カーオーディオ修理

CDがローディングされず、エラーになるので修理してみました。

かれこれ20年以上使っているので、買い替えも考えましたが、これと思うモノが見つからないので、ダメ元で直すことにしました。

作業の写真はありませんというか、撮ることができませんでしたが、オーディオ本体を外すのに手探りで作業しないとければならなくて、かなり大変でした。手探りではなかなかボックスレンチをナットにかけることができず、エンドスコープを使いました。この秘密兵器のおかげで、無事ボックスレンチでナットを回すことができました。

エンドスコープを使うのに、スマホを使ったので写真が撮れなかったと言う次第です。

バラしてみて思ったのが、意外と埃が侵入していなかったことです。結構きれいでした。

分解してCDのローディング部分をみたところ、CDを機械内部に押し込むローラーが割れていたので、当初これが原因だと思いました。

ですが原因は別にありました。

ローラー部分を外してみると、中央部分が細く、両脇が太くなっています。最初これの理由がわからなかったのですが、CDを入れる時、中央にまっすぐ入れなくてもこのローラーの形状のおかげでほぼ中央にローディングされる仕組みでした。ローラーが中心で2つに分かれているのは、デファレンシャルギアの代わりで、左右の回転が多少異なってもスムーズにCDを送り込むためのものと言うことがわかりました。

シンプルでよくできてると思います。

結局、ゴムのローラーとシャフトとの摩擦力が弱くなっていることが、CDを送り出す力が不足する原因でした。なので摩擦力をアップするために、シャフトに熱収縮チューブをかぶせて太くして、その圧力で摩擦力をアップすれば直るのではないかと考えました。

ところがシャフト全体が太くなると、摩擦力が強すぎてうまくローディングがうまくいかないことがありました。

なので、シャフト全体を太くするのではなく、端のほうに熱収縮チューブを取り付けて、その長さで摩擦力を調整することにしました。と言うことでうまくいったときの長さがこの写真になります。

後は元通りにオーディオを組み立てて、きちんとCDがローディングされるかどうかテストしました。実は調整のために、何度か試行錯誤していますが、とりあえずうまくいったのでOK牧場✌️です。

と言うことで、いつものHawaiian Podcastの入ったCDを入れて、のんびりした雰囲気でアクセル全開で走れるようになりました😁