度の影響が出るのかを検証してみました。
計算上では減速比とパワーは正比例の関係なので、1ps以上落ちるはずです。

後軸出力:36.1ps
補正値 :38.0ps
最高速 :約237km/h
前回に対しリアスプロケットのみを変更(RVFのものを一時的に使用)
・スプロケット:F16/R38(減速比2.375)
実際は2.5psのダウンで、予想より1psちょっと大きく差がでましたが、測定誤差の範囲と思われます。
パワー(ps)=トルク(N・m、kgf・m)×回転数(rpm)
トルク(N・m、kgf・m)=力(N、kgf)×距離(m)
ここでいう距離は半径ですが、スプロケットで考えると丁数の変更は外周長の変化ですが、歯間距離は一定ですのでそのまま半径の変化比率と当てはめられると考えます(違ってたらゴメンナサイ)。
少々乱暴な計算ですが、Rスプロケ39→38は1:0.974で40.5psから39.4ps程度へダウンする予想でした。
これを当てはめてタイヤサイズ、スプロケットがともにノーマルだったら、と計算してみます。
・スプロケット/ノーマル(3.00):変更品(2.4375)=1.2308:1(ハイギヤード)
・リアタイヤ/ノーマル(645):変更品(617)=1.0454:1(ローギヤード)
40.5ps×1.2308÷1.0454=47.68ps
更にバイクの個体差を無視してCB400H-VTECspecⅢでの、ACIDM:ダイノジェットの測定方法の差は41.5ps:55psで1:1.3253。
ダイノジェットで測定したら47.68ps×1.3253で
63.19ps!?
・・・いや、ないな。まぁいいとこ55~60psくらいでしょうね~。
ちょっと夢を見すぎました(^_^;)
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バイクいじり | 日記
Posted at
2012/11/25 00:51:44