
というわけで、アルミのロウ付けに挑戦です。
用意したのは、色々とあるんだけれど。。。
確かにみんな新富士の製品だったかな?
アルミの硬ロウとそれ用のフラックス。
それと。。。
アルミソルダーとそれ用のフラックス。
本番は、アルミの鋳物のサーモカバーにタップを切って、そこに真鍮のボスを入れてロウ付け。
そのため、最終的にはアルミソルダーの方になるのね。
その前に、試しにアルミの削りだしに失敗したブロックで最初のチャレンジ。
フラックスを良く混ぜて滴下して。。。バーナーに点火。。。
硬ロウを溶接手袋で持ちつつ。。。
フラックスを温めて、一度ぶくぶくと泡立った後に溶けて透き通ってくるので、そこに硬ロウを挿す!
で、引っ掻かないといけないので、こすろうと思ったら。。。動いちゃったorz
軽いとダメなのねw
失敗失敗とか思いつつ、バーナーを止めて、様子を見ながら水の中へじゃぼんと。
そう、じゃぼんと。
溶接用の手袋でつかんだら。。。
熱っ!
皮の焼ける臭いと熱さにびっくりして放り出した(汗)
見事に溶接手袋が真っ黒く焦げてるじゃない!www
うーん、素手でなくて良かったorz
軽いとダメだとわかったので、今度は写真のコの字型アルミプレートを置いて、再チャレンジ。
一番上が、アルミの硬ロウ一回目(さっきの手袋焦がしたアルミブロックを入れれば二回目。)
一番下が、アルミソルダーにチャレンジして失敗し、穴を開けたもの。
で、真ん中が上手くいったアルミソルダー。
フラックスを垂らして。。。そこをバーナーで炙って。。。透き通ったらちょっと放して硬ロウで引っ掻く!w
おっ!
この感覚と見えてる情景は、ハンダ付けのあの感覚www
何度かごしごしした結果が一番上ね。
火力が強いのか、ちょっと板がゆがんだ(板厚は2㎜かな。)けれど、意外としょっぱなにしては上手く溶けた?
水にじゃぼん(取説ではお湯。)して、真鍮ブラシでこすると。。。
なんか上手く溶けたみたい♪
ただ、裏側に亀裂が(^^;
おそらく熱しすぎなんでしょう、きっと。
じゃあ、温度が低いアルミソルダーにチャレンジ。
フラックスを塗って。。。って、えっ!?
硬ロウのフラックスに比べて粘性がないので、つつーっと流れてしまう。。。
じゃあ、バーナーで炙りつつ。。。あれぇ!?上手く透明にならないなぁ。。。
アルミソルダーで引っ掻くも。。。上手くいかない。。。
結局フラックスは蒸発して白くなってしまい、板は盛大にゆがんで溶けて。。。穴が開いたwww
うーん、なんで上手くいかないんだろう?
硬ロウのフラックスだと、粘性があるしその場に留まって透明になってくれるから良かったんだけれども、アルミソルダーのフラックスだと、熱した傍から広がっちゃう。。。
よくかき混ぜたんだけれどなぁ。。。
もう一度、チャレンジ。
その結果が真ん中ね。
フラックスを塗って。。。バーナーで用心深く温めつつ。。。今度はハンダ付けみたいに溶け始めたらそのまますーっとアルミソルダーを挿し込んでいった。
するすると溶けるアルミソルダー。
おっ。意外と上手くいくじゃん。
硬ロウは、フラックスを強めに温めても大丈夫だったし、フラックスの変化もゆっくり(とはいえ早いけれど。)で、硬ロウで引っ掻いていくとそのうち溶けてって感じだけれど。。。
ソルダーはフラックスの変化が早くて。。。かつソルダーの融点も低いので、引っ掻くというよりは、ハンダ付けみたいに溶かしていく感じかな。
温度が低いから、板のゆがみも少ないし。
硬ロウで同じ方法をすると。。。最初の引っ掻きが足らないかな。
ソルダーほどすーっと溶けていかないので引っ掻きの回数を多くして上手いことやればなんとかなるね。
失敗しても、バーナーで炙りつつ後から引っ掻くと修正できるのは硬ロウの方ですね。
ソルダーだと掻き出す間に、ソルダーが溶けちゃうw
と、意外と簡単ジャン?なんて思って、いきなり本番へwww
アルミの鋳物のサーモカーバーに1/4PTを切って。。。そこに1/8PTと1/4PTの変換ボスをねじ込んで。。。
フラックスを大量に付けて、いざアルミソルダーで!
見事失敗ですorz
事前の調査では、真鍮の融点?が900℃で。。。アルミの融点が600℃とのことだったので。。。
真鍮をメインにバーナーで炙りつつ。。。ソルダーを挿すと。。。
真鍮にはくっつくけれど、アルミにはくっつかない。
やばい(汗)アルミの鋳物の方が先に溶けてしまうとびくびくしながらやってましたが、ソルダーが溶けるものの、アルミ側にのらない。。。
うーん、何でだろう?
(・_・?)
そのうち、真鍮の色が変わり始めると。。。真鍮には溶け込むけれど、アルミの方はダマになっちゃう。。。
あっ!
もしかして、鋳物でサイズが大きいからバーナーの火力不足??
鋳物を溶かすくらいまでと思って、バーナーを強くして鋳物側をメインに温めるも。。。
溶けてかなーい!
鋳物そのものも溶けないし。
ガンガン温めると、フラックスはダメになっちゃうわ、ソルダーは熱に負けて解けちゃうわで。。。
全て、ソルダーを使い切りましたwwwwww
見事にブサイクに失敗orz
幸いなことに、くっついてはいなかったので、なんとかメガネレンチで引っ掛けてボスを除去できたのと、鋳物本体は溶けなかったので、ある意味まだチャンスはありますw
もちろん、何度か溶接手袋していてもやけどする位に熱くなっていましたが。。。。無理でした。
これじゃあ、溶けんわねー。。。
バーナーが火力不足となると。。。どうしよーもない。
かといって火力強すぎても、鋳物溶けちゃうし。(新品で買うと確か5,000円位する。)
今回失敗したりしましたが。。。ひとつ勉強になりましたw
熱容量が低ければ、硬ロウでも大丈夫そうだし、意外と間単に行きます。
あと、水平が一番楽ね。
今回のような熱容量の大きいものだと。。。失敗しますwww
アルミソルダーとの温度バランスが合ってないのが良くないですね。
上手く、鋳物が温められるくらいの装置があればよいのですけれどね。
また、パイプ上なので、ソルダーが溶けてもパイプ側にくっつかないと。。。全て下に垂れますw
見事に、垂らして耐火煉瓦やセラミックボードにアルミの塊をくっつけてしまいましたwww
さあ、どうしようかなぁ。。。
ロウ付け前提で、タップも深めに切っちゃったし。。。
バルクァテープ巻いて留めても良いんだけれど、ちとタップ部の強度が心配だし。。。
何か、鋳物を上手く温められるものがあれば良いんだけれどなぁ。。。