
9月22日(土)は、昨日の大阪出張からの帰りに京都に泊まっていたので、朝から京都散策することにしました。京都を訪れたのは、中学3年生の修学旅行の時以来、34年ぶりとなります。自分も気がつけば49歳となり、これまで仕事や家族のことを主として生きてきましたが、これからの人生を考えたときにこれからは自分のために時間を使うのも大切だと考えて、今回の京都散策を楽しむことにしました。
さて冒頭の写真ですが京都御所にやってきました。現在の京都御所は1331年に光厳天皇がここで即位をされて以来、1869年に明治維新までの約500年間天皇のお住まいとして使用されたとのことです。この建物は「紫宸殿(ししんでん)」といい、明治、大正、昭和三代の天皇の即位礼がこの建物内で行われたそうです。

「清涼殿(せいりょうでん)」は天皇の日常のお住まいとしての御殿であったが、1590年に御常御殿にお住まいが移ってからは主に儀式の際に使用されたとのことです。

手前が「小御所(こごしょ)」、奥が「御学問所(おがくもんじょ)」です。1867年、御学問所で明治天皇は王政復古の大号令を発せられたそうです。

御学問所の東側には、御池庭(おいけにわ)という池を中心とした庭園が広がっています。

9時の開門時には小雨が降っていましたが、京都御所内を散策中に雨は上がりました。

さて、次に訪れたのは1994年(平成6年)に世界遺産に登録された二条城です。徳川家の栄枯盛衰と見守り、明治維新後は皇室の別邸となり、現在は京都市により管理されている施設です。

先ほどの東大手門から城内に入場し、最初に向かったのは唐門です

現在ではとてもこのような精巧な装飾を施した建造物は作らないのではないでしょうか。

二の丸御殿です。この建物内は撮影禁止でしたので写真はありませんが、1867年に江戸幕府15代将軍徳川慶喜が大政奉還を行った大広間をはじめ、多くの将軍威厳を示す装飾の数々を見ることができました。

本丸御殿です。この建物は1893年(明治26年)に京都御所にあった桂宮御殿を移築したものだそうです。

天守閣跡からの風景です。かつては伏見城から移された五重六階の天守閣があったそうですが、1750年に落雷にて焼失したそうです。

西橋上から天守閣跡を望む。

NHK大河ドラマ西郷どんでも描かれている江戸幕府末期の歴史片鱗に触れることができました。

たくさん歩いてお腹もすいてきたところで、錦市場で昼食にすることに。

佰食屋肉寿司にて、肉寿司定食とビールで腹ごしらえ。

食後に向かったのは東本願寺です。

この御影堂(ごえいどう)は、高さ38m、正面幅76mもある巨大な建築物です。

その後、JR京都駅からも見える京都タワー(展望台)にも登ってみました。地上約100mの景色です。眼下に先ほどの東本願寺が望めます。

京都タワーから降りて京都駅側からタワーを望む。

最後に訪れたのは、こちらも世界文化遺産に登録されている東寺(とうじ)です。

講堂(重要文化財)です。825年に弘法大師よって着工、835年頃に完成しましたが、1486年の戦火で焼失、1491年に再興された建物だそうです。堂内(写真撮影禁止)には、数多くの仏像が安置されています。

金堂(国宝)です。1486年に焼失し、今の堂は豊臣秀頼が再興させ1603年に竣工したものだそうです。こちらの堂内(写真撮影禁止)には薬師如来三尊像が安置されています。

五重塔(国宝)です。826年創建以降落雷などで4回焼失、現在の塔は1644年に徳川家光の寄進によって竣工された高さ55mの日本最古木造塔だそうです。
以上、東寺境内の散策後に、JR京都駅へ戻り新幹線で帰宅の途に。京都はまだ訪問したい所があるので、機会があればまた立ち寄りたいと思います。
Posted at 2018/09/23 18:03:10 | |
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