
相変わらず、一部ではアーシングが活況なご様子でw
何件か足跡付けさせてもらいましたが。。。
エンジンからバッテリーまでアーシングするのは間違いで、エンジンからボディへアースするのが正しいとか。。。ノイズが減るとか。。。
そんな
アホなw
それは、あなたの期待であって、事実ではないのです。
あなたは、あくまでもそれに片思いしているだけで、彼氏彼女ではないのです!www
AV女優は画面の中だけであって、あなたの恋人は右手なんです!
ふつーに考えれば、わかると思うんだけれどね。
勘違いしているってことが。
オームの法則と抵抗値を求める計算式によりそれはわかるはずなんですけれどねー。
オームの法則ってのは、電圧は電流と抵抗値の掛け算で決まる。
抵抗値は、抵抗率ρに長さを掛けて、断面積で割ったものです。
抵抗率は、材質によって決まります。
鉄よりか、銅やアルミの方が抵抗率が低いのです。
そう、鉄よりかね。
鉄?
NSXでも無い限り、アルミフレームって無いんじゃないの?
バイクはアルミフレームあるかもね。
でも。。。
ふつーに考えて、アースを強化するという観点からみれば、エンジンから直接バッテリーにつないだ方が抵抗値が低いのですよ。
ボディが鉄ならなおさら。
そもそも、アーシングをするということは、簡単に言ってしまえば抵抗値を下げるということ。
抵抗値の高い鉄を介してどうすんだよwwwということです。
長さが同じで断面積も同じなら、上記抵抗値の計算式より、明らかに抵抗値が高くなります。
それに余計なところを迂回させれば、余計抵抗値が高くなりますよね。
いや、馬鹿が計算してわかっててやってるならいいんだけれどさw
それにノイズ。。。
世の中にはダンピング抵抗というものが存在します。
確かに使う条件によってはノイズを低減することが出来ます。
使う条件によってはね。←ここ重要!w
しかし。。。アーシングとは相反するものです。
アーシングというものの目的は、電位の差をなくすのが目的だったはず。
抵抗入れてどうすんだよw
だったら、アース線の途中に抵抗器でも入れたら?w
まあ、アーシングの意味がなくなりますがwww
世の中には凄い人がいるもので、たいていのアーシングケーブルというのは画像にあるような20sqのケーブルを使用するかと思うんです。
それをわざわざ日圧の圧端付けて100sqとかねw
アース線だけ太くしても、純正のプラス配線太くしなきゃ意味ないですよwww
それは、バッテリーのプラスからのケーブルを太くするんじゃなくてねw
全部の配線を太くしないと意味はないですわ。
だってそうでしょ?w
いくら下水管が太くたって、水道から出てくる水が少なきゃロスすることなんて無いんだし。
さて。
相当前置きが長くなりましたが。。。
本題にw
えーっと、たいていのアーシングケーブルは軟銅線に錫メッキがされていると思います。
で、使用する圧端も錫メッキがされていると思います。
でも、世の中には金メッキとかの端子もありますよね。
色気出して金メッキでキンキラ金みたいなw
で、ターミナルにわざわざ金メッキ掛けてみたり。。。
私だったら。。。金なら金として持っておくけれどねw
メッキじゃ価値が出ないしwww
実は、電子基板の設計をしていると、色々と困ったことがおきます。
それが、錫メッキと金メッキの問題。
どれくらいのアーシング信者がそのことを知っているのか。。。
多分、この情報を流すと。。。アーシング信者によっては不安になってくるんじゃないかしら?w
実は、錫メッキと金メッキってのはあまり相性が良くないのです。
最近の電子機器って小さくなっていますよね。
そこで、FFCとかFPCケーブルっていうフィルムみたいなケーブルに端子がついているんですね。
よく、液晶とかHDDでピローンって出てる奴。
あれがトラブルを起こしました。
原因を調べてみると。。。
コネクタ側が金メッキ仕様のコネクタで、ケーブル側の端子が錫メッキ仕様だったんですね。
この状態で使用すると、端子の腐食が起き最悪接続が絶たれます。
また、ウィスカも発生しまして、最悪隣の端子とショートします。
それは、金と錫という異種金属の電位の違いから生まれる一種の電蝕作用なんですね。
そのため、データシートにもその点の注意事項が書いてありますし、代理店にも言われます。
こちらがそのような設定をしていると、勝手に問題の無い組み合わせに置き換わってます。
それだけトラブルが出たということです。
あくまでもそれはミクロの世界と思ったらそういうわけでもありません。
異種の金属が存在すれば、日本という湿度が高い国においては問題になります。
エンジンルームなど温度が高ければなおさら。
アーシングケーブルは、特注しない限りは軟銅線に錫メッキが掛けてあります。
あれに金メッキ端子を圧着すると。。。確実に電蝕やウィスカを発生させます。
まあ、ウィスカならそんなに大きく成長しないので、問題にならないかも知れませんが、電蝕を起こせばそこには抵抗が存在することになります。
最初のうちは良くても。。。そのうち。。。(汗)
さらには、圧端が金メッキではなく錫メッキ仕様であっても、馬鹿みたいにお金を掛けて端子台が金メッキ仕様だったら。。。
圧端以上に圧力が掛かりますから、その進行具合は。。。想像できますよねw
実は抵抗値を下げているつもりで下げていないとかってことになりますw
100歩譲って、金メッキ仕様にして抵抗値が下がったから体感できたとしましょう。
でも、それは最初だけです。
電蝕は確実に進みます。
それで効果が持続するなら、それは最初から効果が無かったというもの。
それに。。。イオン化傾向からいえば、金が一番偉いわけですが。。。
鉄は錫よりも卑な金属です。
その金メッキ端子をどこに付けますか?w
ボディ??
アルミはさらに卑な金属ですよ。
イオン化傾向が高ければ高いほど、溶け出しやすく腐食しやすいのです。
アースで抵抗を下げたつもりが。。。実は錆びさせてたなんてねw
アルミにステンのねじなんて最悪で。
アーシングするのに、ステンのねじなんか使ってたりしてw
少なくとも、色気を出すと色々なところや電位の違う金属を通りますので、お気をつけをw
抵抗値下げてるつもりが、下がってなかったりね。
そもそも、そんなに抵抗値が下がるものではありませんし。
オーダーが違いすぎます。
たとえば、いったい0.0何Ωが半分になったところで、そこで発生する電圧降下がどれくらいおきますか?
銅なんて金よりも抵抗率が低くて、それでもnΩmオーダーですよ。
1mでnΩで、それを断面積で割るんですよ?
1平方mで割れば、1nΩで、1平方㎜でやっと㎜Ωオーダーですからね??
たとえば、私の車のように古くなって銅の錆びたカチカチのアース線で、端子をいつも磨いていないような車なら効果があるでしょう。
それに、這わせておくことで、純正がダメになった時の保険的な意味合いや、後付けの機器を付けて電力を食うので帰路を短くしたいなどならわかります。
それでも、純正状態に戻るだけでそれ以上の効果はありません。
それに、アースを這わすことによってノイズも拾いやすくなります。
プラグコードの傍や一緒に束ねちゃってるのなんて最悪。
アース線にはノイズを取る効果はありません。
逆に拾います。
そこに磁界変化がある限り、往路と帰路が束ねられていない限り(たとえばコイルからプラグコードを通ってそれがすべて同じところを這わせたアース線で帰ってくるという意味。)、ノイズを拾います。
根本的にノイズを減衰させたりするのは、フィルタやフェライトコア、電圧変化減衰用のコンデンサなどはさまないといけません。
ノイズの減衰源にはならないのです。
フェライトコアだって、どうやって選んでます?
あれも、減衰できる周波数帯が決まってるんですよ?
ちゃんとデータシート読んでますか?www
それに、ノイズを減衰させるということは、そこでエネルギーを消費することになります。
ノイズの元を断たなければ、意味はないのです。
話がずれましたが。。。
金メッキは錫メッキとあまり相性がよくありません。
端子を使う際は、ご注意をw
あなたのケーブル混在してませんか?w