やっと腰下分解！（カブ中古エンジン）

いよいよクランクケースを割ります。

ねじを全部ゆるめて、まだ完全に抜かない状態で、凸に貫通ドライバーをあてがいコンコン根気よく叩きます。

あるとき音が変わって、隙間ができてきました。

液体パッキンでがっつりくっついていましたが、なんとか割れました。

で、ねじを抜いていきますが、1本だけ長さが違うのがありました。すでにどこから抜いたか覚えていない。＠＠

はい、やっと割ることができました！

このとき、ミッションの受け側を下にしないと、フリーになったギアセットが抜け落ちて大惨事になります。

ドライブギアシャフト側を下にすると、ギアの落下が防げます。

ギアは3点セットで外して、バラバラにならないようワイヤーを掛けておきました。

この状態でもフォークが抜けると、軸ごとにバラバラになりますので、フォークが刺さっている位置を写真にとって残しておきます。

フォークは当たりもなくきれいな状態です。

異常摩耗もなくきれいなのはいいのですが、2速抜け対策部品ではなく、対策前の先がカーブしたものですね。

対策してあることを期待したのですが、ムダでした。

ギアも異常な摩耗や欠けもなく、きれいな状態です。

と、おもいきや、２速ギアのドグが肩が落ちています。

未対策の4つツメです。この個体も2速抜けに悩んでいたことでしょう。

さて、このエンジンに対策キットを奢るのはいかがなものでしょう？

交換するにしても、どうするか悩ましいところです。

ベアリングのほうは点検したところ、ガタやカジリもなく、どれもスムースに回ります。

交換が必要なベアリングはなさそうです。

あとは、底にこってり溜まったスラッジを洗浄して、、、

合わせ面の液体パッキンを取っていきます。

こってり塗られており、エンジン内部やねじ穴に染み出したものを丁寧に除いていきますが、、、

地味に時間のかかる作業でした。✖✖

あとは、ベアリングやギアにOILを挿しながら、とりあえず仮組します。

OILは空冷Pでおなじみ20W-50の水あめOILを使用しました。

なぜ組んだかというと、、、

今回はベアリングを抜かないから、ケースをサンドブラストできないからです。

このあとケースはワイヤーブラシとスコッチたわしで根気よくきれいにしていきます。

なかなか大変な作業ですが、ベアリングが砂まみれで結局使えない事になるのを考えたら、この方法しかありません。

単純に、ベアリングを抜くのが面倒なだけです。

ちなみに、ヘッドカバー、ヘッド、シリンダーの3点は、先日会社に持って行って、昼休みにブラスターを借りてショットブラストを掛けてきました。

さて、ココまでの作業で、NG部品の洗い出しも終わり、交換が必要な部品が手に入ったら、再組立てに入れる状態になりました。

んんん、問題はこのあとこのエンジンの使い道ですね～～～

とりあえず、最低限の部品交換で組み上げて通勤快速号のエンジンと乗せ換えて、、、

で、外したオリジナルのエンジン（走行1.６万km）のほう、対策部品を使ってOHしますか。。。

とはいえ、今回4.7万kmのエンジンバラしたところで、たかだか1.６万kmのエンジンにOHの必要性はまったく感じませんし。。。

悩みが尽きないのらねこでした。


でわ、今日はこのへんでｂ