目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
クラッチ交換に必要なパーツ
<クラッチ交換>
・プレート、フリクション(1KT-16321-00) ・・・4枚
・プレート、クラッチ(3XJ-16324-01) ・・・5枚
・プレート、フリクション(5DH-16321-00)・・・2枚
・スプリング、コンプレッション(90501-23598)・・・5個
・ガスケット、クランクカバー2(4D3-15461-00)・・・1枚
・バンジョーガスケット M10…2枚
・ケースカバーガスケット M6…2枚
<オイル交換>
・エンジンオイル
・オイルフィルター
・フィルター用Oリング2種
・ドレンボルトガスケットM12
2
車両右側のケースカバーを開けていきます。
オイルを抜く必要があるので、ついでにオイル/フィルター交換もやります。
※オイルを抜きたくない場合、セローを横倒しにして作業する方法もあります。
オイルを抜いたらバンジョーボルトを抜き、クランクケースボルトを抜いていきます。
2カ所はガスケット(M6)付きです。
ボルトの長さがまちまちなので、元の位置を忘れないように。
ブレーキペダルも外して退かしておきます。
3
ケースカバーを外します。
2カ所ダウエルピンがあるのでカバーは横には動きません。
ゴムハンマーでコツコツ叩いてやると張り付いていたカバーが動くので、カパッと外せます。
4
カバー側にガスケットが張り付いてくる事が多いと思います。
パリっと簡単に剥がれればラッキー。年式や年数で剥離性は違うので簡単に剥がれる事を祈ります。
私は8年ぶりに開けましたが、簡単に剥がせました。
ガスケットの当たり面は綺麗に清掃しておきます。
5
クラッチスプリングを外します。
外したスプリングの長さは39.6mm。(使用限界は38.1mm)
6
スプリングを外すとプレート一式を外せます。
7
外したプレート一式。
外したフリクションプレートの厚さは3.0mm。(使用限界は2.8mm)
新品も3.0mmだったので殆ど減ってなかったですね。
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新しいプレート一式。
組み込む順番を間違えないように。
<順番>※見難いですが…
①プレート、フリクション(1KT-16321-00)
③プレート、クラッチ(3XJ-16324-01)
①プレート、フリクション(1KT-16321-00)
③プレート、クラッチ(3XJ-16324-01)
②プレート、フリクション(5DH-16321-00)
③プレート、クラッチ(3XJ-16324-01)
②プレート、フリクション(5DH-16321-00)
③プレート、クラッチ(3XJ-16324-01)
①プレート、フリクション(1KT-16321-00)
③プレート、クラッチ(3XJ-16324-01)
①プレート、フリクション(1KT-16321-00)
フリクションプレート2種はオイルを塗布しておきます。(抜いた廃油でOK)
びちょびちょにする必要はありません。オイルを吸うだけ吸わせてから軽く拭っておけばOK。
9
新しいプレートをセットした状態。
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クラッチ交換と同時に工房きたむら製クラッチスプリングリテーナーを組みます。
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スプリングにこのようにセットします。固定用ボルトとスプリングが遊ぶ(ズレる)のを抑えてくれます。
※スプリングは新品を使用。
付属のワッシャーを使用してクラッチの繋がりの強弱を調整できます。
・ワッシャーなし:純正より強く
・ワッシャー1枚:純正と同じ強さ
・ワッシャー2枚:純正より軽く
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こんな感じで取付け。
スプリングの取付けは8Nmです。
この状態でクラッチレバーを握ってきちんと作動する事を確認しておきましょう。
13
あとは外したものを戻していきます。
・クランクケースボルト:10Nm
※2本はM6ガスケット使用
・バンジョーボルト:20N
※M10ガスケット2枚使用
・ドレンボルト:20Nm
※M12ガスケット使用
ケースを閉じたらブレーキペダルを戻し、フィルター交換とエンジンオイルの投入をします。
エンジンを始動してクラッチの繋がりを調整します。(万一に備えてブレーキが踏める状態で試しましょう)
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プレートが減っていた分はレバー側の調整しろが増えます。
自分好みのポイントに調整してやれば終了です。
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