本日の作業(カブ中古エンジンOH)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
個数間違いもありましたが、なんとかOHに必要な部品が揃いました。
さっそく作業に取り掛かります。
2
懸案の2速ギアのエンドワッシャーですが、リペアパーツを入れてみたところ、やっぱり入らない。。。
昨晩見つけたフラットな箇所も、軸側には見当たらない。。。
でも、新しいワッシャを芯を合わせてちょうど合う大きさのソケットを当ててハンマーで叩いてみたところ、なんと!!無理グリ入ることが判明!! @@
ああ、結局、ココは無理グリなのね。涙
で、古いワッシャも無理グリこじると抜けてきたwww
なんかいろいろ悩んだのがばからしく思える幕引きに、少々不満。
もっと頭を使う知恵の輪かと期待したのですが。。。拍子抜けしてしまいました。
(写真は作業がやりやすいように、ケースに残したベアリングを利用して、逆向きにギア軸を挿しています。参考にする方は間違えないでくださいね)
3
いま作業中の中古エンジンはOHにとどめることにしたため、リペアー用に準備した2速ギアも対策前の4っドグのもの。
取り外したギアと新品を比べると、涙が出るくらい見事に肩が落ちている。
まったくひどいもんだが、これでも頑なにリコールにしない。あげく、CUB史上初の110㏄であるJA07を黒歴史として歴代CUBファミリーから早々に抹殺する。HONDAってう〇こだな。
CUBに魂入れた本田宗一郎が草葉の陰で泣いているぞ!!
4
2速ギアを新品と交換したら、これまた新品のエンドワッシャーをこんな感じで打ち込みました。
これで苦労した2速ギアの交換も完了して、組み立てに入る準備が整いました。
(重複します。写真は作業がやりやすいように、ケースに残したベアリングを利用して、逆向きにギア軸を挿しています。このままでは組めませんので間違えないでくださいね)
5
合わせ面を脱脂した後、液体パッキンを薄く塗って、、、
キックスタートシャフトと、OILポンプのシャフトを忘れず組み込んだら、、、
苦労して開いたクランクケースもいよいよ閉じるときがきました。
じつは、OILポンプのシャフトは組んだあとからゼネレーター側から挿せると勘違いして、2度目の写真というのは伏せておく。(笑えない)
6
ココまで組んだら、シフトリンケージを取り付けて、シフトペダル代わりにバイスプライヤーを噛ませて、、、
何度も、何度も、1⇒2⇒3⇒4⇒N のシフトチェンジが完璧に作動するかチェックします。
いちばん心配なところでしたが、残念ながらいっぱつでOKでした。
対策前の2速ギアですがHONDAによると、『正しいギア操作』をすると問題ないそうです。交差点の右折で2速抜けして(1速に落ちて強烈エンブレ)後続車に追突されそうになったのも、HONDAに言わせると『まちがったギア操作』の結果らしい。
ま、スペアーエンジンなので『正しい操作』をすれば間違いないということ。
7
次はシリンダーに取っかかります。
スタッド4本立てて、忘れずにパッキン入れて、、、
すこし苦労しましたが、このサイズであればリングコンプレッサーなしで手でピストン挿入できました。
良かったのだけど、位置合わせのカラー2個を忘れていますね。w
結局、この作業も2回やりました。涙
8
続いてヘッド周り。
バルブシールを新しいものに交換しました。
古いものは穴が大きくなって固くなっています。同じ品番の部品とは思えないですね。@@
ここリークすると、いわゆる『オイル上がり』という状態になりマフラーから白煙が出るらしいけど、、、
ううん、カムにもOIL回っていて、ヘッドカバー内にはOILがあるのに、ココがちびっと漏れたからって何かかわるんですかね??
こんだけすぐにスカスカになるような部品が入っているくらいですから、大した影響はなさそう。
9
コンプレッサーでバルブスプリングをつぶしながら、コッターを入れているところです。
コロコロひっくり返って、老眼にはつらい作業でイライラしますね。笑
10
クリーニングしてOIL-UPしたカムシャフトとロッカーアームの取り付けも完了。
きれいになって気持ちいいですねb
11
さて、本日はここまで。
だいぶエンジンの形になってきました。
あとの作業は、、、
・カムチェーン、テンショナー周り
・ゼネレーター
・クラッチ✖2
・タペット調整
くらいですかね?!
やっと先が見えてきた感じです。
GWあたり、オリジナルエンジンと乗せ換えて、休み中にオリジナルエンジンの2速抜け対策部品組み込みができればイイですね。。。
さて、うまく動くかな??
それが一番重要なのですが。。。www
でわ、またb
12
<追記>
5と6の間の追加情報です。
シフトドラムのヒトデに開いている2つの穴は中心からずれています。
つまり、もともと決められた位置にしか取りつかないようになっているのです。
外した後でヒトデの腕が1本1本形が違うこと、腕の一つに『3』の刻印があることに気づき、(やっちまったー!!)外す前に合いマークを付けなかったことを後悔して自暴自棄だったのですが。。。
なんの心配も必要ありませんでした。w
13
で、このヒトデを押し上げるドラムストッパースプリングですが、、、
今回、JA10のものを使いました。
写真下のアームに組んだ状態のものがJA07純正です。
上がJA10のものですが、線径が太くなり(おそらく)強化されているようです。
シフトフィールに不満はなく、あえて踏力を重くするありませんが、もしかしたらストッパーアームの戻りの悪さがシフト抜けの遠因になってるかも?と思い。。。果たして。
14
結局、洗ったけど目開きが乱れているスクリーンも手持ちの新しいものに替えました。
ちょこちょこお宝(手持ち部品)持ち出しで、愛のないエンジンでもそこそこお金かかってますね。涙
15
ドレーンボルトのワッシャーも、なんかわからない変な形のものが付けてあったので、手持ちの普通の形のものに替えました。
これ、なにを転用したのですかね??
つくずく訳の分からない整備を受けてきたかわいそうなエンジンですが、
でもだいじょうぶ。
さいごはのらねこが素人整備で引導を渡してあげますね。www
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