クラッチの分解点検（カブ中古エンジン）

外したクラッチの分解点検もやっておいたので忘れないうちに追加しておきます。

こちらはプライマリーの遠心クラッチです。

Cクリップを外して、プレート3枚を外したところ。

プレートにスラッジが溜まっています。

スプリングを外し、シューをフリーにします。

ダンパーゴムが見えてきました。

激しく変形していたので、手持ちの新品と交換します。

この部品はシューのベース部品のスリットの中に入っていくのですが、もともと径が少し大きいのかもしれません。スリットを差し込むのにかなり抵抗があるので、いったんスリットに押し込まれると以降は自由に回転できず、結果として決まった個所だけが削れてしまうのではないでしょうか？

設計も含めあまり良いクオリティではありません。

シューも十分残っており、あとはクリーニングして再組立てして再利用しましょう。

次はセカンダリーの湿多板クラッチです。

一度に2種類のクラッチをバラせる幸せはCUBならでわ？　ｗｗｗ

こちらはねじ４つ外すだけで簡単にバラバラにできます。

見慣れたクラッチですね。

プレートの厚みはどれも2.10ｍｍでした。

じゅうぶん再利用可能です。

クリーニングだけして、順番を間違えないように組み立てます。

しかし、ハウジングのほうはかなり当たりが出ている。

今回は再使用するが、次回は要交換でしょうね。

ただ、4.7万ｋが正しければ、最低でも６～７万ｋは持つってことでしょう。そう考えるとかなりな高寿命です。

結局、クラッチ周りはダンパーゴム3個の交換だけでリーズナブルに済みそうです。


こんな感じで、外した部品はつど点検、クリーニングをやりながらなので、なかなか作業が進まない。。。という言い訳をしておきます。

でわ、またｂ